詰将棋雑談(74) 香剥総浚[其の拾]

1985年は2作発表される。

柳田明 詰棋めいと1985.2

角(馬)の開き王手を利用して香で香を剥がしていく。
金を贅沢に投下するのが楽しい。
収束も馬が消えて見事だ。

作者は1作では価値はないが、次の作と姉妹作として評価をして欲しいということだった。

柳田明 詰棋めいと1985.2

香が玉方と攻方ではまったく意味が違うのに、なんだか対照的な楽しい趣向。

そうだ。香剥がしの姉の方だが、詰棋めいとの結果発表時には指摘されていなかったが、今回柿木将棋で検討したところ7手目より16金、同飛、27銀以下の余詰があるとでた。
柳田さん、修正をお願いします。

堀田雅裕 近代将棋1985.7

角で香を取り、香で角合を得るというのは今までにもある。
普通は角を離して打つように作りたいが、短打の角で構図を可能な限り狭く取ったのは逆の発想というべきか。
品切れにしたい桂馬を上手に配置している。

「詰将棋雑談(74) 香剥総浚[其の拾]」への2件のフィードバック

  1. 図面が正しく表示されないようです。
    昨日は正常に表示されていたと記憶しています。

風みどり へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください