ということで早速筆者も1作紹介します。
岩室正明 近代将棋 1975.11
えっ?これがそんなに名作なのかっておっしゃいますか?
はい。
何度も書いていますが、詰将棋の作品と解答者は一期一会なんです。
不幸な出会いをする場合もあれば、幸運な出会いをすることもある。
この作品は筆者にとって紛れもなく3手詰の傑作です。
その証拠に40年以上も覚えているのですから(ドヤ顔)。
そのときは凄く感心しても、数年も経てば忘れてしまう作品ってありませんか。
自力で解いていない場合など、よくありますよね(中高年の方は同意したと思う)。
本作は筆者が詰将棋を覚えたての頃に、おそらく近将3手の詰コーナーで解いて感動したのだと思います。
折角開き王手可能なラインにいるのに、そこから追い出すような初手。
それを同龍と取られたらなんと逆王手!
逆王手を防ぎつつ敵さんの玉を仕留める最終手。
この印象は強烈に筆者の脳みそに刻み込まれたのだと思います。
もちろん図面や作者名を覚えていたわけではありません。
というか作者名を知ったのはつい30分前です。
覚えていたのは手順だけ。
これで同一作検索すれば作者が判明するだろうという読みでした。
ところが「同一作なし」……。
途方に暮れかけた所で、そうだ手順で検索してみればと気付いて(気付くの遅いのでは?)先の図に辿り着くことができました。
再会してみたら、目的の図では15玉は不要ではありませんか。
図面の再構築に失敗するはずです。
とまぁ、そういうわけでまとめるとこういうことです。
- 自分にとっての忘れられない3手詰を紹介してください。
- 手順しか覚えていなかったら検索を手伝います。
たくさんのコメント、お待ちしています。
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角さんの探検隊とはだいぶ違う本になりそうな…。
昨日、貸出中だった『詰将棋探検隊』帰ってきました。
これで安心?