詰将棋雑談(61) エースは金

詰将棋入門(157)で酒井克彦作、金の跳び込みの名演技を鑑賞していただいたが、金がメインを張る作品として忘れられないのはこの3作も同様だ。

清水一男『詰将棋エトワール』第21番 詰パラ1964.10

これは『短編名作選』で知った作品。
メインの24金だけでなく、その後の処理もリズムよく気持ちよい。
「エースは金」は清水さんの言葉だったか。

森田正司 詰パラ1976.1

『春霞』には掲載されていなかった。(発行後の発表だから当然だ)
では『中篇名作選』で知ったのだろうか。
36金の颯爽とした振る舞いは「36金立」と解答してしまいそうだ。

宗岡博之『創発』第47番 詰パラ1996.3

この作品はリアルタイムで解いたので覚えている。
しかも、「なんとなく見えた」ので、易しかった。
長い時間過ごすと印象に残るということはあるが、難しいから印象に残るのではないと思う。
やはり「良いもの」が印象に残るのだ。

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