第10回三手詰祭
  結果発表 (その2)

配列は機械的に使用駒数順になっています。
同じ枚数なら盤面の駒数が少ない方が先。
どっちも同じなら、盤面に占める面積が小さい方が先。
それも同じなら玉が11に近い方が先。


第16問 negitarou

正解 52飛、46玉、56飛成まで3手詰

成るためなら53でいいのだけれど、もう一歩先の52から打たないと53飛成までという変化があるので失敗という狙いはとても良いのですが、それならば51飛でも良いというのは消しておくべきではないでしょうか。

スサヒドーパーアライ 初手は51でも可?
新井大輔 52、51飛は非限定?
有吉弘敏 初手は、52、51どちらも可?
奥鳥羽生 飛車打ちは 少し遠くで 充分じゃ
あああああ ふわっとしていて確認に手間取った。
まつきち 初手は以遠打?(51でも52でも詰む?)
不特定少数 以遠打はあんまり気にならないけど二ヶ所だけだと逆に気になる。
占魚亭 64玉に備えて53地点に打ってはいけない。45玉・46玉・66玉に対して同じ手(56飛成)で詰むのは仕方ないか。

第17問 奥鳥羽生

正解 37香、同龍、13馬まで3手詰

13馬も97馬も同龍。そこで37香がこの一手の限定打で同龍なら13馬、合駒なら97馬が実現します。★

作者 先人が築いてきた「遠打」の一見本というもので、同一作とも言える三図です。

図巧八番は、仕掛駒・受方対応方駒・止め駒=角 ・飛・飛、受方対応駒=複合、今回の図は、王手駒・受方対応方駒・止め駒=飛・飛・角、受方対応駒=単独と、王手駒・受方対応方駒・止め駒=角・角・飛、受方対応駒=単独になっています。
新井大輔 一方の利きを遮断。
まつきち 焦点の限定打(その1)
せら 龍の利きを切る限定打。
スサヒドーパーアライ きれいに打点限定されていて好感。
占魚亭 龍を呼んで利きを外すor盾になる香。
あああああ シンプルな機構で、遠打→馬を左右に振る。

第18問 ミーナ

正解 36銀、同金、25金まで3手詰

作者 2手目26玉は25竜まで。しりとりは変同がアウトなので、ほとんど変化ゼロ。数少ない変化手順。

「しりとり」の意味はすでに短評で解明されていますが、まだ判らない方は第50問の解説を待て、です。

新井大輔 金を残す。
あああああ 金は最後に残す。
奥鳥羽生 地で行くや 金は止めに 温存し
占魚亭 受方金をどかして打ち場所を作る。
まつきち 打順を問う問題(このあたりまできて持駒2枚の打順問題シリーズかと思いました)

第19問 看空

正解 35龍、37玉、15角まで3手詰

龍の開き王手と見せかけて–は一度は手掛けてみたくなる筋です。

占魚亭 銀の尻へ誘導。
せら 足の長い角で仕留める。
新井大輔 しばらく不詰かと思いました。
まつきち 例の5手詰をうまくアレンジ。
奥鳥羽生 角と歩が 守備戦略を 誤りし
不特定少数 2七に逃げられないよう、銀は開かず3五龍。
あああああ 透かし詰めを警戒していたので、割合早めに解けた。

第20問 ルイ399世

正解 55馬引、34玉、33桂成まで3手詰

初手二択と両王手だけなのに星が3つもいただけるとは!? ★★★

不特定少数 小さな火。
スサヒドーパーアライ 両王手を狙う。
新井大輔 両王手で合利かず。
まつきち この両王手も好感が持てる。
奥鳥羽生 両王手 支えるために 五五へ
ぎょうざパン 両王手の詰上がりが気持ち良いですね
あああああ 初手が重めで、少し見えにくかった。
占魚亭 桂馬が成って大ウマ・小ウマ(成桂だけど)の両王手で幕。
空 貴人 33の地点に桂が成って詰む流れが初形からは見えにくく、初形と詰上りで景色が大きく変わったという印象あり

第21問 ルイ399世

正解 34龍、同角、24銀成まで3手詰

角の利きに構わず34龍とするのが詰将棋の味。

新井大輔 25へは逃がさない。
不特定少数 初手そっぽは2五から逃げられる。
奥鳥羽生 鮮やかに 飛を活かしたり 捨て身龍
あああああ こちらは龍捨てでバッテリーを活性化させる。
まつきち ピンされて24銀を取れない形で詰むかと思った
占魚亭 2手目の応手によって最終手で24地点に着手する駒が変化。両王手になるし、同角が作意かな?

第22問 negitarou

正解 77銀、同玉、78龍まで3手詰

銀-龍のバッテリーを入玉で敢行。ところでバッテリーの呼び方は「フロントピースを先に」で良いのかしら。

新井大輔 79歩が影の主役。
占魚亭 銀をどこへ動かすか(その1)。
奥鳥羽生 先陣の 銀いずこにや 龍の指揮
まつきち 味の良い銀立ちから締まった詰上り。
あああああ この銀・龍のバッテリーは第一感だった。
スサヒドーパーアライ ニ型に6通りの逃げ方面白い。3手目に統一感があるとより良い。

第23問 negitarou

正解 89銀、同玉、78龍まで3手詰

前問は上に本問では下に銀を捨てます。

新井大輔 97玉に備える。
まつきち 前問の方が好感度高し。
奥鳥羽生 先銀が 龍将軍に 後託し
不特定少数 今度7七銀は7九玉で困る。
あああああ こちらは第二感くらいでした。
占魚亭 銀をどこへ動かすか(その2)。第22番のバリエーションだけど、イマイチ。

第24問 スサヒドーパーアライ

正解 33桂不成、同玉、23飛成まで3手詰

作者 手順は既視感あり。不成の痕跡が詰め上がりに残らないようにしてみました。

桂と飛のバッテリー。13桂成または33桂成と両王手したい局面でフワッと33桂不成がいい感じです。同一手順作は存在しますが、構図は最も洗練されているので新作たり得ていると思います。★

せら 31玉に備える桂生。
新井大輔 生で跳ねる方向に注意。
奥鳥羽生 桂不成 一石二鳥 馬遮断
不特定少数 2一に利かせつつ馬筋を塞ぐ桂不成。
あああああ 捨てる駒を不成で行くというのは好印象。
占魚亭 11玉・12玉・31玉に備えて初手桂生。
空 貴人 31玉の変化に備えて、初手は不成とする。成って王手すると取ってくれない。時折見かける趣向だが、階層的な面白さを感じる。
まつきち 33桂生がソフトな手触り(桂を成ると31玉でも11玉でも詰まない)。昔々桑原さんの作品(古今短編80番)で桂生を見て感動したことを思い出す。

『妙義図式』第16番では「桂ナラズの元祖的作品」と書いていますね。図だけ紹介しておきます。15手詰です。
桑原辰雄 将棋世界1960.12

第25問 ヤミラミ

正解 35角、45玉、65飛まで3手詰

角をどこに動かすか。14通りの動きを可能な構図できっちり1つに絞っています。74金の働きが悪いのが気になりますが、初形で44に飛車の効きがあるというのが肝ですので仕方ない所なのでしょう。★

新井大輔 程良く動く35角。
占魚亭 ガツンと歩頭へ角移動。
スサヒドーパーアライ 詰め上がりの不安定感が好みです。
奥鳥羽生 ここだけよ 飛の利き消えを 角補完 
まつきち 中空の詰上り。成る手が出ないのが良い?
あああああ 飛車が利いているところに重ねて利きを作るのは良いと思う。

第26問 竹野龍騎

正解 92飛成、33龍、12龍まで3手詰

作者 長距離移動。7+6+8=21マス!

双玉を利用して簡潔な構図で8マス移動を含む双飛の大遠征。そういえばかつて三手詰で移動距離を競う催しがありましたね? 初手が絶対且つ非限定なのが嫌われたか星は一つだけでした。★

松崎一郎 飛んで大返し。
新井大輔 飛と龍が大きく動く。
あああああ 飛車・龍の遠距離移動。
奥鳥羽生 左右 長距離移動 出世龍 
まつきち 22飛が92から12まで大移動。
占魚亭 双方の龍(飛)が大きく動いて気持ちいい。
スサヒドーパーアライ 初手が自明にならないように作りたいところ。
せら 他のマスにも移動する紛れがある最遠移動を考えたい。

第27問 シナトラ

正解 53と、91飛、36馬まで3手

作者 と金移動1/5だが実質は1/3。前例が心配だ。

と-角のバッテリー。と金をどこに動かすか。63,54は72馬の利きを塞いでしまうのでダメ。74,65は47玉と逃げられたときに83馬の効きを塞いでしまうのでダメ。これで一意に決まります。究極までに推敲された初形が美しい作品でした。★★

新井大輔 ラインをふさがない限定移動。
奥鳥羽生 と金さん 馬を邪魔せぬ 場所思案
スサヒドーパーアライ 角たちの邪魔にならない場所を探す。
あああああ 金の場合、邪魔しないのはそっぽだけ!
不特定少数 馬を邪魔しないと金の位置は5三のみ。
ぎょうざパン 馬の邪魔をしない様にソッポへ移動すると金。
せら 72→36と83→47のラインを切らない53が唯一の手段。
まつきち 53以外の5地点に移動すると詰まない。少ない駒数での表現はお見事。
占魚亭 変化を見据えて64と金を72馬のラインを妨げない地点に移動させる。この駒数で上手く出来ていますね。
空 貴人 64のとをどこへ動かすか。パラっとした盤面の広さもあって、さてどうしよう、と、少し途方に暮れた。そんな印象を抱かせる面白い作品と感じる。

第28問 ミーナ

正解 25金、同玉、14角まで3手詰

作者 駄配を指摘するコメントをよく目にするが、もともと内容の薄い詰将棋は、軽くするに連れその意味を失っていく。シンプルイズベストではないのだ。

今回のテーマの条件が厳しすぎたのでは?

占魚亭 味の良い初手。
奥鳥羽生 金捨て身 足長角を 信頼し
まつきち ちょっと紛れ不足でしょうか。
新井大輔 両王手から入って、詰み上がりが対子。
あああああ (なぜか23玉に14金が見えず、角を打っていた)

第29問 ルイ399世

正解 27桂、同銀不成、26龍まで3手詰

詰上りで25銀が不要というの大減点ですね。2手目25玉を作意にするべきだった?

あああああ 駒余り回避の不成。
まつきち 駒余りを避ける不成。
不特定少数 駒余りを避ける銀不成。
新井大輔 うっかり成ってはいけない。
奥鳥羽生 せめてもと 銀は不成で 歩を死守す
占魚亭 攻方46龍の横のラインを通す2手目銀生が作意かな?

第30問 ミーナ

正解 14角、同龍、45飛まで3手詰

初手45飛のうっかり解答は手順を書いてもらっていないので確認できませんが多分いないでしょう。

占魚亭 受方龍を釣る。
あああああ 逆にしたらダメ!
不特定少数 初手4五飛は3五合で失敗
新井大輔 7種の駒を順番に着手する連作だった!
奥鳥羽生 餌をまき 取ってくれるの どちらかな
まつきち 45飛は35合で詰まない。少ない駒数で手順前後のアヤを楽しむ。


今日は余裕と思いきや寝落ちしてしまい、この時間の更新となりました。油断大敵!
つづきます。

「第10回三手詰祭
  結果発表 (その2)」への3件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    皆様、短評いただきありがとうございました。

    【第16問】は、駒数を少なくすることに頭がいきましたが、初手の非限定が良くなかったようですね・・
    51と(攻方)を配置するなどで初手を限定出来ればと思います。

    【第22問】は、二手目が6通りですが同玉の時だけ龍の移動場所が違うので「二手目・同玉」が作為手順です。

      1. 風みどり様
        さっそく修正いただき、ありがとうございました。(感謝)

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