新刊紹介というタイトルで『ランダム詰将棋』かと思った貴方。
今日届いたばかりで読み終わっているわけないじゃないですか。
なんせこちとら『将棋妙案』も並べ終わっていないというのに。
初詣 原田浩光 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン 2019.10.1
2019年に発行された本を新刊扱いとはどういうことだって?
べらんめぇ。こちとら年寄でぇ。年寄にとっちゃぁ、2年前なんてついこないだよ。
ここだけの話、最近は詰パラもまともに読んではいないので自分の記憶が頼りないのだが、詰パラではあまり見かけないお名前。
サイズはA6。将棋世界の付録の大きさだ。
自作の詰将棋が29局収録されている。
ヤフオクで6250円で落札されていたので、どのようなものか検索してみたら、新刊を800円で売っていた。
送料込みで1200円。
ちと高いかなとおもったが購入した。
先日、角さんに別の本を「高い」とtweetしていたら、「本屋なんだから本を高いと言ってはいけない」と叱られた。それぞれ事情があるんだからってことだろうか。
オイラは金持ではないので「高いものには高い」とついつい言いたくなってしまうのだけどねぇ。
弊社の出版する本が安すぎるのは間違いない。
『野村量の詰将棋560』なんて税込2200円。1局4円もしないんだから。
『Limit7』も1局6円。
来月の新刊『怒濤』だって15円だ。
まぁ、でも1局あたりいくらなんてケチくさい計算をしてはいけませんね。
ついこないだだって、某マイナビ出版の付録に上田吉一の将棋世界付録のpdfがオマケに付くからって、そしてそのうち数局が差し替えられたってんで、みんなその数局(2局だっけ?)目当てで買ったよね。
というわけで、詰将棋の本といったら入手しておかないと寝覚めが悪いという方、下記のリンク先で購入できます。
さて、内容だが、どうも作者は河内勲さんの知り合いらしく……つまり初形曲詰が多い。
オイラの苦手なタイプだ。
難しいのは駄目なんです。
1局紹介しよう。
原田浩光『初詣』第8番
こんなの14銀から龍で上部に追い出していけば詰むだろうと思うじゃないですか。
ところが、これが不思議に詰まないんです。
28銀に16玉と逆戻りされてしまう。
しばし考えて、「そうか22金、13玉に14歩だったら持駒銀2枚で追えるじゃないか」
さっきは「銀歩」の手駒で追ったのを「銀銀」で追える。
誰でもこれで解決と思う。
なのに、不思議にこれも詰まない。
いや本当に不思議。
なぜ詰まない!
正解は……
これはご自分で考えていただくか、本を購入していただくことにいたしましょう。
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