2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
選題の言葉(2011.7)
今年は詰将棋作品集が豊作だ。すでに「新約・神詰大全」、「四百人一局集」、「月下推敲」等が発行されている(はずだ)。特に「四百人一局集」は厚みに比例した読み応えのある内容で、今後30年は最も数多に紐解く詰棋書になることは間違いない。
これを機会に全詰連書籍部が活発に活動を始める事を期待してしている。書籍に纏めるというのは意義ある仕事だ。儲からない仕事だから全詰連の出番だろう。スタッフの手弁当に頼る現状は改善されなくてはならないが。
今月は新進気鋭の超長篇。手数は合わせて738手。しかし、読者諸賢はやさ院で「超長篇必ずしも難解ならず」とご理解頂いているはずだ。手順は上手く略記してください。