※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
第26番 詰パラ1955.11改
94歩、84玉、74金、同玉、64金、84玉、
95角、94玉、86桂、93玉、92と、同玉、
93歩、同桂、91金、同玉、81歩成、同玉、
82銀成、同玉、73金、92玉、91飛成、同玉、
61飛成、81銀、92歩、同玉、83金、91玉、
81龍、同玉、82銀まで
で詰ましたはいいが、これは駒余り。
一体、作意はいずこ。
というのが昨夜のお話し。今夜はその続きでござる。
実は昨日は医者に行く時間が迫ってきたのもあり、諦めて答を見た。
すると……やはり上記の順は余詰で、正解は23手目から異なる順だった。
すなわち……
82金、同玉、94桂、92玉、91飛成、同玉、
73角成、同香、92歩、
桂が二段跳ねする順は当然考えたのだが、その後の92歩で詰むのがまったく見えていなかった。
当節は見ない変長前提の収束だ。
81玉、61飛成、92玉、72龍、91玉、
82龍まで37手詰
飛角の連捨てからの収束が狙いだろうか。
64金の邪魔駒も手順の途中で出現する演出もよくできている。
一応、修正案も考えてみた。安易な案なのでよりよい案があったらコメントをください。
【修正案】