「伊藤看寿」タグアーカイブ

詰将棋入門(2) 「裸王」

伊藤看寿 「裸王」 図巧 第98番 1755


1番が謎の提出とその鮮やかな解決という詰将棋の王道を行く作品だったのに対し、本作は初形で驚かせることが主眼の作品。
「えっ、これで詰将棋なの!?」と驚いてもらえれば、もう半ば作品の勝ちということだ。

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詰将棋入門(1) 「図巧1番」

詰将棋入門と題した連載を始める。
構想や準備はまったくないのだが、まずは書き始めることが大事なのだ。

ルールや面倒な用語は泥縄式で理解して貰うことを期待して、まずは基礎知識として持っておきたい詰将棋の紹介からスタートする。

となると第1回はこれしかない。

伊藤看寿 「図巧1番」1755

江戸時代の詰将棋だ。最も有名なのが伊藤看寿の「将棋図巧」。その巻頭を飾る作品だ。
この作品を知って詰将棋の世界に興味を持ったという人は少なくない。
内藤九段もエッセイで書いていた。
おこがましいが私も図書館でこの作品を知り、詰将棋の世界に入った一人だ。
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ノート

伊藤看寿 図巧#83

一往復44手

  1. 51歩
  2. 31歩
  3. 22歩
  4. 12歩
  5. 13桂
  6. 収束

 

黒川一郎 竹生島

一往復 60手!前後

  1. 74と消去
  2. 95桂
  3. 96香
  4. 97歩/87と→97と
  5. 97と
  6. 88と/78と→88と
  7. 88と
  8. 79と
  9. 69桂配置

 

相馬康幸 風神

一往復 54手

  1. 51歩等々
  2. 71歩
  3. 81歩
  4. 82桂
  5. 92歩
  6. 93桂
  7. 89と→79と消去
  8. 98と→88と消去
  9. 97桂
  10. 88桂配置

図巧#83の系譜で他に重要な作品あったら教えてください。