詰棋書紹介(27) 幻の城


詰パラ別館 幻の城 三輪勝昭 詰将棋作品集
著者 三輪勝昭 角ブックス 2014.7.21

著者の三輪勝昭と新ヶ江幸弘、小林敏樹、そして筆者は同学年なのだそうだ。
三輪・新ヶ江は小林・風みどりが詰パラを購読し始めた頃には、既に一流作家として活躍していたから、雲の上の人だった。

三輪勝昭が長い沈黙を打ち破ってから、物凄い勢いで発表し始めたときは、「なんで曲詰なんか創っているんだろう。似合わないのに」という印象だった。
しかし、徐々に曲詰以外の分野にも進出し、昔憧れた鋭い短篇も発表してくれるようになった。

そして突然のメールが届いた。
「同人記念作品展の解説をしろ。新ヶ江幸弘と小林敏樹もよろしく。」
雲の上の人からの命令とあれば、断るわけにはいかない。

すると今度は
「作品集を作るから解説を書け。」

と言うわけで、風みどりも解説を一部書いている(^^)。

この詰パラ形式の作品集は、森田正司「春霞」や柴田昭彦「詰将棋三十年」でも採用されているが、読者にとってもありがたい、優れた形式だと思う。手数や分野がはっきりしていれば「解いてみよう」という意欲が刺激される。

並べられた作品は、ブログでの発言とは一線を画し、やはり三輪勝昭の詰将棋作家としての腕は確かなものだと言わざるをえない。
いや、もっと直截に書こう。
ブログは変だし、奥付の著者近影の写真は怖いけど、三輪勝昭は一流の詰将棋作家だ。
作品は素晴らしい。

つみき書店で購入できます。

紹介する1作は、解説を担当させてもらった可愛らしい宝石のような作品。

三輪勝昭 幻の城 第40番 詰パラ 1977.6

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