近況など雑多に(2)

このタイトルのエントリーが連載になるなんて驚いてもらえたでしょうか。

ま、それはともかく。雑談にお付き合いください。

電話で注文してくださる方達

 将棋世界の新刊案内を見たりしてか、時々電話で注文をくださるお客様が何人かいらっしゃる。
送金用に振替用紙を同封して本を送る。

 なかには「新刊できたらおくってよ」と言ってくださる方もいる。
でも流石に完成した本を振込用紙付きでいきなり送りつけるというのは、ちょっとやりにくい。
(たしかそういう詐欺があったよね)

「カタログを送ってよ」というお客様もいらっしゃる。
そういえば一度作ったけれど、もう内容が古くなってしまったな。

 今のところ、詰パラを読んでいるかネットでこのブログに辿り着いた方以外に、つみき書店の本の存在を伝えるルートは非常に細いものしかない。

 なにかアイデアを出す必要がある。
いつもぼんやりとは考えていることなのだけれど、やはりこうやって文章に書くと言うことはいいことだ。
一つ思いついた。そのうち実行してみよう。(「そのうち」は…… )

案の定、もう既に忘れています。何を思いついたんだったっけなー。

吉村達也のエッセイ

 野村量さんも江口伸治さんも、自分で本を手掛ける前はオイラの好みとは作風が異なっている所為もあって、よく理解できていなかった。(要は江口さんの飛角図式はオイラには難しくて解けない)
 本を編集していく過程でその質と量の凄さが、やっと回転の遅いオイラの頭でも、ぼんやりと理解できるようになってきた。(是非2冊とも購入して二人の凄さを体感してみてください)

 或る日、詰パラのバックナンバーを眺めていて、まさにその野村さんと江口さんの凄さについて書いている文章をみつけた。吉村達也氏の連載エッセイだった。

 吉村達也氏はオイラにとって詰パラの高校の担当者だった。それが詰将棋から離れ、ラジオの深夜放送やったり、いつのまにかに推理小説の作家になったり、そしてまた詰パラに舞い戻ってきた人という認識だった。
 推理小説は1冊だけ読んだのだけれど、当時のオイラの好みとは合わず(鮎川哲也一択だった)もう二度と吉村達也作の本を手にすることはなかった……要するにオイラ的にはあまり評価の高い人ではなかったということだ。
 それが今になって急激に評価値が上がった。野村量と江口伸治をこんな昔からちゃんと理解しているなんて。(我ながら、なんてエラソーな書き方をしているんだろう……)

 ちょうど『飛角図式』を編んでいるときだったから、この文章を収録させてもらいたいと思った。故人とはいえ文筆家の文章だから遺族の了承を得なければならない。そこで水上CEOに連絡先を教えて欲しいと乞うた。
すると「まとめて了承もらっているから、大丈夫だよ」との返答。
 よし、『飛角図式』の巻末に収録しよう……ということにしたのだが……
その後コロッと忘れてしまった。思い出したのは最終原稿を印刷屋に送ってから数日後。

 ごめんなさい。オイラがバカでした。
なんでノートに書いてなかったんだろう。誰にいつどんなメールを送ったとかは制作ノートに記録していたのに、水上さんへのメールは抜けている。

 こんど、『飛角図式』紹介の時に……使わせていただくということで良いことにしよう(^^;;

御礼

 その『飛角図式』ですが、amazonから予定していた部数以上の納入依頼を得ることができました。
予約にご協力くださった方々のお陰です。ありがとうございました。
 以前どこかに書きましたが、どうせ返品されてくるのですが、半年でも預かってもらえることが大きいのです。狭いマンションで出版社やっている身としては。(サマリーポケットを検討中)

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