Writer:松田圭市
論理的に精緻な詰将棋を作るのが王道かも知れないが、私は感覚的な意外性を重視している。
【1図】
北海道将棋連盟HP2008年11月
Writer:自在 流
今から40年以上前に遡りますが、私が小学生の頃、ハードカバーの子ども用の将棋入門書がありました。その本の詰将棋の紹介ページに、例の5二馬から始まる超有名な3手詰と、持駒に香4本+角のある11手詰の2つが並んでいたように記憶しています。
マニアの方にとっては、今さら…と思われるベタなものですが、後者の11手詰で話を進めます。少しお付き合いください。
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Judge:角 建逸
作家の端くれとして正直な感想を述べました。いいものはいい、悪いものはどこが悪いかをはっきり書きましたので、厳しい文章になってしまったところもあります。そこのところお許しいただきたいと思います。
なお私案を示した作もありますが、作意はなるべくそのままにしています。それ以上踏み込むのは作者の領分だからです。
続きを読む 詰将棋つくってみた(50) 課題10:限定間駒 選評
Judge:太刀岡甫
正解 36龍、同金、35金、同金、46銀、同金、57桂、同金、46歩、同玉、35銀、45玉、56銀、同金、46歩、同金、同銀、同玉、56金まで19手詰
右上と左下で、金の三角形のルントラウフを2回行った作。十分な翻弄回数に加え軌跡に意味が感じられるので優秀作に選んだ。駒取りや箸休めがありライトな手触りではあるが、この作品展には合っていると思う。
正解 43歩、同玉、32銀、42玉、43歩、同飛成、31銀不成、32玉、24馬、34龍、42馬、23玉、24金、同龍、32馬、13玉、22銀不成、同龍、15香、24玉、14馬まで21手詰
きわどい紛れがたくさんあって非常に難しい。手順のほうも龍の移動中合を中心にしっかり翻弄されており、詰上りもしっかりしている。詰パラでも十分通用するレベルだと思う。
続きを読む 詰将棋つくってみた(40) 課題8:選評 by 太刀岡甫
TweetJudge:岡本眞一郎
正解 14角、同玉、33角不成、54角、同龍、同香、23角、同玉、34と、14玉、24角成 まで11手詰
最後まで持ち駒に歩が無い不成で、3手目33角成は54歩合で打ち歩詰めになる、不成の応用問題、同様の不成は自作にもあるが(競馬式第6番)、序に23の玉を15に誘う角捨てと、収束に15の玉を23に誘う角捨ての対比が面白い。
続きを読む 詰将棋つくってみた(30) 課題6:講評 by 岡本眞一郎
Writer : 谷川幸永
動詞の連用形を体言・複合語(の前部)として使用する場合、伝統的には送りがなを省くことが認められており、「詰み」・「詰め」共に「詰」と表記され紛らわしくなる(私自身は普段、つみ⇒詰み:つめ⇒詰、と厳格に書分けしている)。その結果、どちらの語・読みが正用法(慣用)なのか不明な事例が生じ、私も自信をもてないものが多い。
続きを読む ヨヅミですか? ヨヅメですか?