近況など雑多に(10)

エスカレータで歩かない

 東京ではいつ頃からなのか記憶は定かでないが、エスカレータの右側を空けて乗るのが「マナー」とされるようになった。大阪では逆で左側を空ける。

 空いているときは良い。しかしラッシュ時や列車から客が降りるときなどは一時的に混雑する。そういうときでも右側を空け左側に乗るために長い行列ができることがある。これは非効率だ。なぜ無駄にせわしない数人のために輸送効率を半分以下に下げる必要があるのか。両側に乗れば大勢の人が待たずに移動することができる。

 混雑しているときは流れの中で右側に入ってしまうこともある。するとこちらは歩きたくないのに歩かなければいけない状況に追いやられる。階段を上り下りするにもしんどい年寄には、動いているエスカレータを歩くのは辛い。特に下りのエスカレータを歩くのは膝がちょっと心配なオイラは怖い。

 右側を歩いて行く人も「申し訳ないですね」という感じならばまだ許せるが、いまや当然の権利だと思っている節がある。昨年末から右肘が痛いオイラは左側にいて右側を追い越されるときは注意が必要だ。鞄をぶつけられて痛い思いをすることがある。

 そこで意地悪爺さんを将来の目標にしているオイラはエスカレータは右側に乗ってかつ歩かないということにしている。

 「じゃまだ」とか「どいてください」とか「常識を知らないのか」とか言われるが無視する。(しないときもある)
 カミサンと一緒のときにそれを実行すると嫌がられる。急いでいる人もいるんだからそれはただのイジワルだよ、というわけだ。

 駆け込み乗車は危険だから止めた方がいい。寝坊したりやむにやまれぬ理由で乗りたい電車にギリギリになることはあるが、それは仕方のないことでオイラの責任ではない。

 実はよく見ると駅にはポスターが貼ってあるのだ。


 
 このポスター、なぜもっとガシガシ貼らないのだろう。いま広告も減って場所はたくさん空いているのに。さらにこの画像を探すのに検索したらもっと驚いた。

 なんとまさにただ今(7/25~8/31)キャンペーンの真っ最中だったのだ。(都営地下鉄へのリンク(この文を書いているのはまだ8月)
 だったら朝夕のラッシュ時にでもハンドマイクで歩かないように協力を訴えるとか、左側だけに並ばないように誘導するとか、せめて放送を流すとかなぜやらないのだろう。キャンペーン期間中ぐらいやれよ。しかももうこのキャンペーン何年も実施しているらしい。本気でキャンペーンをおこなってください。お願いです。

大学の同窓会で遊ぶ

 先日、箱根のホテルで大学の同窓会が開かれたので参加した。

 大学の同窓会とは珍しいかもしれない。オイラの卒業した大学は戦後こそ「大学」カテゴリになったが、元々は師範学校。その名残なのだろうか。

 20組が中学校数学の教員を養成するクラスで21組が高校数学の教員養成クラス。それぞれ定員が20人と30人だった。山盛り定食といわれたあまり選択の自由度がないカリキュラムだったので、よく顔を合わせるメンバーなのだ。

 といってもサークルや学生自治会で忙しかったので、クラスの仲間と接するのは昼間の健康的な時間帯だけだった。なのであまり特別な記憶はない。顔を覚えているという程度だ。

 それでも久しぶりに顔をつきあわせて酒を飲み話していると、連鎖的に色々なことを思い出してくる。楽しかった。佐世保から飛行機で参加してくれた人や福島から長距離バスで参加してくれた人もいた。

 そしてまた一つ記憶を改竄していたことが発覚した。同じゼミのSクンはパチンコの収入で生活していて、いつも貧乏だったが、それでもオンボロの車を持っていた。……と記憶していたのだが、パチンコの収入で暮らしていたということはないという。どうも高校のときの友人(卒業以来会っていない)と習合してしまっていたようだ。

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