田島享央己—ズバッと言うと芸は90%才能です。達者な人は最初から上手い。下手な人はどうやったって下手です。しかし、「魅力」は稽古で鍛えられ、それで上手な人を容易に打ち負かすことが出来るのです。これが正解の無い芸の世界の醍醐味です。
萩尾望都—感情を揺さぶるということは大変なことで、やはりこっちも必死でやらないと。
谷川浩司—創作期間は1年弱だった。その間の密度は濃く、対局中にも局面が浮かんで、困ったこともしばしば。それもこれも懐かしい思い出である。
芳賀徹—一般には手数の短い作が好まれる。ところが、作る側は何とかもう少し良くしようともがき、返って悪化させてしまう。難解性も一要素ではあるが、本来は楽しんで解くもの。その楽しさを共有するものと理解している。
巨椋鴻之介—自分は今、知的発見の快感を与える中篇構想作を作ろうとしている。
駒場和男—大駒を、消すべきか消さざるべきかは、作品のストーリー次第である。(中略)ついでに言えば、大駒を消すことなど物の5分とかからない。そんなことで残念がられてはたまらない。
大塚播州–作品の発表は傑作評価とは別だから、もっと寛容であってよいと思っている。類似局だとされても、それが真実自分の発案で作られたものであれば、作品の価値評価とは切り離して、存在を認めても良いとおおらかに考えるのが筆者の主義である。
松田圭市—私の作品は解答者との対決ではないから、「なんとなく気持ちのいい手順だったな」とさえ思ってもらえればそれでいいのだ。
小川悦勇—難しすぎる詰将棋は好きじゃあない。
小川悦勇—最近の詰将棋は「合作:柿木将棋と」とした方がいいのが多い。
相馬慎一—そろそろ大作を…とは思うのですが、易しくセンスのある作品がついできてしまう(笑)僕なんです。しばらくお待ちください。
永六輔取材—職人気質という言葉はありますが、芸術家気質というものはありません。あるとすれば、芸術家気取りです。
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私の名言には會場くんの創作もいくつかあります。私の意をくんだものですが…。
まぁ歴史上の人物の名言も後世の人の創作ということが多いので……。(というか、それバラしちゃっていいんですか?)