風みどり のすべての投稿

つみき書店の店長です。

詰パラ12月号

EPSON MFP image

もう世間では1月号が出回っているらしい。

いまさらだが12月号について。

それにしても、雑誌の類は定期購読の読者には一般書店に並ぶより早く届くのが普通だ。
週刊将棋だって火曜には届くし、将棋世界だってもう来月号が昨日届いていた。

なんでパラだけ逆なんだろう?

理由を想像してみる。

  • 大口の連盟や書店向けには郵便でなく宅配を使っているから早い。
  • 大口の連盟や書店向けには製本所から直接送るよう委託してあるから早い。
  • 大口の連盟や書店向けを先に発送しているから早い。

ん~、どれだろう。

短編コンクール

おぉ、橋本樹さんがいる。
岩崎さんが初入選?
おぉ斎藤仁士さんもいる。

みるとかわいらしい作品もちらほら。
発表のスペースを考えてのことだろうけれど、50と制限しなくても大丈夫なんじゃないかなぁ。

やさしい大学院

最近、大学院のことがネットでも話題にならない。
おかしいなぁ。質は落ちていないどころか、添川公司の連続登場で大騒ぎになっても良いのだが。

その添川公司がとうとうやさ院にまで登場してしまった。
もちろん、「やさ院」向けの投稿だったのである。

あ、もしかしてここで「剥がし作品」を募集したのに応えてくれたのだろうか。

そうだ、そろそろ2013年6月号のやさ院向けの作品を募集しなくては。

詰パラ11月号

私の仕事は基本、3年で1サイクルなので、今年が忙しくなるのはわかっていた。
特に、この11月から1月が厳しい。
なので2年で担当を終える予定だったが、ちと延びてしまった。
原稿を落としたりせずに、無事に務め終えたいものだ。
12月号はなんとか乗り切った。
しかし若い頃と違って、瞬発力も衰えたし、無理がきかなくなってきた。
ベテランの小ずるさを発揮して凌ぐしかない。

表紙

解答から始めて創作も復活されたようで素晴しいです。飯尾さん。
つい先日も角さんのライブでご一緒しました。
思ったより簡単に解けたので手元の「詰将棋道場」をめくってみた。
あれれ?180問しかない。おかしいなと思ったら、手元にあったのは「詰将棋道場挑戦編」でした。
勝浦先生の詰将棋、よく推敲されていて好きなんですけれど、作品集のタイトルも装丁も凄く似たり寄ったりで
同じものを間違えて買ったり、ずっと買い損ねていたり。
マイコミさん。ちょっと買う人の身になって考えて欲しいものです。

詰将棋学校

どの頁も面白そうな作品が並んでいる。
今月は少しは解かなくてはだな。
特に、大学が面白そう。
(解けないじゃん)

短大芹田さんの「蟻銀」が話題を集めている。
「成銀」と打ちたかったのを「n」を跳ばしてしまったのでしょうね。
柿木のkifファイルで送稿しているのに、図面は結局手作業で入力しているようです。
ですから、校正で歩が足りなかったりすることがあるので、慎重にチェックする必要があります。
編集部が組版に何を使っているのかは知りませんが、どなたか棋譜ファイルから自動で変換するマクロを書いてあげて欲しいものです。
編集部にも担当者にも、そしてなにより図面の誤植がなくなれば解答者にも作家にも皆に感謝されます。
本当にどなたかお願いします。

大学院

もちろん大学院も期末に相応しいラインナップだ。

海老原辰夫さんは大好きな作家だが、まさか大院に投稿を貰えるとは思っていなかった。
解答者の皆さんも海老原さんが大院に登場するとは驚いたはずだ。
でも、あまりネット上でも話題になっていないな~。なぜだろう?

馬屋原さんは本領発揮の記録狙い。
手数はちと長いが手順もロジックも明快なのでたくさん解答が集まる予定。
長篇初挑戦という方はまず院14からどうぞ。

2012年下半期の殿は添川さん。
テーマは駒を動かしていけば直ぐわかるはず。
随分久しぶりに見る趣向だ。
この趣向で新作を仕上げるのにどんな工夫を凝らすか。
なるほど流石は添川公司と納得するはずだ。

要するに今月も大学院は抜群に面白いのでお見逃しなく!

記念作品展

実はゆっくりパラを開いたのはやっと今。
なのでやっと気がついた。

  • 浦野真彦八段昇段記念祝賀詰
  • 服部彰夫喜寿記念作品展
  • 利波偉同人作家入り記念作品展

どれも難しそうだが、手を付けるだけは付けてみよう。

結果稿

今月は書きすぎ。かつての首さんでさえも13頁も書いていないのではないか?
もしかしたら新記録?

詰カレ2013

詰カレ2013を入手。
以前は選考委員を務めていたせいか2冊くらいいただけたのだが、今年は1冊も送られてこない。
慌てて注文したら、直ぐ送られてきたけれど、今年はオマケの駒シールを入手し損ねた。失敗した。

さて、今年の目玉はなんといっても3月13日の最優秀作品。
おそらく選考委員全員一致で推した作品だと思う。

作者は鮎川哲朗さん。

でも、日めくりですからまだめくってはなりませぬ。
3月13日まで楽しみに、お待ちあれ。

それ以外の賞は意見が分かれたのか、オイラが推した作品はひとつも入賞していなかった。

ところで…
フジタマさんの詰将棋に対する溢れる愛情に惹かれて、選考委員の仕事を手伝わせて頂いてきたが、そろそろ辞める潮時のようだ。
来年度は選考委員のオファーが来てもお断りすることにする。
フジタマさんがスタッフから抜けた時に辞めようかとも思ったのだけれど、それではあまりにあからさまだから踏みとどまった。
選考会は楽しいんだけれどね~。疲れるけど。

来年からは作品投稿で協力させて頂く事にする。

お歳暮に配る為に、買うのは勿論続ける予定。

(11月5日追記)
昨日、LPSAから2冊送られてきた。
2冊、余っちゃったなぁ~。
(なぜか同封されていたお手紙の宛名は「岡本眞一郎さま」だった。)

ミニ作品集を作ろう(1)

ミニ作品集をつくろうキャンペーンをやろうと思った。

そこで手始めにちょこっとしたマクロ付きのエクセルファイルを作ってみた。

自作集とかアンソロジーをまとめて印刷してみたいという方、触ってみてください。

使い方は、もうちょっと時間が出来たときに書きます。
コピペするか、直接打ち込んでから、攻め駒、守備駒の指定をする感じです。

投稿用紙の作成にも使えます。

ご意見ください。
もしくは、おいらがちゃんと書いてあげるという方いないかなぁ。

ミニ詰将棋作品集作成支援用のエクセルファイル

もしくは玉子焼からダウンロードしてみてください。

お薦めの絵本

昔々、学生の頃、絵本サークルを立ち上げた。
某大学に今も続いている(らしい)絵本サークル「きつねのしっぽ」である。

なので、紹介する本はいずれも30年以上前の本ばかり。
つまり絵本の古典ですね。

というわけで、まずは古典中の古典から。

まだまだあるけだけれど、ちょっときりがない。

続いて、比較的新しい外国物。

子どもが大きくなってきたら核爆弾を扱ったこの絵本というか漫画もはずせない。

続いて日本の古典。

オイラが一番すきなのは田島征三。
なかでも、このデビュー作は涙が出る程いとおしい。

もうひとつ。子ども向けと言うより大人向けの名作を。
癒されます。漢詩の世界。

詰パラ10月号

表紙

可愛らしい女の子。
でもオイラには誰だか皆目見当がつかない。
手に持っているのがちょっと気にかかる。
「盆栽」…これが「凡才」という意味だったら叶先生あまりではございませんか?
考えすぎだろうね。

小学校

宗岡さんが復活!
これは嬉しい。

短大


利波さん、同人入りおめでとうございます。
三面六臂の活躍、感服するほかありません。

大学院


伊藤和雄さん、若き日の作品。
きっちりと作られています。
易しいので、是非解答ください。

護堂さんの「福生」、作者から「町田」にするかどうか迷ったとの言葉が届いています。
関東近辺の方ならこの意味はわかって頂けるでしょう。
かなりの自信作ということです。
是非、解答をお寄せください。

摩利さんの「FOXTROTⅡ」。
いかにも大矢数を思わせる仕掛。
そこから何を捻りだすか。
収束が難しすぎるのが弱点ですが、作者は初形の簡潔さを選んだ。

撰題文を読み返してあきれた。
「一部非限定」は「一部手順前後有り」の間違い。
wcccに向かう朝に大急ぎで校正したのが失敗だった。
申し訳ありませんでした。

半期賞

小中学校は解いてあった作品。解いておいて良かった~。
最近、殆ど解いていなかったが、作者名で解いておいたのが幸運だった。
いずれも80年代を思い起こさせる懐かしいテーマ。
千葉さんの作品は作意は一目だけれど、初手2間開けたのがなるほどなぁでした。

大学院の半期賞は本当に迷った。
来年の看寿賞選定と「この詰2013」(14?)が楽しみだ。
迷いに迷って、自分の好みと違う条件作を選んだのは、これはまさか天意なのかもしれぬ。

大学院結果稿

3作なので6頁のところ更に増頁してもらって8頁。
でも、やはり足りなかった。

得点が2.76、2.85、2.95!
凄いというべし。

編集室

短編コンクールは7手詰。
参加するだけでも参加したいなぁ。

須藤さん、読み聞かせですか。
それではエントリーを新たにお薦めの絵本を並べさせて頂きます。

「すなどけい」

AMAZONで買える詰将棋作品集というのは稀少なのでうれしい。
すぐ届いたのでwcccに向かう新幹線の中で読んだ。

ああ、短編詰将棋というのはこういうものだったんだ。
と、新鮮な気持ちになった。

2作紹介しよう。

いずれも、あっという間に詰むはずだ。
しかし、作者の意図は明確に伝わってくる。

狙いとその表現。これが短編詰将棋ってものだ。

お薦めです。是非、入手されたし。

あとがきにこうあった。

本作品集の売れ行き次第では第二弾があるかもしれない

だったら、苦言を呈させて頂く。
かつて出版社に勤務していた身として本の作り方には一言申し上げたい。

  • 綴じ方が逆。この本、左綴じでなければオカシイ。
    製本所のミスだとしか思えないが、表紙のカバーがあっている。一体何がどうなるとこういう事態が起こるのか理解できない。
    読んでいて、逆方向に頁をめくってしまうこと幾たびも。
  • 肝腎の図面が汚い。紹介した頁は本物をスキャンした物。
    拡大してみて頂ければ明白なように、いかにもjpegで作成した画像を不用意に拡大して使っているというおそまつなもの。
    まともな出版社だったら考えられない品質だ。
  • 本文をちゃんとした編集者が読んでいるのだろうか?
    奥付を見れば高橋という方が編集長となっているのだが、著者の文章にどの程度手を入れたのだろうか。
    會場さんの献辞をコラムとして扱うというのも間違っているし、會場さんに失礼極まりない。
    当然、編集の段階で直されていなければオカシイ。

そういうわけで松田さん、第2弾は是非まともな出版社から出すことをお薦めします。