詰将棋つくってみた(99) 課題22:打歩詰回避

課題22:打歩詰の局面を回避する詰将棋を作ってください。

打歩テーマは詰将棋の華。課題18は打歩詰打開でしたが、今回は打歩詰回避。ですから作意手順中に打歩詰の局面がでてこなくても紛れの中に打歩詰で逃れがあればOKです。

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は9月29日(木)
  • Judgeは借り猫さんです

借り猫さんはご存知のように渋い打歩テーマのスペシャリスト。辛口のコメントが期待されます(^^)。たくさんの作品をお待ちしています。

湯村光造氏の歩詰手筋分類表(部分)を再掲します。

例題1 風みどり

正解
37角、同馬、17桂、18玉、19歩、同馬、
同龍、同玉、73角、29玉、28角成まで11手詰

37角がA11取歩駒を作る手筋で、17桂がA21取歩駒を残す手筋です。
柏川悦夫作のパクりですが、もっと似ている作品が後に発表されていた記憶があります。(例題なので許してください)

例題2 小林敏樹

正解
39飛不成、43玉、42飛成、同玉、32飛不成、53玉、
54歩、43玉、33馬まで9手詰

32飛不成がA81囲い駒の利きを減らす(攻方駒の不成で)手筋です。そのために初手は成ることができず生駒のままにしておく必要があるので最遠移動が必要になるという仕組みです。

例題3 風みどり

易しい問題が集まらなかったときのために作意は伏せておきます。
初形と8手目の局面を比べてみてください。A84囲い駒の利きを減らす(囲い駒をすり替えて)手筋です。

例題5 acceleration twitter 2011.1.33

正解
58歩、47玉、67飛、56玉、57歩まで5手詰

A101突歩詰にする(歩を先打して)手筋です。初手67飛だと56玉で打歩詰に陥ります。そこで先に58歩と打っておけば突歩詰に変わるというマジック。当初、伊藤正作を予定していましたが、急に気がわかってひっぽさんの作品に登場願いました。

参考資料としては次のテキストがあります。

  • 『詰棋めいと』連載の湯村光造「歩詰手筋総まくり」
  • 『この詰将棋がすごい!2019』掲載の久保紀貴「構想の最前線」

「未発表作」とあるけれどtwitterで流した作品はダメですかと質問がありました。
昨今はtwitterも既発表とする風潮ですが、つみき書店はそんなに厳しくしても仕方ないのでインプレッション3桁まではOKとします。(1000を超えていたら既発表扱い)

「詰将棋つくってみた(99) 課題22:打歩詰回避」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    トップ画面から「課題22・募集」へのリンクがうまく貼られてないみたいです。

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