詰将棋つくってみた(148) 課題31:結果発表(その3)

つづきです。
今日は何番までいけるかな!?

~27手詰

第11問 小笠原哲也

正解
23桂、21玉、11桂成、同玉、23桂、21玉、
31桂成、同玉、43桂、21玉、23香、12玉、
22香成、同玉、33馬、21玉、13桂、12玉、
23銀成まで19手詰

RINTARO 持駒桂4の収穫。
占魚亭 8手かけて桂2枚と香を交換。
松澤成俊 桂2枚と香を交換すると詰むわけですね
竹中健一 最後があっさりしすぎかなぁ。
松崎一郎 絶妙手23香!詰め上り美しい。

ぎょうざパン 5手目、33馬の変化が詰みそうで追い続けました。(銀合でダメですね)

★初手43桂はすぐに切れる。初手23桂はまずやってみる手だろう。22玉は34桂が打てる。32玉は33銀成からこれは狭くなるので手数はかかるが香を入手して詰む。そこで21玉。33桂では32玉と戻られて33銀成が出来ないので失敗。11桂成と香を入手するしかない。
★11同玉に33馬と引きつける手の誘惑が強い。ぎょうざパンさんが悩んだとおり銀の限定合で詰まない。このように紛れに限定合で逃れというのは印象が良い。
★とすれば23桂しかないが次の手も31桂成ぐらいしか見当たらない。


★これで初形と比べて持駒桂2枚で11香を入手したことになる。この玉を戻す面白さにお二方が触れていた。さて43桂と再び打ち直すことになるが、その意味は23香と打つためだろう。香を成り捨てて玉を引き上げると、今度こそ33馬と引きつけて以下は簡単だ。

第12問 川蝉

正解
72金、同玉、83銀、同歩、73銀、同桂、
同角成、同玉、72金、同玉、81銀、同玉、
73桂、82玉、72金、同玉、81銀、73玉、
72金まで19手詰

松崎一郎 桂を取り73に打つ心地よさ。
ぎょうざパン 桂を73で使う事がわかり、解けました。
松澤成俊 73でばらして詰みとはさすがの物量(笑)
RINTARO 持駒金4銀4まで、よく逆算したと思います。
竹中健一 73桂が打てれば詰みと気づくかどうか。持駒多いけど難しさはない。
占魚亭 歩が押さえているので上部に逃げられる心配はない。桂を取るまでの組み立て方が考え所。

★桂香図式の金持図式。
★初手はこの一手。3手目は金か銀かだが、まず銀を試してみるだろう。同玉は84から並べ詰み。同歩に次の手も73(金|銀)がまず思いつく。71角成は同角で93からの逃げ道が出来てしまう。金銀はペンディングしておいて同桂、同角成、同玉と進めよう。

★箱庭型の無仕掛図式のようになった。桂馬を使って手掛かりをつけるタイプだ。94桂が思いつくが82銀と呼び込もうとしても同角とされるから不可能。とすれば81玉と移動させて73桂という筋しか残らない。
★ここから詰上りまで72金が3回必要。初手にも金を使ったので数はピッタリ。これで3手目および5手目は銀であった事が判明して解決だ。
★守備駒が玉の周辺に少ないのに無仕掛風にすることで大量の持駒を上手く捌いた。金持ち図式で金銀がたくさん盤上に残るのは見苦しいが、本図は2枚で清涼詰風の爽やかさを味わえる。

第13問 川蝉

正解
38銀、59玉、49金、同馬、68馬、同玉、
77銀、79玉、49龍、同龍、88角、69玉、
68金、59玉、58金打、同龍、同金、同玉、
68飛、59玉、58金まで21手詰

竹中健一 収束さえないのが残念。
RINTARO これも逆算で持駒金4にしたのかな。
占魚亭 68馬~49龍が決め手となる迫り方。
松澤成俊 49龍に59銀などの変化があり多分割り切れているのだろうが 作意がよくわからない。あまり考える気がしないのは何故?

★38銀、59玉で途方に暮れる。68馬では同龍でどうしようもない。このとき49龍で詰むように馬を切る前に49金が唯一の攻め筋のようだ。しかし同龍・同馬・69玉と変化もありまだまだ大変そうだ。熱心家は下の動く将棋盤で確認されたし。
★作意は77銀、79玉に龍を切ってしまい。残った守備駒の龍も清算して詰み。
★このような守備駒を如何に精算するかというタイプの問題は、実戦派には役立つかもしれないが、オイラには面白さがよく分からないです。

第14問 negitarou

正解
24桂、同と、13香成、同玉、25桂、12玉、
13香、23玉、33銀成、14玉、26桂、15玉、
27桂、16玉、17歩、同玉、34桂、35と、
18香、27玉、28金まで21手詰

松澤成俊 なにか狙いが欲しい
松崎一郎 淀みなく手が進む。
竹中健一 収束もう少し何とかしたいかなぁ。
RINTARO 追い詰に感じるのはなんでだろうなぁ。
占魚亭 収束で2手目に移動させた受方と金を活用する所はいいですね。
negitarou 自作。前半パート(1手目~9手目)と後半パート(11手目~21手目)を組み合わせましたが、少し冗長だったかも。

★手順に解説するところはない。捨駒は初手の24桂と15手目の17歩だけであとは王手をしているだけだ。

第15問 negitarou

正解
36銀、同と、24銀、34玉、23銀不成、35玉、
47桂、同と、36銀、24玉、25銀、13玉、
22銀打、同成桂、同銀不成、同玉、32角成、13玉、
14馬、22玉、32桂成、11玉、23桂まで23手詰

松崎一郎 雪隠詰。
占魚亭 前半まずまず、後半イマイチ。
竹中健一 銀で23桂を取らせておくのがポイントかな。
RINTARO 序の手順は面白いです。収束は間延びしたかも。
松澤成俊 狙いが分からないし(持ち駒か(笑))駒取り駒交換とだらだらした収束とダメ要素がそろっている。
negitarou 自作【今回のエース】、一番気に入っているのは「初手」です。四手目・同玉の変化手順も見ていただけると嬉しいです。

★24銀と攻めたいが、その前に45玉と逃げられたときの対策をしておかなければいけない。それが36銀で同とと質駒にしておけば45玉には36角とできる。24銀に同玉は25銀と拠点を築いて23角成~15桂で詰む。なかなか深い変化だ。
★24銀を取らずに34玉と躱すことになるが、45銀や43銀では今度こそ25玉で困る。23銀不成と桂馬を取ってしまうのがオイラには意外な順だった。23角成と捌けなくなってしまう。
★収束は22銀打からの駒交換。ちょっとグダグダになってしまった。

第16問 川蝉

正解
32香、同玉、21銀、同玉、12銀、31玉、
32香、同玉、21銀打、42玉、32金、52玉、
42金打、61玉、62香、71玉、72香、82玉、
92金、72玉、61銀、62玉、72金まで23手詰

変化:18手
同玉、61銀、82玉、92金、71玉、72金、
まで23手詰

占魚亭 物量攻め。
松澤成俊 金捨てがポイント
RINTARO 盤面豆腐で素晴らしいです。
松崎一郎 12ピースのジグソーパズルのようだ。
竹中健一 金の使い場所がカギ。香は歩でも良いので使い方がもったいない。

★実は23手詰。持駒12枚だから手順は総て駒を打っていくだけだ。
★難しそうに見えるかもしれないが、手を出してみればそれほどではないと分かるはずだ。香に逃げる変化は読み飛ばしても大丈夫。それにしても詰上り盤面に金銀が7枚も残っていると逆に壮観だ。

第17問 RINTARO

正解
26金、同玉、27銀、17玉、18銀、同玉、
28金、同玉、38金、17玉、27金打、18玉、
28金引、19玉、18金、29玉、19金、同玉、
28銀、29玉、18銀、同玉、19歩、29玉、
18銀まで25手詰

松澤成俊 これも金捨てがポイント
占魚亭 入玉させたら、後は簡単。
松崎一郎 金4枚を先に使い切って不安だった。
竹中健一 38金と形を決めてからも長いのが不思議でした。

★小駒裸玉を思い起こさせる初形。
★26銀として取ってくれれば簡単だが、36玉と潜られてこれは絶望だろう。とすると初手は26金しか無い。93歩があるからこれは逃げたら詰むと信じて同玉。金が足りなくなるので27銀だ。引き返すのは並べ詰み。17玉と入玉されて後は狭い所で考えれば良さそうだ。
守備駒の18とを消すのは必然として27銀では29玉から39玉と逃げ出される。37桂がいるので49金と打てないのだ。とすれば28金から38金と抑えるのは仕方が無い。
★27金打と打った金がずっと邪魔駒になり追いかけ回して捨てるのが楽しい。

※今日はここまで!

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