詰将棋雑談(80) 香剥総浚[其の十二]

[其11]で「1986年は4作発表される。」と書いたが間違いだった。
詰棋めいと発表の伊藤正作が抜けていた。お詫びします。
(オイラの調査でも大塚播州『漫陀楽』のリストにもなかった、不思議だ)

伊藤正 詰棋めいと1986.10

『詰棋めいと』の投稿欄は充実していた。伊藤正・塩野入清一そして後期は田島秀男といった作家が傑作を寄せていた。本作も「これだけでできているの?」と初形を見ただけで目を瞠る。
そして1小節の中に角の中合がでるのにまた驚かされる。それをとらないという展開も類を見ない。

相馬康幸 詰パラ1987.7

よくぞ狭い所にこれだけのものを詰め込むものだ。
桂で香を呼び込み角で剥がすところは山本昭一作と同じだが1筋でその香を桂馬に交換させるとは驚いた。

1987年はこれ1作。

相馬康幸「メビウス」 近代将棋1988.5

1小節24手もかかる大作。
よくみると1サイクル毎に2枚の馬が入れ換わる。
ということは1小節48手と考えるべきか。
『相馬康幸Collection』#47

1988年もこれ1作。

「詰将棋雑談(80) 香剥総浚[其の十二]」への3件のフィードバック

  1. 連載?が終了したら、以下のリストを是非まとめて頂きたいです。

    ・長手数ランキング
    ・分類(馬鋸との組み合わせ、無仕掛との組み合わせ、小駒図式…等々)
    ・香の配置筋のランキング(1/9筋:X局、2/8筋:Y局、3/7筋:Z局…)

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