三手詰が一挙61題！贅沢に遊んでいただけたでしょうか？
まだ解いていない方は下のリンクからどうぞ!

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解答を送ってくださった方は11名。ありがとうございます！

第1問　松θ拓矢

正解 23飛成、11玉、33馬まで3手詰

捨駒のない三手詰。
作者の狙いは……
作者　馬によるすかし詰め（３手）の最小駒数が狙い。
案外紛れたようで星も1つ獲得しました。★

　占魚亭　どこで飛を成るか。
　keima82　最小駒数で条件を達成。
　松崎一郎　超省エネ型で竜馬がゆく。
　奥鳥羽生　さてどっち　馬ではアイに　阻まれる
　まつきち　この形で余詰もなく手順限定できているのは、ある意味なかなかのもの。

第2問　松θ拓矢

正解 19金、同玉、17飛まで3手詰

作者　詰上がり両王手（３手）の最小駒数が狙い。
空気ラボさんの同一作検索ではヒットしないのですが、これは詳しく調べると指摘が来るかもしれませんね。
指摘がなければ両王手のミニマム表現として歴史に残るかもしれません(^^)。

　keima82　これはひと目。
　高橋美鈴　詰め筋に誘う金
　占魚亭　両王手狙い。基本手順。
　奥鳥羽生　金エサで　どうぞこちらへ　誘い込む
　まつきち　両王手は超短篇の花形。持駒を変えれば別バージョンを楽しめる？

第3問　negitarou

正解 34飛成、15玉、11龍まで3手詰

捨駒のない三手詰。龍寄や桂成が見える所で、ボンヤリと飛車が成って王手が正解です。
とにかく25桂に紐をつけるのが最重要案件でした。

　高橋美鈴　合い効かず
　占魚亭　桂を取らせない。
　奥鳥羽生　合駒を　されそで不安　横王手
　keima82　結果的には詰む将棋だが、逆に解きにくかった。
　まつきち　初手11龍を焦ると失敗。でも捨駒は欲しかった？

第4問　negitarou

正解 41金、同玉、21飛成まで3手詰

馬を捨てるわけにはいかないから41金しか王手は見えません。でも星2つをゲット。★★

　占魚亭　金消去。
　keima82　選択肢がない。
　高橋美鈴　詰め筋に誘う金
　まつきち　置駒を捌く感触を味わう。
　奥鳥羽生　怪しげな　すり寄る金に　誘われて
　ぎょうざパン　「６１へ逃げられる」と思ったら６４飛で捕まっていた
　空貴人　駒が少ないので不安になる詰上がり。北浜先生の『脳トレ5手詰』第1問と同じくらい苦手。詰ませた感じがどうも感じられない。
　negitarou　自作。別案（攻方・３一金を消去、攻方・２三角を設置）と悩みましたが、投稿図としました。

う～ん異見はあるでしょうが、私だったら41金の図を採りますね。

この作品から思いついた7手詰です。オマケとして考えてみてください。

第5問　negitarou

正解 54銀成、65玉、47馬まで3手詰

面積10の正方形。綺麗な初形です。
紛れはさほどありませんが、三手詰ですから数秒持てばOKと考えます。
馬で貫く詰上がりも詰将棋らしいです。★★★

　まつきち　詰上りが面白い。
　占魚亭　65地点へ誘導。
　ぎょうざパン　最終手が見えづらい
　negitarou　自作（傾いた正方形）
　keima82　形も初手の意外性も良し。
　奥鳥羽生　形手順　共に清楚な　浮遊感
　川石隆志　ねじを回してきゅっと締める感じ。

第6問　松θ拓矢

正解 23桂、同飛、33馬まで3手詰

両王手をかける気満々のバッテリーがいます。23桂で道を空けて予定通りの両王手。
2手目12玉の変化、初手33馬の紛れもあり、飛角図式という付加価値もつけて巧くできています。★★

　keima82　こじ開けてから。
　奥鳥羽生　先に桂　変化持たせて　馬は石
　まつきち　12玉には24馬が味の良い手。
　高橋美鈴　初手が両王手をかけるスキを作る
　negitarou　両王手が作意だと思いますが、２手目・１二玉の手順も好きです。
　占魚亭　両王手狙い（パート２）。受方飛を桂で釣って22地点を空ける。

第7問　negitarou

正解 11飛、同玉、23桂不成まで3手詰

本図も同一図がありそうですがヒットしません。（と金を金や飛にしても）
同一手順は近将と将世で各1作ヒットしました。初心者向けの講座の例題でしょう。
本コーナーはチョー初心者向けの企画ですので、同一図がなければ基本的にOKです。（改竄はダメ）

　高橋美鈴　初手が両王手を誘う
　keima82　と金でなくても良いと思います。
　奥鳥羽生　と金には　惑わされずに　触らずに
　占魚亭　両王手狙い（パート３）。尻に大砲一発。
　まつきち　定番の小駒による両王手。と金は苦心の産物か。

作者は初形を軽くしたい(貧乏図式志向）意図で22の配置を「と金」にしたと思われますが、解答者は不自然な配置なので「なぜ金にしないのだろうか」と引っかかります。22は金でも飛車でも成立します。解答者に迎合する必要はありませんが、不自然な配置に見合う手順を期待されるとこは知っておいた方が良いかもしれません。

第8問　奥鳥羽生

正解 21金、同金、23桂まで3手詰

持駒金桂なのに先に金を捨てるという意外性。（課題は知らなかったという前提で）
持駒を角金にすると昔はやった間接両王手になる。（41飛は51飛にする必要あり）
好作がゆえに逆に類似作が気になってくる。そのうちチョー入門の別のエントリーで取り上げさせていただくことにしよう。★★

　ぎょうざパン　「まず桂から」はダメでした。
　keima82　桂馬を先に打ちたくなります。
　高橋美鈴　初手の金打ちがつみ筋に誘う手
　占魚亭　金で金を釣り、23地点への利きを消す。
　negitarou　「２一金」が何となく指しにくい手ですね。
　まつきち　手順前後に注意（そちらでも一局できそう　笑）

第9問　風みどり

正解 61飛、同と、63桂まで3手詰

今回投稿した自作の中では一番ましな作品。初手に対する42玉の変化は狙いです。もっとも62龍でも詰むので5手駒余りの変長と思われた方もいるかもしれません。当初は62馬で作っていましたが、それですと配置駒がもう1枚増えます。もちろん金では簡単に余詰が消えません。★

　高橋美鈴　終盤の大駒は上手く捨てる
　占魚亭　52玉に備えて左から攻める。
　奥鳥羽生　密が良し　横に結ぶや　龍と飛車
　ぎょうざパン　４２玉に対する６２飛成迄が面白い詰上がり。
　keima82　遠くから打ったら詰まないところが良いですね。
　negitarou　２手目・４二玉の時の「６二飛成」が盲点でした。
　まつきち　初手限定打、42玉に62飛成が面白い変化。これもと金は苦心の産物か。

第10問　シナトラ　b)28歩→58

正解
a) 57飛、39玉、59飛まで3手詰
b) 57銀、59玉、39飛まで3手詰

それぞれの詰上り図に注目してください。飛車と玉の位置が入れかわっていますね。
28歩が58に移動するだけで不思議なことが起きるものです。
駒1枚の異動で現れる2つの手順の織りなす面白さを表現するのがツインで、似た配置なのにまったく異なる手順が現れる兄弟作とは狙っているところが異なります。★★★

　まつきち　飛車のミニ回転。
　keima82　bに苦戦しました。
　ぎょうざパン　ｂで銀が動く所が意外だった。
　奥鳥羽生　あちらかと　思えばこちら　四艘に
　占魚亭　a)は39玉・59飛、b)は39飛・59玉、玉と飛の位置が入れ替わっている。

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1日に20局ずつ結果発表する予定でしたが、また少し体調が悪くなってきて作業効率が著しく落ちているので、今日は10局で区切りとします。
のんびりお付き合いください。

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