「1_詰将棋」カテゴリーアーカイブ

長編全作品リスト

03 超長編

全作品リスト

◇収録方針

  • 超長編とは何手以上をいうか定まった説はないが、ここでは200手以上を対象とする。
  • ミニコミ誌・ウェブサイトの掲示板への発表など、何らかの形で図が公表されたものは、媒体を問わず対象とする。その後公式発表があったら削除し、公式発表の備考欄に初出として記す。
  • 詰上り駒余りの作品は1000手超を含め数作あるが対象としない。
  • 受方持駒制限ありの作品は対象としない。
  • 誤植、余詰などによる再出題作は最初の発表年月を初出として収録する。
  • 修正図・改良図の発表があったら原図の備考欄に記す。修正・改良によって手数が変わった場合、手数欄には最新のものを記し、原図の手数は備考欄に記す。ただし、修正図・改良図について、一部例外的に原図の備考欄記載でなく独立行にしているものがある。
  • 原図が200手以上で、修正・改良によって200手以下になった作品は、参考のため収録する。
  • 第三者による修正・改良案は、作者による採用の意思表示がない限り備考欄に記し、手数欄・完/不欄はこれにより変えない。

引用元: 全作品リスト.詰将棋一番星

煙詰全作品リストに続いて、超長編リストが編纂された。
こちらも物凄い労作。
いくら感謝の気持ちを捧げても足りない気持ちです。

変幻自在さんの作品も丹念に追跡しているのは執念を感じます。
遊友こども将棋教室ってなんでしょう!?

受方持駒制限作は対象外とありますが、双玉についてはコメントもなし、記載もなし。
双玉作品がそれだけ違和感なく受けられてきたということですね。
受方持駒制限作や持駒余作品なども将来受け入れられるのかなぁ。

『日めくり詰め将棋カレンダー2012』問題募集開始!

LPSAで来年度も日めくり詰め将棋カレンダーの製作が決定し、さっそく作品の募集が始まった。

みんなで作ろう!『日めくり詰め将棋カレンダー2012』問題募集開始!

今年もまたこの季節がやってきました!

みんなで作ろう『日めくり詰め将棋カレンダー』2012年版が始動します。今年もみなさんの力を合わせて、「楽しく」「解きやすい」「詰め将棋が好きになる♪」カレンダーを作りましょう!来年は「うるう年」ですので、366日・366問の出題となります。

【応募方法】
以下の方法でご応募ください。
問題は1~7手詰でお願いします。
なお、恐れ入りますがお一人様5題までのご応募に限らさせていただきます。
締め切りは4月25日(月)着分までです。採用が決まった方には8月中にお知らせ致します。

引用元: 日本女子プロ将棋協会|LPSA|.

今年も選考委員としてお手伝いする事になった。
よろしくお願い致します。

今年は不安材料がいくつか。

  • 締切が短い。今月中じゃないか。
  • やなさんや小林さん、看寿賞選考と時期がかぶる。
  • 中心的なスタッフが一人抜けた。

たくさんの投稿で(といっても5作までですが)ご支援お願いします。

詰めカレの面白い所は、ほんとうに初めて作ったばかりという感じのかわいらしい作品から
啓蒙的な教科書的な作品、そしてマニアックな作品まで百花繚乱という感じだと思います。

今年の2011年版でいったら、山田康平さんの3手詰など嬉しかったなぁ。
看寿賞級の作品が来たりしないかなぁ。

今年はおいらも作品でも参加しよう。

第8回 詰将棋解答選手権 参加記

【注意】

  • 無駄に長いです
  • ネタバレありありです。

正月休みに雪山の温泉に籠り、かといってスキーもせずにごろごろしていた。
するとやけに喉が乾き、ガバガバとコーラを飲んでいたのだが、そのせいかトイレが近くなった。
そのうちに夜中に何度もトイレに起きるようになり、これはヤバイと思い始めた。

医者に行こうと考えたが1月末に仕事でイベントがあり、それまでは身動きがとれない。
2月になって休みをとって人間ドッグに行ったら、空腹時血糖値が311mg/dl、HbA1cが12.8%でこれは立派な糖尿病です。
すぐに入院してくださいと言われた。しかし仕事が3月までは一区切りつかない。

仕事の目処がつくまで待ってくださいとお願いし、入院は3月末と決まった。
だが待てよ、3月末には解答選手権があるではないか!
かといって、これ以上を入院を遅めたら退院する前に新学期が始まってしまう。

仕方なく一旦は解答選手権を諦めた。

ところが、入院してから相談してみると、
血糖値ののコントロールがうまくいっていれば外出許可がおりるかもしれないという。

頑張りました。
その結果、前日の血糖値は朝食前が110、昼食前が85、夕食前が78、睡眠前でも140で、すべてギリギリ正常値!

見事、外出許可をげっとし、もう戦いの大半は終わった気分。

さて例年のことながらまったく詰将棋解答の練習をしてないままの出場と相成った。

それよりも迷ったのは食事のタイミングだ。
今回は第1ラウンドと第2ラウンドの間に1時間の休憩がある。
普通はここで食事を摂るのがいいだろう。

しかし、私は第1ラウンドが始まる段階ですでに腹ペコ。
血糖値を抑えている状態である。
脳みそはご存知のように大量のブドウ糖を消費する。
すこしブドウ糖を補給したほうが良いだろうか。
しかし、12時に血糖値を測り、病院に報告しなければならない。
この値がまずかったら、退院が延びる可能性がある。
それも物凄く困る。

迷った末、ブドウ糖の補給せずに、第1ラウンドは乗り切ることにした。

今回は本当に、参加するだけということだ。

それにしても始めるまでがやけに長いな。
すでに脱落した読者が半数を超えた気がする。

そして実際、あまり頭が回らなかったみたいで、このあとは短いんです。ごめんなさい。

第1ラウンド開始。

第8回詰将棋解答選手権チャンピオン戦 第1ラウンド出題作品 – 詰将棋解答選手権 速報ブログ

#1
ああ、うれしいな。こういう初形。
でも念の為ゆっくり盤に並べる。
でも並べるまでもなかった。
香合ですぐに香が走るパターン。
自作でも1つあります。
特に罠もなさそうなので終了。

#2

34馬45と78玉。
54龍に55との形かな。55玉と逃げられたら手がないのでいいみたいだ。
44龍で収束か。手順前後はないな。
おぉ45馬の移動合があるか。なるほどうまいね。

#3

あとから考えると、ここらへんでブドウ糖が切れたようだ。
見た瞬間、55飛同玉35龍同馬45金同馬64馬で詰むじゃないかと本気で思った。
でも手数が短い。おかしいな、なんて考えてる。

開始直前にみせてもらった某君の作品の影響もあるんだろうけど。

45金に同馬ってどんなここせだ。
全然詰んでいないじゃん。

55飛に46玉が45金47玉44桂58玉47馬で詰むな。これは変化に違いない。
だから馬の位置は74でいいかと思っていた。(馬鹿だね)
でも45金を成立させるには63馬でないとだめじゃん。

で、初手63馬を考える。
同馬は35飛54玉51龍…詰まない。(明らかに頭おかしい)
そうか、それで32龍の配置でなく31龍なんだ。
32龍だったらここで52龍同馬64金で詰むものな。
51龍だと52合で駄目だ。(矛盾してるだろ考えてることが)

後ろの方の席で駒音を高くてたてている方がいてその音が気にかかる。
今迄このように感じたことは一度もなかった。
つまり、自分は集中出来ていないということだ。
集中できていないのは、やはり脳にブドウ糖が足りていないのだなと考えた。

集中していないのだから次の問題に進むのはやめようと思った。
ふらふらするだけで時間の無駄だ。
だいたいこの問題は普通に詰む形をしているし。
金桂馬の配置から小林作の雰囲気もある。
解けるはずだ。

いやまた別のこと考えているだろ。集中しろ、駒音を頭から消せ。

そんな感じで、51龍に52合でも同龍で詰むことに気づくまで随分かかった。
自分の頭が動いていないことをあらためて思い知った。

でも、これで詰むはずだ。
合駒の一手ならば…これは桂馬。
この桂馬を66に跳ばす駒が必要だから47飛で合駒をさらに請求するのか。

桂合なら57金打から37桂~66金直で詰む。
でも香だったら?
57金打にすぐ55玉と逃げられて45に効きをつくる術がない。
それならば65飛で合駒請求か。
55歩ぐらいで全然ダメだ。

そろそろ時間がなくなってきた。
仕方なくマグネット盤を取り出し、別の問題に挑戦する決意をした。

#4

谷口さんだな。
でも形はいつもより大人しい。57銀から48角かな。
変化も想定の範囲内に収まりそうな感じ。

でも次見てみよう。

#5

この持駒は手が狭い。
初手は23歩成は同桂で31に逃げ道が開く。
なんだ13歩は14桂を打てと言っているんだ。
33玉は34馬~52飛~53桂で簡単。
13玉に23歩成~25桂~15歩~13桂成~あれこれ詰んでいるみたい。
でもまた妄想かもしれないから盤に並べてみよ。
やはり詰んでいる。
天の助け。
作者はどなただろう。(すでに敬語)

ここで残り時間は僅か。
どの問題に投入するか。
#6は序盤に変化がありそう。
#3か#4だが、やはり今までに投入した時間が惜しいと#3に決定。
これが最後の敗着だったか。

堂々巡りのまま時間切れ。

正解が配られて65飛に55銀合!
参りました。これは作品の勝ち。
真Tさん、素晴らしい作品です。

若島先生の解説を聞きながら血糖値の検査。
77mg/dl。
低血糖とまではいかないけど、いままでで最も小さい数値。
まだ解説は途中だったが、食事を摂るために退室。(やはり落ち着いていない)
廊下で合った馬屋原さんと外に出る。

まずはすぐに血糖値を上げる炭水化物だ。
ついでに肉も食べたい。

そこで昭和食堂のムニャムニャ定食(名称忘却)。
馬屋原さんはカツカレー。(密かに打倒井上を期しているに違いない)

チャリティーバザールをやっているはずの選手控え室を覗く。
掘り出し物はすべて売り切れたあとの模様。
親子で学ぶ将棋ドリルを購入する。

さて第2ラウンドだ。

第8回詰将棋解答選手権チャンピオン戦 第2ラウンド出題作品 – 詰将棋解答選手権 速報ブログ.

ここは例年1題#7が解けているだけ。
果たしてノルマは達成できるのか。

#7

実戦型だ。はやくも心が萎える。
初手は24桂だろうな。逃げる変化は23、13は詰みそうだ。
15玉でも角と桂で捕まっている。
22玉が一番手間だな。
でも32桂成から44桂でたぶん詰みそうだ。
それで同桂。
次は飛車打って22桂合の感じかな。
32飛は…駄目だ。
42飛だなこれは。
23銀同玉で43飛成~32角~13歩同桂でダメ。
これは解答者へのサービス問題ではないのかな。
90分を1題に集中させるためにも、全部みてみるかな。

#8

入玉型だがこちらの方がとっつきやすい形だ。
87馬から99銀生で開き王手、合駒を考えるパターンに見える。
上田吉一の作品に似ているようにも見える。
99に捨てるのは飛車か金か。

これだ。きっとこれがサービス問題に違いない。

ところが、これが詰まない。
昼食のおかげで集中力は増しているようで、午前中のように駒音が気になることはなくなった。
でも詰まない。
69銀から78銀か。
でもその後58飛と打っても意味が無い。

あっという間に1時間ぐらいが過ぎ、こいつはいよいよ第2ラウンド正解0の時がやってきたかと観念した。

そして問題用紙を裏っ返す。(半分に折っていた)

#9

あれ?持駒に桂馬が多い。典型的に手が少ないタイプだ。
こんなトコロに易しい問題があるわけないんだが、とマグネット盤に並べてみた。
まずは普通に追うと
38桂~17歩~34銀~46桂これは取れないから25に戻る。
銀桂打ち替えた意味は26香に同金の変化だろうな。
でもなんか駒が足りなそう。
27桂~16歩~27馬引
歩1枚ではこれは足りないや。
やはり#9が易しいわけないよな。
でも一本道だったような気がするのだが…。
序盤の17歩が安易だったのかも。
38桂を打つことを目指して19香ではどうだ。
17歩は同香~29桂~17歩~26歩
同金は同馬同玉36金27玉37金でぴったりだ。(実は15玉で全然詰まない。すでにブドウ糖切れか?)
27桂~馬引~25歩
同玉でダメだ。
15馬と捨てる形なんだけど、同香でどうにもならない。
やはり甘くはないか。

#10

若島さんだ。でも双玉ではないな。
84飛で受け手が狙いなのかな。33歩を先に消す筋もあるな。
でも、一筋縄で詰むわけがない。
やはりまず1題はなんとかしないと。

#7
32角成~15桂と打ち替えておいてから34角
これは有望かも。
でも21玉で届かない。
う-むー。

#8

やっぱり無理。

残り時間も僅か。
最後のお願いは#9に決めた。

だいたい12銀とか32とがこのまま動かないで終わるはずがない。
では34銀同玉に23銀生か?
いくらなんでも無理だ。同玉ですぐ終了。

残るは33と。
33と!
同玉は馬が出て上がったら金を喰って…詰む。
42玉は…直感が詰むと言ってる!これだ。
23銀生と引ける形。

おおお、もしかしてこれ馬も消えるのでは?

消えた!

ありがとうございました。
もう残り時間はほとんど残っていない状態。
なんとか1題だけ解かせてもらいました。
それにしてもサービス問題が#9に配置されているなんて。
そしてその前の#3や#8が難問だとはやられました。

で、程無く終了。

#8の作者はなんと巨椋鴻之介。
あぁ、これを解けた人には一生の思い出だな。
でも脳みその状態が良くて、さらに時間があったとしても、
序の4手は一瞬考えたけど、さらに87馬と組み合わせるのはちょっと思いつかなかっただろう。
58銀の存在で87馬という手をわざと考えさせることで、その銀を消してしまったと同時に87馬の手も
思考から消去されてしまうのだ。流石です。巨椋先生。

#10の74馬も凄い手だ。
これをちゃんと正解する皆さん。
まじで尊敬します。

若島先生じきじきの創作過程も含めた解説も貴重なものでした。

#5の作者は服部彰夫さんだった。
作者名から想像もできない優しい作品を有難うございました。

裏方のスタッフの皆さん方も毎回のことながらありがとうございました。

色々話もしたかったのだけれど、病院に帰る時間もある。

でもやっぱり最後の打ち上げに参加しないと、このイベントの楽しさの半分以上味わえないって気分ですね。
来年は打ち上げにも参加できるよう体に気をつけよう。
その頃には橋本哲さんも仕事片付いているだろう。

ノート

詰将棋メモはチェックしているのだが、おもちゃ箱はすぐ迷子になってしまい敬遠気味。
そこで、山崎健さんの作品へのリストをメモしておく。

詰パラ2月号

例によっていまさらながらパラ2月号のお話。

表紙

どこかで見た手順。と調べてみたら同一手順作があった。

初手が限定された所が主張かな。

小学校

詰将棋における大局観とは…ここに龍を配置してしまっては余詰むなとか、
ここで桂馬を使ってしまったら序盤で困る事になるなとか(煙創作した事はないですが)、
角は合駒で入手する逆算が可能だなとか、
そういう感覚の事だと思う。
だからそういった創作の大局観を鋭く研ぐ事はとても大切な事だと思うのです。

小7初手はオイラでも考えるけど、さらに3手目に繋げる所が才能の煌めき!
この方にも注目したいです。

中学校

私だったら1枚増やさずに変同を許容してしまいますです。
2流ですねぇ(^^;

高等学校

失敗は成功の母という言葉がありますが、
私は成功体験を味わうことで失敗を苦と感じないことが出来ると考えます。
好んで苦しむ詰キストには分かってもらえると思います。

撰題の言葉、ごめんなさい、意味わかりませんでした。
実は先月も。

鶴の恩返し、浦島太郎というお話。
昔は、「情けは人のためならず」と解釈していましたが、
今は気紛れの行動で良くも悪くも世界が変わってしまう、
いわゆる禁断の果実がテーマのように思えます。

禁断の果実ってどんなテーマなのでしょう。
ちょっと忙しすぎて厳しいのではないかとちょっと心配。

大学院

今、一番頼りにしている新進気鋭二人の作品。
馬屋原さんは今年は就活?

詰鬼人物語

33角打が双玉らしい逆王手、うっかり同香成だと同角で受からない。
これは大道棋であるが芸術でもある。
これが加藤の才能であり、得体の知れない怒りの根源でもある。

俺って馬鹿なのかな。
またもや意味が読み取れない文章に出会ってしまった。
要するに逆王手の逃れ筋が得体の知れない怒りの根源なのか?

推理将棋

高坂さん、これでお仕事完了ですか。
それでは次の仕事は……。

第8回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 – 詰将棋解答選手権 速報ブログ

第8回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦

2011年01月25日 23時00分06秒 | 第8回お知らせ下記の通り、第8回詰将棋解答選手権チャンピオン戦を開催いたします! 皆様のご参加をお待ちしております.

【主催】詰将棋解答選手権実行委員会
【特別協賛】朝日新聞社
【後援】日本将棋連盟・詰将棋パラダイス
【日程】2011(平成23)年3月27日(日)
【会場】
○東京会場…コア・いけぶくろ(豊島区民センター) 4階 第3・4会議室
(東京都豊島区東池袋1-20-10)(JR山手線「池袋」駅東口下車 徒歩5分)
○大阪会場…天満研修センター 8階
(大阪市北区錦町2-21)(JR環状線「天満」駅下車 徒歩2分)

引用元: 第8回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 – 詰将棋解答選手権 速報ブログ.

ブログの感覚だと、これだけではエントリーにならないんだけれど、ツイッターのRTの感覚。
さっそく、オイラも申し込みますです。
会場でお会いしましょう。

雑談

実は小林さんから送られてきた資料はもう一つあった。
それは詰研会報83号に掲載された「純四桂詰の研究(要点)」新ヶ江幸弘のスキャンデータ。

11月号の結果稿を書くために私もずいぶん探したのだけれど見つからなかったものだ。
調べてみたら手元にある詰研会報で一番古いものは91号だった。
そのファイルには「詰研会報3」と書いてある。
1と2のファイルはどこにいったんだろう…。

読みたい方もいるでしょうか。
かなり読みにくいです。

詰研で解答のご褒美でもらえた資料もあるのだが、青焼きなのでだんだん読めなくなってきている。

貴重な「山崎隆作品集」もこんな感じ。

山崎さん、大学院に投稿してくれないかなぁ。
新鮮な追い趣向が欲しいなぁ。

ノート追記

昨日の「ノート」–純四桂詰作品集覧– にさっそくコメント・メッセージで漏れている作品をご教授頂いた。このスピード感はやみつきになりますな。

まずは戸田さんからコメントを頂いた「将棋殺人事件」。
買ったのは慥かなので本棚を探してみたけれど、見つからない。
そこで小林さんからメールが届いた。

詰研会報83号のシンガエ論考をスキャンしましたので、送ります。
若島さんが作り直した、赤沢真冬の最新作(竹本健治「将棋殺人事件」)は見つかりませんでした。

文庫本買ったんだけど、捨てちゃったかなあ。
若島さんの巻末解説はとても良かったので、そこだけでもぜひ読むべきです。

・・・数時間後・・・・
本は見つからなかったけれど、若島作の図面は発見しました。
2009年の看寿賞選考で、谷川作の後半15手ほどがほぼ同じなので比較していたのでした。
この2作を比べるのも興味深いかと・・・。

数時間も探してくれてありがとう。
(私は30分であきらめました)

若島正(原作:赤沢真冬?)

谷川浩司 将棋世界2009-05

続いて浦野先生から教えて頂いた作品。

中田章道 「駒の詩」#71 (1983)

年賀状で使った作品のようです。

次にドリーさんからの指摘。

最後に岡村さんからの指摘。

墨江酔人作(近将1988・5、99手)の全駒作品は、発表時期や手順の比較から、七條兼三作(パラ1987・7、43手)の歩なし全駒作品を逆算し直したもの、というところでしょうか。
付け加えた52歩成の処で余詰(63飛)が生じてしまったのは、創作にありがちな落とし穴ですね。

墨江酔人も七條兼三も同一人物です。(念のため)

七條兼三 詰パラ1987-07

最後の2作はT-Baseの検索でなぜひっかからなかったか謎です。

ノート

これが「死刑の宣告」。
この作品は作者不明なのでしたっけ?
そんなことないよなぁ。

そして詰上がりのインパクトを極限まで追求した作品が出現。
「純四桂詰」というジャンルを生み出した。

そして純四桂詰で記憶にあるのは次の作品。
他にあったら教えてください。

初刑全駒配置を実現したのが次の2作。

「将棋墨酔」#91
ただし今回柿木先生に調べて貰ったら、81手目52歩成の所、63飛で余詰と出た。
熱心家は検証してください。

詰パラ1月号 (続)

瑞寶雙光章

なんのことだろうかと調べてしまいました。
瑞宝章というのがあって、その中がさらに6ランクに分かれている。
そういうことのようです。
平成22年秋の叙勲受章者

詰鬼人物語

タイトルに驚いたのは私だけではないはず。
というか、今では普通に解答を送ってくれている「詰鬼人」さんがいるのに、このタイトルはまずいでしょう。
本人の了解を得ているのだろうか?

タイトル変更を要求しまーす。
著作権侵害でーす。

詰将棋散歩道

編集後記を読むと、篠原さん、磯田さん、福田さんの共同執筆ということなのでしょうか?
詰○人物語なんていらないから、この御3方に毎月書いてもらいましょうよ。

推理将棋

高坂さんお疲れ様でした。
結局、1回しか解答送れませんでした。ごめんなさい。
さて、高坂さん、これで世界の○○の仕事が片付けば、手が空きますね……(^^)

読者サロン

9月号の結果稿に入りきらなかった「月下美人」の修正図が載っていますのでお見逃しなく。75手ですが易しいので楽しめると思います。

会合案内

チームCSKって何だろう…。

大学院結果稿

大学院でまたまた誤答。
そして皆さんの予想通りちょっと上から目線の短評も載ってます(汗)
別に某氏でなくてもいいですよ。

引用元: たくぼんの解図日記.

言い訳します。
名前を伏せたのはそれが不名誉だからというわけではありません。
実際、10月号掲載の「シンメトリー」の結果稿では
堂々と誤解者の誤解手数までつけて載せています。

解答審査では×であっても、その作品をきちんと鑑賞している短評は
作家への讃辞として、また読者の理解を深める材料として
当然使っていいものと理解していました。

ところが、先日ある方から次のような問い合わせがありました。

「全題正解者に名前が載っていないが、作品Aは正解の筈だし、
作品Bは短評が採用されているからこちらも正解なのではないか」

実際は、作品Bは一カ所だけ玉の逃げ方が間違えており、作意に還元するいわゆる
変別解で×だったのです。

しかし、(その陥穽は見逃していたわけですが)短評は的確な
内容だったので是非結果稿にはほしく、使ったわけです。

でも、「短評が載っているんだから正解」と考えるのも当然だよなぁと
考えて、今回のような「某氏」を使ってみたのです。

でも、やっぱり変ですよねぇ。
ご意見お聞かせください。