「詰将棋つくってみた」で気になっていること。
- 毎月1日に解答募集
- 2日に課題発表
- 16日解答締切
- 17日(作品が多いときは18日も)正解発表
- 18日(か19日)に選評発表
- 月末作品投稿締切
という日程で毎月やっている。
1日に解答募集というのはパラや将棋世界も被るから解答者への負担になりそうだが、かといってどこに動かしても結局は大差ないように思える。これは仕方ない。
正解発表は解答者向けのエントリー。(短評を投稿者は楽しみにしているから投稿者向けでもあるか)
選評発表は投稿者向けのエントリーだ。
気になっているのは正解発表の内容だ。
webのよい所はレスポンスの速さだと思うので、解答締切の翌日という日程は動かしたくない。
しかし、曜日によっては非常に忙しいので
- 図面
- 作意手順
- 短評
- 動く将棋盤
だけで構成している。
解答成績などもあるので時間がない。
なにが足りないのかというと作品の解説だ。
特に手順の解説。
Judgeは作品全体を評する仕事だから投稿者向けの文章になる。
解かなかった人、解けなかった人のための文章が足りないのだ。
当初は特に手順の解説が必要な作品は集まらないだろうとみていたのだが、最近は例えば課題4の第16問kisy作のように作意手順を並べただけでは理解が難しい作品も現れるようになってきた。
そこで、「そのうち小冊子にまとめるときに解説は書き加えよう」と考えていたのだが……「そのうち」って一体何時になるのだろう。
解説いらずの短評をいつも寄せてくれる池田さんが毎回解答をくれたら助かるんだけど…人頼みはいけませんな。
“余裕のあるときに準備を進めておく”というのが世間一般では「正解」なんだろうけど、60年以上つきあってきたこのオイラの場合はまずできない相談だということが分かる。
え?こんな文章をダラダラ書いてる暇があったら、解説を書けばいいだろですって?
そんな正論では人の心を動かすことはできません。教員という仕事をやってみればわかります。(いや誰だってわかるか?)
いや、待てよ。
そう思い込んでいるのは長年の教員生活の所為かもしれない。
なにしろ教員という仕事はナマモノとのつき合いが多いので予定通りに仕事が進行するということがない。
いつ生徒同士のトラブル・生徒と親のトラブル・生徒と教員のトラブル・生徒と社会のトラブル・教員同士のトラブル・教員と生徒の親とのトラブルが起こり、その対応にごっそり時間がもっていかれるかわからない。
何時だったかこれからプリントを印刷したらやっと帰れるというタイミングで警察から電話がかかってきて「生徒を保護したが保護者と連絡が取れないので代わりに引き取りに来てくれないか」。それを片付けて戻ったら印刷機が故障。どうしても明日必要なプリントだったので、近隣の小学校の印刷機を借りてなんとかなったなんてこともあったっけ。(小学校も結構深夜まで仕事している)
でも、昨年そういう仕事からは引退した。
もちろん今も生活費を稼ぐために中学校で教える仕事をしているが、担当する授業をすればそれだけで帰れる。部活動の指導もない。行事の計画や準備もない。(自分で起こさなければ)トラブル対応もない。
今だったら、もう少し計画的な人間になれるのかな。
ちょっと試してみよう。