風みどりの詰将棋と関係ない話(36) 本棚点検:数学教育

本棚の整理やっと2回目。

オイラは2年前まで公立中学校で数学を教えていた。
しかし引退して今は週に2日、時間講師として教壇に立つだけ。
4時間/週のうち2時間だけを受け持ったりする訳だから、もう自分勝手な授業はできない。
教科書ドーリの授業をするだけだ。

もう数学教育関係の本は処分してしまって良いだろう。

調べてみたら……思ったより残っていた。
オイラはあまり「教育」の本は買わない・読まないのでもっと少ないかと思っていた。
これなら、かなり処分できそうだ。

課題学習選択数学


指導書は(大きな声ではいえないが)読んだことがない。
これだけは区分求積法とかオイラー線とか取り扱っているので、コピーして授業で使っても良いので持っていた。
これは時間講師をやめるまで残しておくかな。

近代日本教育小史


これは学生時代に買った本じゃないか?
資料が豊富なのが良いところ。
1970.7.17の杉本判決とか、1971.6.1の中教審答申とか載っている。
これもステイだな。

杉本判決を知っている人はもう少なくなっているんだろうな。

期待される人間像

文部省とは今の文部科学省の前身。
1963年に荒木文部大臣から中央教育審議会に諮問があり、1966.10.31に出された答申。
正式名称は「後期中等教育の拡充整備について」
メルカリに出してみるか。売れないだろうけど。

ポケット版子どもの権利ノート

児童の権利に関する条約や国際人権条約(抄)、児童福祉法(抄)、児童の権利に関するジュネーブ宣言などがコンパクトに纏まっている。
メルカリか。

しきつめの幾何


関西は「しきつめ」で関東は「折れ線」で中学2年の平面図形を展開したんだったっけ。
オイラは教科書に近いけれどよりエウクレイデスに近い流れで授業を進めたい派だった。(三角形の合同条件は最初2つしか教えない)
これは廃棄だな。

ハイクラス徹底問題集

1冊、数学教育の本を書く予定があるから、一応残してみようか。

せんせいのための数学プリント集

和田先生って高知の方だったかな。
全授業のプリントを作るというのは昔流行っていた。
オイラはへそ曲がりなので流行には乗らない。
でも現役最後の3年間は新しいことをしたくって、全授業プリントを作った。
だからこれはもう処分だ。
メルカリにだしてみる?

数学用語の由来


これは面白い本なのでステイ。

学び合い授業スタートブック


メルカリいき。

チャート式基礎からの数学2年


チャート式が中学校にも進出したんだと買ってみたのかな。廃棄。

数学の難問スイスイ


これはステイ。いい本だ。

数学がわかる話


岡部先生の本はけっこう買ったけれど、あまりお薦めするものはない。メルカリ行き。

教える空間から学び合う場へ


メルカリだな。

ゼロの発見/クレタ人はうそつきか?


内容が思い出せない。
まだ読んでなかったのかな?
読んだ後、廃棄。

無理数の認識


これも売れないだろう。
廃棄だ。

数研の完全対策1~3級


ずっと数研を学校で実施することには逆らってきた。
協力も拒んできた。
組合の教員でも「普通にやるものと思ってた」なんていう子がいたなぁ。
秋山先生もこんな本を宣伝して金もらっているようでは駄目だね。
廃棄。いや寧ろこの方がメルカリで売れるかな。

天才秀才数学問題集


面白い問題があったらパクろうと、この手の本は随分買った。
でも大体似たような問題が載っているんだな。
メルカリか。

サッカーグローブPartIなど

正二十面体の12の頂点を\(dfrac13\)だけ削ると正五角形が12個、正六角形が20個の半正多面体ができる。
フラーレンと呼ばれている形で要は昔のサッカーボールだ。
その形を利用した模型。

どれも未使用だから、メルカリで売れるかもしれないな。

πの話

金田先生がアメリカと勝負していた頃の本。メルカリ。

学力の経済学


これは最近流行ったから一応読んだ。
メルカリ。

東西数学物語


かなり古いけれど、これはこれで手放せない。ステイだ。

よくわかる確率


ネタ探しで購入。
廃棄。

数学の問題の発見的解き方

ポリア先生の本はステイ。
しかも第2巻は買ったばかりでまだ読んでいない。

単位の話


これは記憶にない。
一度読んでから廃棄。

算数・数学授業を楽しくする数学史の話(正・続)

数学史の本ってけっこう難しい。これは残しておいてみよう。

正多面体を解く

いつか書いた一松先生の本。もう暫く持っている。

教室に電卓を

タブレットが1人1台になって、活用した授業をという本がバンバン出ているけれど、内容はこの本で電卓を使ってこういうことをやろうしていることの方が高級に見える。もうちょっと持っていることにしよう。

お母さんの虎の巻

相原先生はもともと中学校だったけれど、小学校からやらなければあかんと小学校に行ったきり帰ってこなかった人だ(ったと思う……)。サイン入りだけどメルカリですね。

数の世界・図形の世界

大学でいくつか先生の講義を受講した記憶がある。
一松先生とはまた違う中学数学への提案が溢れていて面白い。これは手放せません。

量の世界

これ買ったときに読んだらすごく難しかったんだけれど、教員になって暫くして読んだら、そんなに難しくは感じなかった。『資本論』について似たような話がなかったっけ?
保留。

サイエンスの香り


この先生は『卵はなぜ卵形か』の著者と記憶している。この本も面白かった。
メルカリ。

いかにして問題をとくか


ポリア先生の本を処分することはありません。

遠山啓のコペルニクスからニュートンまで


綺麗な本だし、取っておこう。

三角形の二辺の和はなぜ他の一辺より大きいか


黒田孝郎先生は似た名前の方が二人いらして、この本はどちらの方の著書なんだろう。
念の為に残しておきますか。


結果、残しておくが18冊。メルカリが17冊。廃棄が5冊。保留が1冊。
まぁ、こんなものかな。
メルカリは売れなかったらそのまま残ることになるので、いつまでに売れなければ廃棄と決めないと駄目かもしれない。

「風みどりの詰将棋と関係ない話(36) 本棚点検:数学教育」への2件のフィードバック

  1. いいですねえ。「風みどりの詰将棋と関係ない話」こんな話が読めるなんて本当にうれしいです。教育熱心な方ですね。一度、飲みながら夜明けまで、詰将棋・どの詰将棋本が最高か・紙の本とは・本棚の機能・理想の書斎とは・サイボーグ009第2・3・4・5・6巻、どれが1番面白いか・鉄腕アトムのプルートゥは何だったのか・みんなの知らない詰将棋本等々、語り合えたら…そんな気にさせていただいたブログでした。ありがとうございました。これからも楽しみにしています。

    1. 片付けしてるだけのこのエントリーにコメントをいただけるとは、意外でした。うれしいです。
      杉の宿合宿みたいな企画がまたできるような状況になったら是非語り合いましょう!

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