雑談

実は小林さんから送られてきた資料はもう一つあった。
それは詰研会報83号に掲載された「純四桂詰の研究(要点)」新ヶ江幸弘のスキャンデータ。

11月号の結果稿を書くために私もずいぶん探したのだけれど見つからなかったものだ。
調べてみたら手元にある詰研会報で一番古いものは91号だった。
そのファイルには「詰研会報3」と書いてある。
1と2のファイルはどこにいったんだろう…。

読みたい方もいるでしょうか。
かなり読みにくいです。

詰研で解答のご褒美でもらえた資料もあるのだが、青焼きなのでだんだん読めなくなってきている。

貴重な「山崎隆作品集」もこんな感じ。

山崎さん、大学院に投稿してくれないかなぁ。
新鮮な追い趣向が欲しいなぁ。

ノート追記

昨日の「ノート」–純四桂詰作品集覧– にさっそくコメント・メッセージで漏れている作品をご教授頂いた。このスピード感はやみつきになりますな。

まずは戸田さんからコメントを頂いた「将棋殺人事件」。
買ったのは慥かなので本棚を探してみたけれど、見つからない。
そこで小林さんからメールが届いた。

詰研会報83号のシンガエ論考をスキャンしましたので、送ります。
若島さんが作り直した、赤沢真冬の最新作(竹本健治「将棋殺人事件」)は見つかりませんでした。

文庫本買ったんだけど、捨てちゃったかなあ。
若島さんの巻末解説はとても良かったので、そこだけでもぜひ読むべきです。

・・・数時間後・・・・
本は見つからなかったけれど、若島作の図面は発見しました。
2009年の看寿賞選考で、谷川作の後半15手ほどがほぼ同じなので比較していたのでした。
この2作を比べるのも興味深いかと・・・。

数時間も探してくれてありがとう。
(私は30分であきらめました)

若島正(原作:赤沢真冬?)

谷川浩司 将棋世界2009-05

続いて浦野先生から教えて頂いた作品。

中田章道 「駒の詩」#71 (1983)

年賀状で使った作品のようです。

次にドリーさんからの指摘。

最後に岡村さんからの指摘。

墨江酔人作(近将1988・5、99手)の全駒作品は、発表時期や手順の比較から、七條兼三作(パラ1987・7、43手)の歩なし全駒作品を逆算し直したもの、というところでしょうか。
付け加えた52歩成の処で余詰(63飛)が生じてしまったのは、創作にありがちな落とし穴ですね。

墨江酔人も七條兼三も同一人物です。(念のため)

七條兼三 詰パラ1987-07

最後の2作はT-Baseの検索でなぜひっかからなかったか謎です。

ノート

これが「死刑の宣告」。
この作品は作者不明なのでしたっけ?
そんなことないよなぁ。

そして詰上がりのインパクトを極限まで追求した作品が出現。
「純四桂詰」というジャンルを生み出した。

そして純四桂詰で記憶にあるのは次の作品。
他にあったら教えてください。

初刑全駒配置を実現したのが次の2作。

「将棋墨酔」#91
ただし今回柿木先生に調べて貰ったら、81手目52歩成の所、63飛で余詰と出た。
熱心家は検証してください。

詰パラ1月号 (続)

瑞寶雙光章

なんのことだろうかと調べてしまいました。
瑞宝章というのがあって、その中がさらに6ランクに分かれている。
そういうことのようです。
平成22年秋の叙勲受章者

詰鬼人物語

タイトルに驚いたのは私だけではないはず。
というか、今では普通に解答を送ってくれている「詰鬼人」さんがいるのに、このタイトルはまずいでしょう。
本人の了解を得ているのだろうか?

タイトル変更を要求しまーす。
著作権侵害でーす。

詰将棋散歩道

編集後記を読むと、篠原さん、磯田さん、福田さんの共同執筆ということなのでしょうか?
詰○人物語なんていらないから、この御3方に毎月書いてもらいましょうよ。

推理将棋

高坂さんお疲れ様でした。
結局、1回しか解答送れませんでした。ごめんなさい。
さて、高坂さん、これで世界の○○の仕事が片付けば、手が空きますね……(^^)

読者サロン

9月号の結果稿に入りきらなかった「月下美人」の修正図が載っていますのでお見逃しなく。75手ですが易しいので楽しめると思います。

会合案内

チームCSKって何だろう…。

大学院結果稿

大学院でまたまた誤答。
そして皆さんの予想通りちょっと上から目線の短評も載ってます(汗)
別に某氏でなくてもいいですよ。

引用元: たくぼんの解図日記.

言い訳します。
名前を伏せたのはそれが不名誉だからというわけではありません。
実際、10月号掲載の「シンメトリー」の結果稿では
堂々と誤解者の誤解手数までつけて載せています。

解答審査では×であっても、その作品をきちんと鑑賞している短評は
作家への讃辞として、また読者の理解を深める材料として
当然使っていいものと理解していました。

ところが、先日ある方から次のような問い合わせがありました。

「全題正解者に名前が載っていないが、作品Aは正解の筈だし、
作品Bは短評が採用されているからこちらも正解なのではないか」

実際は、作品Bは一カ所だけ玉の逃げ方が間違えており、作意に還元するいわゆる
変別解で×だったのです。

しかし、(その陥穽は見逃していたわけですが)短評は的確な
内容だったので是非結果稿にはほしく、使ったわけです。

でも、「短評が載っているんだから正解」と考えるのも当然だよなぁと
考えて、今回のような「某氏」を使ってみたのです。

でも、やっぱり変ですよねぇ。
ご意見お聞かせください。

詰パラ1月号

湯治に行っていた所為で、昨夜やっと手にした1月号。
いつものようにアイキャッチ画像を用意しようとしたら、新しくしたプリンタがパソコンを認識しない。
おかしいなぁ。11月号はこの新しいプリンタでできたはずなんだけど。
まぁ、なくてもいいや。

大学院の宣伝

院1の堀切さんの作品について平井康雄さんが書いていた文章を発見。

 そんな中、大学院の堀切氏作は実は数年前の詰備会で見せてもらった作品みたい。当時、「大学院向きじゃないので詰備会でどうだろうか?」と言われていたのですが、「そんなことないから、自信を持って大学院に投稿してください」というのが、当日の参加メンバーの意見でした。実際に大学院に採用されたのだから、間違ってなかったようです。
 もう一つの「山崎 健氏」はおもちゃ箱の方で活躍されていますが、ついに詰パラデビュー。かなり長手数のハガシ趣向らしいですが、果たしてどんな手順なのか、気になるところです。

詰将棋劇場blog 2010.12.31 詰パラ1月号

そうなんです。堀切さんには採用が遅くなってしまった事、お詫びします。まる1年、抱えてしまいました。

院2の山崎さんはパラ初入選なんですね。「やさ院」希望の投稿でしたが、お正月にピッタリと即採用。それでも編集部が受け取ったのは昨年の9月ですから、作者が投稿したのはおそらく8月下旬。ずいぶんかかっています。なぜなら私がその投稿を受け取るのはタイミングにもよりますが、たぶん10月の中旬。その時点では11月号の撰題はもう編集部に送稿済み。12月号はやさ院なので撰題はかなり前に決まっていました。というわけで、8月に投稿して1月号で「即採用」というのは本当の事なのです。

パラから投稿作が送られてくるのが月1回。
検討に手間取りそうなのは、検討協力者にも送るので返事は数ヶ月後になる。(こないことも…)(協力者募集中)
いい対バンが見つからないので在庫になる事も。

そういったことが原因で投稿から発表までの時間がかかるのですね。
院は月に2作しか枠がないという事もありますか。

そこで正式には許可されていませんが、直接メール投稿という手があります。
院への投稿用のアドレスは
kazemidori+in@gmail.com
です。
どっかにも書きましたが、パラに紙媒体で投稿するのと同じ形式でお願いします。
特に住所をお忘れ無く。

ちなみに解答用はkazemidori+para@gmail.comですが、これらは同じメールボックスに届きます。
ただ+がついているメールは大切なメールなので、運悪くゴミ箱にとばされたりしないようにしてあり、同時に自動返信をする設定になっています。

なので、メール解答・メール投稿したのに自動返信が来なかったら、再度ご連絡ください。

今日はここまで。

いまさら詰パラ11月号

儲からないけれど仕事が忙しくて、ついついここを放置してしまった。
いまさらだけど、11月号の宣伝だけでも書いておこう。

いや、それにしても遅いか。下手したらそろそろ12月号が届くからなぁ。

大学院は高木秀夫が27年間温めたという作品「舞」と、添川公司、在庫最後の1作「奇兵隊」。

奇兵隊って桂小五郎だったっけ?と思って調べたら、高杉晋作だった。
「奇兵」というのは「正規兵」に対応する言葉らしい。

でも「兵」という漢字は本来「武器」という意味だから、「変わった武器」と読むこともできるなぁ。

「STARSHIP TROOPER」の結果稿に対する反応がネットででてきた。
動向を見守りたい(^^;

いや、オイラ自身は「詰将棋は芸術である」と思っていますので、あまり規約について論議するのはしっくりきません。
金子さんに全部責任押っつけてお任せしたい気分です。(無責任だなぁ)

詰パラ10月号

大学院

今月も豪華な作品が並んでいる。

作者名は安武翔太と添川公司。
タイトルは「落葉」と「胡蝶蘭」。
いずれも盤面39枚配置。
なにかを期待させる面構えだ。

夢枕獏だったか、自分が歯を食いしばって何ヶ月もかけて書いたものを読者はほんの数時間で読んでしまう。
そんなことを書いているのを記憶している。

これらの作品も、コツコツと長い時間をかけて才能ある二人の匠が練り上げて仕上げたものだ。
誰のために。
そう、あなたのために。

解かなくては損である。

半期賞発表

岡本眞一郎さんが高校と大学で受賞。
おめでとうございます。
すごいです。

曲詰がこれで一段落ということは、次はまた凝りに凝った不成の作品を期待しても良いのでしょうか。
楽しみにしています。

大学院は馬屋原剛さんの「槍の帝王」と添川公司さんの「虹と雪のバラード」の2作。
もう1作ぐらいだめかと交渉してみたが、基本1作ということなので残念。

なお馬屋原さんが(初受賞)となっているが、これは編集部のミスで2回目だ。

リレー随筆

室門健一さん。
近将で2006年9月から解説を書いていたとき、すっきりさわやかな短編で印象に残っている。
てっきり若い方だと思っていたら、私よりずっと年上と知って驚いた。
おいらももっと誌上に作品だそう。がんばろうと思った。

大学院結果稿

「シンメトリー」にたっぷり途中図つけたかったので、大幅増頁してもらった。
難解作ではないのに正解者わずか5名。
オイラ自身は挑戦したときは509手解で沈んでしまったことをここでこっそり告白しておこう。

念願のオールA!
井上さんありがとう。

(次の目標は○○○さんからA評を獲得すること。)

馬屋原さんの「馬レース」も好評で良かった。
これで確信もって易しい作品を撰題できる。
(来年1月号は凄くやさしいです。たくさん解答ください。)

2001年の詰パラを読む

…が、難しい。

いえ、読みたかったのは2001年3月号の安江論文「古時計は回りはじめた」なのだが、その反論やらなにやらが4月号以降にも載っていて、なかなか読み終わらない。(教えてくださった蛙さん、ありがとう!)

平行してネット上でもMLで議論がなされていたようで、このログを入手することは可能でしょうか。
もし、くださる方がいらっしゃったら感謝します。

なんで急に規約について勉強しているのかというと、解答審査基準について考えなくてはいけない局面を迎えてしまったからだ。

基本的に採点は「厳しく」と考えている。遊びは真剣なほど面白いから、と書いた…はずだ、どこかに。

ところが、今回採点をしていて、これは正解扱いにしたいなと思われるケースにぶつかった。

採点は「厳しい」なら厳しく、「甘い」なら甘く貫き通すのが望ましい。
判断がその都度ブレるのは不信感を招く。

しかし、ただ頑なに貫くだけというのも馬鹿である。

そこで、今回信念を枉げて甘く採点する、その理論的根拠を求めて勉強しているわけだ。

遅いっていうのは、毎度の事ながら禁句ということで。

いや確かに遅いのだけれど。わかっているので言わないでということです。
担当を引き受けてとりあえず2009年の長篇作品は全部並べた。
順次、2008年、2007年と遡っていこうという予定だったが、ちっとも進んでいない。

余談。
2001年11月号に首さんのこんな嘆きを見つけた。

☆8月号には意識的に変化や紛れの多いものをと思っています。
お盆休みでゆっくりと云う選者の狙いですが、
夏向きではないといつも叱られている。

オイラもまったく同じ事考えて8月号に難しいの持ってきたら、同じお叱りをいただいた。

10月号の「パソコン奮戦記」も心に沁みる。

ノート

伊藤看寿 図巧#83

一往復44手

  1. 51歩
  2. 31歩
  3. 22歩
  4. 12歩
  5. 13桂
  6. 収束

 

黒川一郎 竹生島

一往復 60手!前後

  1. 74と消去
  2. 95桂
  3. 96香
  4. 97歩/87と→97と
  5. 97と
  6. 88と/78と→88と
  7. 88と
  8. 79と
  9. 69桂配置

 

相馬康幸 風神

一往復 54手

  1. 51歩等々
  2. 71歩
  3. 81歩
  4. 82桂
  5. 92歩
  6. 93桂
  7. 89と→79と消去
  8. 98と→88と消去
  9. 97桂
  10. 88桂配置

図巧#83の系譜で他に重要な作品あったら教えてください。

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