1982年の発表は1作のみ。
1983年は4作発表される。
利波偉 近代将棋1982.6
香を銀に替えて、銀で香を剥がすのは近藤孝「かずら橋」と同じだが、銀の使い方が異なる。
収束もコンパクトに纏まり
相馬康幸「槍玉」 詰パラ1983.5
飛2枚で玉を移動しこれだけのシンプルな仕掛で100手を超えるのだから凄い。
墨江酔人『将棋墨酔』拾遺第45番 近代将棋1983.5
平井康雄作を複雑にしたような作品。
しかし手順のあちこちから52と、同玉、34角と飛び出す余詰がありボロボロだ。
伊藤正 詰パラ1983.8
伊藤正の作品からは強烈なプライドの輝きが放たれている。
本作も「スマート」という程度の言葉では表しきれない。
有吉弘敏 近代将棋1983.10
桂馬で香を動かし、銀で食べるという仕組みだが、銀が15まで動くのが新鮮だ。
ただし序盤9手目より46銀または47桂の早詰がある。