「1_詰将棋」カテゴリーアーカイブ

いっこの積木(175)

第8章 短篇後期(13手~17手詰)

短編後期–詰パラでの分類だと「高等学校」にあたる作品です。将棋世界の詰将棋サロンの中・上級ですね。
いよいよ最終章。そのあとは落穂拾いです。

風みどり スマホ詰パラ2013.9.16

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詰将棋入門(238.1) 久留島喜内[2]

–宿題の解答–

久留島喜内 『将棋妙案』第2番

13飛の手筋一発。
同玉は13角。同香・同桂は金打まで。
41角に同玉は43飛成で一間龍に持駒金だから簡単。
42玉とぎりぎり躱して詰まなそうだが32金から左辺に追って歩1枚で詰むのが驚きだ。
収束は最長手順にはなっていない。持駒を使い果たす順が選ばれている。
これが妙手説。
現代風の本手順選定ならば73龍には91玉と逃げて93龍、92金以下の23手詰となるだろう。
「大駒2枚と手駒に歩1枚で左に追って詰む」ということでもう創作の狙いは果たしたということなのだろう。

詰将棋入門(238) 久留島喜内[1]

久留島喜内 『将棋妙案』第1番

三代伊藤宗看・伊藤看寿の『将棋無双』『将棋図巧』は門脇版『詰むや詰まざるや』のお陰で全貌を知ることができる。同じ時代の久留島喜内の作品は『将棋妙案』『橘仙貼璧』という作品集の名前は知っていてもその内容はなかなか知ることができなかった。
マイナビの『図式全集 将棋妙案 橘仙貼壁』の発行は非常にありがたい。

この1番は初心向けの11手詰。
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詰将棋つくってみた(129) 課題27:講評

Judge:池田俊哉

優秀作

第12問 ミーナ

正解
24銀、14玉、15銀、13玉、35馬、12玉、
23飛成、同玉、24銀、12玉、13銀成、21玉、
12角、11玉、44馬、33歩、同馬、同飛、
22成銀、同玉、33歩成、12玉、22飛、11玉、
21飛成、同玉、32銀不成、11玉、12歩、同玉、
23銀成、21玉、22とまで33手詰

 17馬を世に出す35銀の繰り替えから最後に22に消える銀の動きが楽しい。ミニ煙ではあるが33歩成の形はあまり見たことがなくちょっと新鮮な印象。32歩はなくても同じ手順となるようだが、あえて移動合としたあたりにもこだわりが感じられて感心。

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詰将棋つくってみた(127) 課題27:結果発表(前)

課題27への解答ありがとうございました。
9名の方から解答をいただきました。
今回は難しい作品が多かったのはたしかですが、それにしても少ないです。
これでは投稿してくれる作家はますます減る一方。
貴方の参加がこのコーナーを発展が発展するか衰退するのかの鍵を握っているのです。

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長編詰将棋の世界(36) 三度目の堀半七+馬鋸

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉(2011.5)(抄)

 摩利作。序盤に応手非限定あり。発想してから30年。力のこもった作品です。

摩利支天「ファンタジー(幻想曲)」 詰パラ2011.5


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