詰将棋つくってみた(91) 課題19:結果発表(前編)

課題19:変化を活用した詰将棋を作ってください。ただし手数は一桁でお願いします。

今回は8名の方から解答をいただきました。
ここのところ2桁は確保したいたのでちょっとさみしいです。

まだ解いていない方はこちらからどうぞ。

印刷用pdfつくりました⇒課題19.pdf

3手詰

第1問 松田圭市

正解
49金、同銀不成、57角まで3手詰
49金、同銀成、38飛まで3手詰

松崎一郎 簡素の中に深みを感じる。
齋藤光寿 シンプルな成/生の切り分け。
まつきち 同銀成は38飛。シンプルな構成。
藤田卓志 成るべきか成らざるべきか、それが問題だ。
占魚亭 利きの違い。銀の成・生でトドメ駒が変化。
松澤成俊 成ると最終手余詰めが発生するから不成が作意?

第2問 羽毛布団

正解
66桂、同馬、45馬まで3手詰
66桂、同飛、43飛成まで3手詰

齋藤光寿 馬には馬、飛車には飛車。
松澤成俊 3手詰めで持ち駒があるからなぁ(笑)
松崎一郎 馬、飛の動きが対称的でシャキっとする。
藤田卓志 馬で取れば馬、飛で取れば飛というわけか。
negitarou 飛車が動くと飛車でトドメ、馬が動くと馬でトドメ!
まつきち 同馬は45馬。飛には飛、馬には馬というのが良い。
占魚亭 受方駒の利き逸らし。取る駒の違いでトドメ駒が変化。

第3問 駒井めい

正解
44香、同玉、54角成まで3手詰
44香、同飛、52飛成まで3手詰

齋藤光寿 初手が筋の単打。
松澤成俊 はなして打つ人はいまい
negitarou 香車の短打が良い味です。
藤田卓志 香の短打、歩では逃げられる。
占魚亭 取る駒の違いで成る駒が変化。
松崎一郎 退路封鎖と呼込みの手筋を簡潔に表現。
まつきち 素朴な表現だが、応手3通り、全部異なる詰ませ方。

第4問 松田圭市

正解
13飛成、23香、22龍まで3手詰
13飛成、23銀、34金右まで3手詰

松澤成俊 作意はどっち?
齋藤光寿 2手目は駒を打つとドボン。
藤田卓志 龍が潜り込ん詰むのが面白い。
松崎一郎 23香の移動合に一瞬息を呑む。
negitarou 2手目は移動合。2三香の手順が好きです。
まつきち 香を入手して36香に35桂のような応酬を期待したが。
占魚亭 移動合の駒の違い。香は攻方王がピンされたまま、銀は受方玉がピンされる。

5手詰

第5問 あなかく

正解
17金、19玉、18金、同玉、12龍まで5手詰

negitarou 邪魔駒の金を消去!
松澤成俊 2手目の変化が面白い
齋藤光寿 28合を残す19玉が面白い。作意も快感。
占魚亭 作意は横、変化は縦。龍の動きを味わう作品。
松崎一郎 4手目が同銀成、89竜まで駒余り5手詰の変化手順も両王手で味が良い。
まつきち 龍は縦に使うことばかり考えていたので、解いてから16金が邪魔駒だったと気づく(汗)

第6問 ひまかじま

正解
44銀、同桂、65飛、同角、64銀まで5手詰
44銀、同桂、65飛、同飛、47桂まで駒余り
44銀、同銀、56飛、同角、46銀まで5手詰
44銀、同銀、56飛、同飛、67桂まで駒余り

齋藤光寿 初手の打診が斬新。
松崎一郎 飛角銀が縦列と横列。
松澤成俊 初手なぜかみえにくい
まつきち 2手目同桂なら65飛。いずれも焦点の飛車捨てが気持ちよい。
negitarou 初手は「5六飛」が第一感でした。初手は、同銀か同桂を選択させる一手!
占魚亭 取る駒の違いにより飛の利きを遮る地点が変化。駒余りの変化での桂の跳ね方の違いも良い。
隅の老人A 作者は愛知県人?日間賀島はタコで有名。何度か遊びに行っている。

第7問 やよい

正解
66桂、同銀成、55角成、同玉、64飛成まで5手詰
66桂、同銀不成、65飛成、同玉、64角成まで5手詰

まつきち 2手目成には55角成も豪快。
松澤成俊 2手目不成の変化がかっこいい
松崎一郎 銀の成・不成で角と飛の順序が逆になる。
齋藤光寿 どちらとも4手目が限定されてるのに好感。
negitarou 初手は香車の利きを通し、かつ、玉方・銀の「成・不成」を打診する一手!
占魚亭 2手目の銀の成・生と絡めたZilahi。最終手は同地点に成る構成なのも良い。

第8問 やよい

正解
47桂、25玉、41馬、95角、35金まで5手詰
47桂、34玉、52馬、同と、24金まで5手詰
47桂、36玉、63馬、同と、27金まで5手詰
47桂、45玉、74馬、95角、35金まで5手詰

齋藤光寿 4通りの馬移動とは驚いた。
松澤成俊 桂をはねて詰むのはやや意外
松崎一郎 右、左どちらに逃げても馬力に敵わず。
占魚亭 plus-flight。35金がダブるのが残念だけれども仕方ないですか。
negitarou 玉の逃げ場所(2手目)が4箇所に対して、「馬」の開き場所(3手目)も4箇所!
まつきち 45玉なら74馬と一マス動くのが、41馬の最遠移動との対比。
もう少し配置を整理できそうだが余詰消しが大変?

7手詰

第9問 松θ拓矢

正解
43角成、26銀、25飛、14玉、15香、同銀、23飛成まで7手詰
43角成、26金、25飛、同金、同飛、14玉、15香まで駒余り

齋藤光寿 飛車を取るより15の利き。
松澤成俊 大駒のほうを捨てたいところ
松崎一郎 合駒の銀を動かすのが面白い。
占魚亭 合駒の違いが狙いでしょうか。
まつきち やや拍子抜け。2手目の変化を楽しむ?

第10問 松田圭市

正解
25香、同龍、13角成、同玉、25桂、23玉、24飛まで7手詰
25香、24歩、同銀、14玉、15歩、同龍、13銀成まで7手詰
25香、24桂、同香、13玉、25桂打、同龍、同桂まで駒余り

齋藤光寿 2手目同竜は意図的な変同?
松澤成俊 7手で最終手余詰めは避けたい
占魚亭 2手目、取るか合駒するかの違い。
まつきち 2手目同龍は変同?それも含めて変化を楽しむ?
negitarou 2手目は、歩合と桂合を読みました。攻方・1二香の意味が分かってスッキリしました。

第11問 小林敏樹(after馬屋原剛)

正解
58桂、同馬、37金、35玉、26銀、34玉、47金まで7手詰
58桂、同龍、37銀、35玉、26金、34玉、48銀まで7手詰

松澤成俊 課題にピッタリはまっていてさすが
齋藤光寿 金銀を打ち換える構成がとてもきれい。
松崎一郎 二手目の応手次第で金銀を使う順序が逆になる。
占魚亭 金の盾、銀の盾。桂を取る駒の違いにより3手目から分岐。
negitarou 同龍だと銀打ち、同馬だと金打ち。最後が開き王手となるのが、渋くて良かったです。
まつきち 馬なら37金から47金まで。この対比は妙味を感じる。これに「変同云々」というコメントがあったらいかがなものかと思ってしまう(人それぞれですが)。

つづきは明日!

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