詰将棋創作チョー入門(26) 第3回三手詰祭:結果発表(前編)

三手詰祭です。
今回の縛りは「初手に小駒を捨てる」でした。

まだ解いていない方はこちらから。三手詰祭3.pdf

第1問 風みどり

正解 18銀、同玉、29金まで3手詰

初手に27銀打もしくは29銀とすると26桂が働いてきて詰まなくなるのがミソ。★

 ぎょうざパン 基本の詰め方ですが好きです。
 占魚亭 持駒が金香ではなくて金銀なのがミソですね。
 まつきち 歩で良いところ銀にして紛れが増加するとともに捨駒の味もグッと向上。

第2問 風みどり

正解 14銀、同玉、24龍まで3手詰

24銀だと14玉で銀が邪魔になって24龍とできないのがミソ。

 negitarou 2手目・同馬の手順が好きです。
 まつきち 打つ手では表現できない味の良さ。
 占魚亭 玉を一段上げて待望の龍引きを実現。

第3問 松田圭市

正解 13香、同玉、23角成まで3手詰

11玉とされると21銀の守りが利いてくる。21銀を壁駒にする13香が玉を逃がさない決め手。

 占魚亭 玉を一段上げて待望の角成を実現。
 まつきち 味の良い短打。22桂が一石二鳥の配置か。

第4問 negitarou

正解 47歩、同玉、49香まで3手詰

まさに一歩千金を感じる47歩。★★★

 negitarou 自作(逆五芒星)
 高橋美鈴 47歩は逃げられない
 松崎一郎 38香に一瞬考え込む。
 まつきち 初手は歩以外の駒を捨てたい。
 占魚亭 玉を一段上げて合駒を無駄合に。
 ぎょうざパン 面白いバランスの詰上がりですね。
 藤田卓志 そこはかとない気品の漂う、49香が絶品です。
 羽根布団  2手目も釣られて近くに打ちたくなりそうです
 空貴人 直接王手をかけていない飛車による合い利かずは、珍しいのでは(第40番も同様,無駄合いの一種と考えてよい?)

第5問 風みどり

正解 66桂、同金、55金まで3手詰

詰将棋の原点「金頭桂の手筋」46桂とも打てるようにしたのがミソ。

 まつきち 金頭桂!
 占魚亭 基本の金頭桂を決める。
 高橋美鈴 66桂がいい仕事している

第6問 松田圭市

正解 14歩、同玉、24角成まで3手詰

24角成、同歩、14歩でも詰みだが、これは「打歩詰の禁」。

 占魚亭 24角成を先に指すと打歩詰。
 高橋美鈴 馬筋に誘う歩うち、24角成が成立する
 まつきち この詰上りも表現次第で面白くなる。初手は歩以外の駒を捨てたい。

第7問 風みどり

正解 24金、同玉、25金まで3手詰

24が飛角の焦点。これが「焦点への捨駒」。★

 高橋美鈴 焦点の金
 占魚亭 焦点に捨てて応手を問う。
 まつきち 25金打の紛れはなくなるが、35金は持駒にしたい。
 negitarou 初手・金捨てが気持ちの良い手ですね。2手目は「同飛」が作意と予想しました。

第8問 風みどり

正解 39銀、同玉、48龍まで3手詰

27龍だと39玉と逃げられ馬の守りが利いてくる。これが「逃げ道に先着」の手筋。★

 negitarou 準飛角図式ですね。
 羽根布団 最初13かな?って思いました
 占魚亭 取る駒の違いで龍の動きが変化。
 まつきち 39銀は一目でも気持の良い一打。
 ぎょうざパン 玉を引っ張り込む銀捨てが良いです。

第9問 風みどり

正解 23金、同飛、47角まで3手詰

最終手も限定移動で少しでもポイントを稼ごうという手筋(?)。★★★

 占魚亭 角の盾。
 松崎一郎 二枚の飛車を通せんぼ。
 空貴人 57飛に一瞬肝を冷やした。
 まつきち 最終手の限定移動もいい感じ。
 negitarou 3手目(角を動かして、香車を守る)の感触が好きです。
 高橋美鈴 23の退路封鎖と、飛車の横効きを止める開き王手が巧妙

第10問 風みどり

正解 39金、同玉、44香まで3手詰

最終手も限定移動で少しでもポイントを稼ごうという手筋(?)。★

 占魚亭 香の盾。
 高橋美鈴 詰み筋に寄せる金打ち
 羽根布団 最初開きたくなりそうでした
 negitarou 玉を引き寄せてからの、開き王手!
 まつきち 9番の系譜。一時期大流行?6×6のキッズルームではなかなかお目にかかれない(笑)

第11問 風みどり

正解 19銀、同玉、21香成まで3手詰

最終手も限定移動で少しでもポイントを稼ごうという手筋(?)。★

 占魚亭 香の盾Part2。
 まつきち 10番に続く香の限定移動。これはもう少し盤面縮小が可能(笑)
 高橋美鈴 角筋に誘う銀打ちと飛車の横ききを止める開き王手。いい感じです。

第12問 風みどり

正解 24桂、同角、23金まで3手詰

24が飛角の焦点。「焦点の捨駒」の手筋。

 高橋美鈴 焦点の桂
 占魚亭 取る駒の違いで金の打ち場所が変化。
 まつきち 焦点の桂捨て。ぱっと見13馬の筋かと思ったので拍子抜け。

第13問 松田圭市

正解 22金、同玉、12金まで3手詰

第7問を90度回転した構図。★

 高橋美鈴 焦点の金
 まつきち 焦点の金捨て。
 ぎょうざパン 焦点の捨て駒が気持ち良い。
 占魚亭 取る駒の違いで金の打ち場所が変化Part2。
 negitarou 焦点への金捨て!、2手目は「同飛」が作意と予想しました。

第14問 松田圭市

正解 13香不成、同玉、14飛まで3手詰

初手敵陣に入ったからと手拍子で13香成とすると、21玉で逃げられる。★

 ぎょうざパン 成ってはいけない!
 negitarou 初手は「不成」が肝要。
 占魚亭 21玉に備えて成らない。
 藤田卓志 成りたいのに成らない、13香不成に妙味を感じました。
 まつきち 成ると詰まない。駒取りでしか表現できないので3手では損な筋。伊藤果作(『現代詰将棋短編名作選』58番)を想起。

第15問 negitarou

正解 11桂成、同玉、23桂不成まで3手詰

1枚の桂馬は成、もう1枚は不成。

 ぎょうざパン 絶対に両手を掛ける!
 占魚亭 両王手。取る駒の違いで成・生が変化。
 まつきち 桂香のバッテリーが強力。変化を味わう一局。

第16問 風みどり

正解 14銀成、同玉、26王まで3手詰

27王、16合、同香、同角、14銀成は先に王さんが取られるので失敗というのがミソ。★★★★

 まつきち 双方の玉が動くのが良い。
 negitarou 2手目、同玉の手順が好きです。
 空貴人 開き王手をかけながら、力強く玉が玉に近づく
 占魚亭 開き王手。取る駒の違いで王の移動場所が変化。

第17問 松田圭市

正解 23香、同桂、42飛成まで3手詰

43角に桂香の2枚が当っている。如何に43角の利きで止めを刺すかという問題。両王手含みで間駒の効かない23香が鋭い。

 占魚亭 飛の盾。
 まつきち 13銀が好配置。
 negitarou 3手目の感触が好きです。
 ぎょうざパン 桂を逆に跳ねさせる香打ち。

第18問 シナトラ b)玉方58銀

正解
a) 58銀、同金、47飛まで3手詰
b) 48銀、同桂成、46馬まで3手詰

58銀の有無で飛車までの詰上り|馬までの詰上りが変化する。★★★

作者 Grimshaw回避もどき。この配置で成立したのでまずまず。

グリムショウとは線駒の「焦点への捨駒」のこと?

 羽根布団 敵の打ちたいところに打つと別の形になるのですね!
 negitarou 飛車が活躍する手順と、馬が活躍する手順が楽しめる。
 占魚亭 退路封鎖。b)は銀の打ち場所がほぼ確定しているのが痛い所。
 まつきち 銀の打場所が5ヶ所あるのが良い。67に逃げ道を作っておいてすっと引く最終手の感触も良好。a)の方が良く出来ています。ツインにしては対比の妙味が薄いと感じました。


第19問 風みどり

正解 25香、同飛、34金まで3手詰

25が飛角の焦点。今度は香を捨てる。

 高橋美鈴 焦点の香
 まつきち 焦点の香捨て。
 negitarou 2手目は「同角」が作意と予想しました。
 占魚亭 取る駒の違いで金の打ち場所が変化Part3。

第20問 松田圭市

正解 23香成、同玉、24馬まで3手詰

これはなにが狙いかわからない。配置も32歩・33香とする意味が汲み取れない。(32香で良さそう)

 占魚亭 馬取り阻止の両王手。
 高橋美鈴 初形の歩がいかにもという感じ。
 まつきち いささか芸がないように思えます。たとえば、受け方22歩→攻め方21とにするとか。

第21問 松田圭市

正解 13銀成、同玉、35馬まで3手詰

銀の開き王手が成|不成を含めて8通り。正解を一つに絞る鍵は33玉のときにどう詰ますかということ。★★★★★

 高橋美鈴 初手13銀成が妙手
 占魚亭 初手の選択が全て。
 松澤成俊 ふんわりと成るのが好手
 ぎょうざパン 両王手をかけたくなりますね。
 羽根布団 両王手すると逃げられちゃうんですね
 空貴人 初手13銀不成としたくなるが、詰まない
 negitarou 初手は「不成」がちらついて、しばらく悩む。
 まつきち 思わず両王手をかけたくなるだけに初手は好手。

第22問 negitarou

正解 43桂成、同玉、53飛成まで3手詰

23飛の力を発揮させないように63でなく、43に誘う。★

 松崎一郎 初手フリーズ
 まつきち 初手はいい感じ。
 高橋美鈴 相手の飛車の効きを止める桂
 占魚亭 43と63、どちらに成るか。

今夜はここまで!続きは明日!

「詰将棋創作チョー入門(26) 第3回三手詰祭:結果発表(前編)」への1件のフィードバック

  1. 風みどり様、今回もたくさんの解説お疲れ様でした。
    さて今回、短評欄で作意の予想をしてみたところですが、軒並み外れております。(汗)

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