1 詰将棋の範囲
「混ぜると危険」とまでは言いませんが,なにが議論されているのかを明らかにするため,1章は「詰将棋の範囲」として発表が許される詰将棋と趣味として一人で楽しんでいなさいとの境界を探っています。
いわば,創作者向けの内容に絞っています。
解答者としての論点,すなわち「答案の採点基準」については2章の予定です。
理論的には一方が決定されれば,もう一方も決定されるはずですが,現実には非対称だと思われますので。
1-5 変化同手数駒不余(変同)
変同とは作意と変化が同手数でかつどちらも駒が余らない場合です。
つまり作意と変化の区別が解答者にはつかないわけですね。
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