小林豊 将棋月報 1944.2
本作は将棋月報の廃刊号に載ったため解答発表がなかったという。(心痛む)
近代将棋で再発表されたとのこと。
テーマはエントリーのタイトルに書いてしまったが邪魔駒消去。
この作品は三百人一局集で門脇さんの紹介で知った。
傑作だと思う。
初見の人はラッキーだ。自力で解けるのだから。
続きを読む 詰将棋入門(27) 邪魔駒消去
本作は将棋月報の廃刊号に載ったため解答発表がなかったという。(心痛む)
近代将棋で再発表されたとのこと。
テーマはエントリーのタイトルに書いてしまったが邪魔駒消去。
この作品は三百人一局集で門脇さんの紹介で知った。
傑作だと思う。
初見の人はラッキーだ。自力で解けるのだから。
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一通りtwitterにあげられた私家版詰将棋解答選手権に挑戦は終了したので,自分でも初級戦を作ってupしました。
いきなり持駒間違えて不詰を出してしまいました。ごめんなさい。
持駒まちがえてました。ごめんなさい。 pic.twitter.com/tcMCoWAzrA
— 食べられる風みどり⛅ (@kazemidori) April 27, 2020
貴重な初級戦ですので,よろしければどうぞ。
さて,この図面を作るのにエクセルで以前作ってたものを解答選手権戦向けに手直ししました。
「参加したいけど図面作るのが面倒だなぁ」という方,下のエクセルファイルを使ってみてください。(いるのか?)
このファイルを使って「私家版」を作った方は,twitterに流して,コメントくれるか,つみき書店にpdfにしてメールしてくれるかお願いします。
追記(2020.4.27)
excelで図面作った後,どうやってtwitterに流せる画像ファイルにするのか—これ結構面倒ですね。だれか詳しい人教えてください。
なにかいい方法はないでしょうか。
@kazemidori さんのテンプレ使わせていただきました。風さんありがとうございます。
さて、エクセルからツイッターにどうやってアップしたらいいのかわからないので、図としてコピーしてワードにもっていって印刷してスキャンという、すごくめんどくさいことをしてしまったIT音痴の私 pic.twitter.com/dCwaqy6RTe— 世迷い言 (@mameonishacho) April 27, 2020
使ってくださって感謝!
最も有名な3手詰の原型は福田稔「名作詰将棋」によるとこの図であるそうだ。
筆者が初めて見せられた図は下図だったように記憶している。
16角を34馬にした図も見たことがある。
この図に関して野口益雄は「詰将棋ざつだん」の中で次のように述べている。
この作品について,詰パラ誌(?)にのっていたあるかたの文で“16角のかわりに34馬を置いてある図をよく見かけるが,なるほどその方が紛れも多くて解き難いようにみえる。しかし現実は,16角の図の方が,ずっと難しいのだ”というのを読み(捜してもその文が見当たらない。どなたが書かれたのでしょう?),ハッと目が開かれた気がしました。
なるほどそうだなぁと筆者も感心した。遠くから角が飛んでくるところがイイのだ。さらに言えば,成るところが良いのだ。
福田稔「名作詰将棋」には
この作品は、江戸中期、柳川屋庄兵衛刊、『懐中象戯早伝授』第二十六番に収められている、作者不明の古作物です。
とあるので17??と書いたが、どうも刊行年は記載されていないらしい。
磯田さんによると
編者も不明と書いてある。では柳川屋庄兵衛といううなぎ屋さんのような方のお名前はどこから?
これについても詳しい方ご教授ください。
2020.4.15追記
岡本正貴さんより詰パラ2006.2 に森美憲『「名作3手詰」に関する多角的考察』という論考があることをご教授いただきました。ありがとうございます。
本文を書きなおしました。
本日紹介するのは久留島喜内。
看寿に並んでファンが多いと思われるので4局予定している。
解きやすい作品が多いことも嬉しい。
本作も簡単なので初見の方は挑戦してみることをお薦めする。
詰将棋入門と題した連載を始める。
構想や準備はまったくないのだが、まずは書き始めることが大事なのだ。
ルールや面倒な用語は泥縄式で理解して貰うことを期待して、まずは基礎知識として持っておきたい詰将棋の紹介からスタートする。
となると第1回はこれしかない。
江戸時代の詰将棋だ。最も有名なのが伊藤看寿の「将棋図巧」。その巻頭を飾る作品だ。
この作品を知って詰将棋の世界に興味を持ったという人は少なくない。
内藤九段もエッセイで書いていた。
おこがましいが私も図書館でこの作品を知り、詰将棋の世界に入った一人だ。
続きを読む 詰将棋入門(1) 「図巧1番」