はじめてのクラスで授業をするとき、「先生、自己紹介してください」という生徒がいる。
「時間が勿体ないから自己紹介はなし」
本当にオイラに興味があるわけではない。少しでも授業時間を潰したいだけなのだ。
若い教員で生徒に親しみを持ってもらいたいと自分のことをベラベラと語る方がいる。
自分に興味を持ってもらいたかったら、秘密にしておいたほうがいいよ。
ん~これでは若い教員にむけたtipsだな。タイトルに偽りありだ。
こんな話はどう?
黒板にと書くと1年生は「それ何て字ですか」と質問してくる。小学校の先生は板書も丁寧に書くから子ども達は「手書き文字」というものを知らないのだ。
「小学校の先生と違い中学校の先生は板書の文字は適当だから気合で読むように」
「例えばという字は普通はこう書くが、急いでいるときはこうなる。
さらにもっと急いでいるときはだ。」
えー読めなーいと喜んでくれる。
「逆に暇なときは数学はこう書く」
余談だがオイラの本名の小泉の「泉」という漢字。
子どもはときどき「白」の下に「水」ではなくて「小」と書いてしまうことがある。
でもそういう字も『五體字類』を調べるとちゃんとある。
氵がついているのもある。こんなのまである。
手書き文字の漢字は、通じればいいのだ。 Tweet