課題11:変化のある三手の詰将棋を創ってください。
注:変化は最低1つあればOKです。
注2:変化は駒が余っても余らなくてもOKです。
15作の応募作品に対し、解答者は9名でした。
常連の皆さんに支えられていますが、もう二度とない(?)3手詰でしたので、もっと大勢の方から解答が送られてくるのを期待していたのが正直な気持ちです。[踊る阿呆に観る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃ損損]
第1部 ヒトケタ
【第1問】松田圭市
正解
31香成、22歩、21桂成まで3手詰
シナトラ 駒余りを回避。
占魚亭 香の成り場所を問う。
青木裕一 駒が余らない変化を探す。
松θ拓矢 歩の移動合が詰将棋らしい一手。
negitarou 第一感は、初手「3二香成」でした。
松澤成俊 ふつうは角を取る(笑)詰将棋ならではの受け
武田裕貴 初手32香成では詰まないところが良いですね。
まつきち 最終手の限定がアピールポイントということでしょうか。
keima82 ☖21歩の配置が2手目限定にも余詰消しにも効いていますね。
【第2問】松田圭市その2
正解
21歩成、同玉、51龍まで3手詰
41玉、31馬まで3手詰
占魚亭 取る方が作意?
武田裕貴 手順前後を許さない。
シナトラ 紛れ限定合が狙いでしょうか。
青木裕一 初手51龍は41桂合という狙い?
まつきち 手順前後防止に双玉利用というのは好みではありませんね。
松澤成俊 4一桂の筋にならないか?2一歩成は平凡(3手詰めではむりか(笑))
keima82 ☖32桂はなくてもよさそうですが、味の悪い最終手余詰は駒を増やしてでも消したいという意図を感じられました。
【第3問】negitarou
正解
53角成、32玉、43馬まで3手詰
33玉、42馬まで3手詰
51玉、52馬まで3手詰
松澤成俊 無言。つむ将棋
占魚亭 角の成り場所を問う。
武田裕貴 この詰上りは好みです。
まつきち 33玉、42馬、いずれも感じの良い詰上り。
青木裕一 2手目の応手に対する着手は違うのがお題に合っている。
松θ拓矢 32、33のどちらに逃げても馬の長足に捕まる点が面白い。
シナトラ 初手53からの52・42・43で2×2マスを制覇とは面白い。
keima82 作意自体は(変化も含めて)面白いですが、☖34とは、歩でも問題なさそうに見えます。
【第4問】青木裕一
正解
26銀、36玉、33龍まで3手詰
34玉、43龍まで3手詰
14玉、23龍まで3手詰
16玉、13龍まで3手詰
松澤成俊 たしかに応手変化は4つある
占魚亭 タイトル通りの内容。流石です。
negitarou 3手目の「龍」の移動先が、1~4筋で4パターン!
keima82 う~ん・・・。何を主張したいのかわかりませんでした。
松θ拓矢 4解の対比に新味を感じる。ただ、単体で見ると平凡なのが残念。
青木裕一 チェスプロブレムのテーマから発想。詰将棋っぽくないかも……。
まつきち 2手目応手で龍の着手が43・33・23・13となる複数解が狙い?
武田裕貴 2手目玉の逃げ方に応じて、3手目竜の応手が1~4筋に及ぶところが面白いと思いました。
シナトラ 3手で龍の4地点着手は拙作にあるが、そこにstar-flightを組み合わせるのは素晴らしいアイデア。今回のベスト。
【第5問】negitarouその2
正解
55桂、37玉、27金まで3手詰
49玉(56馬)、48金まで3手詰
松澤成俊 金をとるしかない
青木裕一 初手駒取りは避けたいところ。
武田裕貴 初手の駒取りに意表をつかれました。
占魚亭 3手詰で駒取りは……。ピンメイトの手順が作意かな?
松θ拓矢 55と見せかけて35か?と思ったら普通に55かーい!
シナトラ 駒取りは安易すぎる。49玉に対して2通りあるのもいただけない。
まつきち これはちょっと狙いがわからない。55が生金なので、自陣と金を置く意味も不明。
keima82 3手詰で初手で金ボロッでは印象は良くないと思います。
金を持ち駒にするか、あえて取らず☗35桂を作意にできる図があればよいのですが。
【第6問】武田裕貴
正解
42飛成、71龍、34銀成まで3手詰
45玉、34銀不成まで3手詰
松澤成俊 4五玉の変化がよい
青木裕一 2つの詰手順の銀の成生が上手い対比になっている。
占魚亭 角取りには成、逃げる手には生。上手くできています。
武田裕貴 3手目作意は銀成、変化は銀不成の対比が気にいっています。
シナトラ 成生対比は良い。71龍以外に62合とか53合もあるのは少し気になる。
まつきち 52飛成、71龍、34銀成、45玉、42龍という紛れにはまった(笑)
negitarou 初手での飛車の移動先で少し悩みました。3手目・銀不成の手順が良いですね。
keima82 2手目☖45玉の場合に、銀を不成でないと詰まないのがとても良いと思います。成っても詰んでそうに見えるところなので(☖43歩合で不詰)。変同を利用した成不成の対比といったところでしょうか。
【第7問】武田裕貴その2
正解
56桂、同香、55馬まで3手詰
73玉、72馬(と)まで3手詰
占魚亭 馬を動かすための初手。
negitarou 3手目で「馬」が大活躍!
青木裕一 逆王手を防ぐための取らず手筋。
松澤成俊 玉をス抜かれて気が付く桂打ち(笑)
松θ拓矢 ピンライン上に捨駒。これ双玉の鉄則なり。
keima82 犠打でピンを外す。双玉では基本的なテクニックですね。
シナトラ 73玉の変化が限定できてないのは課題と合致していないのでは?
まつきち 逆王手を避けて香を動かす。取れる駒を取らないという手筋は詰将棋らしい味。
【第8問】武田裕貴その3
正解
38角、68龍、74金まで3手詰
75玉、65龍まで3手詰
松澤成俊 双玉らしい引き場所
占魚亭 逆王手(68龍)に備える。
negitarou 攻方角で、自玉をディフェンス。
シナトラ 平均的。この作者としてはあんまり。
青木裕一 逆王手を防ぐための限定移動。シンプルな狙い。
keima82 自玉の配置から、初手が瞬時に見えてしまいました。
まつきち 前作より単純な印象。28玉がポツンと離れているからか?
以下は明日!
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