この連載は余詰の検討に柿木将棋をツールとして使用していきます。購入方法・インストールの仕方は第1回。基本的な使い方は第2回を参照してください。
ただいま第3回三手詰祭の作品募集中ですが合間を縫って、TumeBaseについて書きます。
これは以前リクエストをいただいたのですが、実は筆者もたいして使っていないのでこれを機会に動かしてみようかと思います。
本当はEOGさんが書いてくれたらいいのに……。
TumeBaseとは柿木将棋を購入するとおまけで付いてくる詰将棋用のデータベースです。全詰連が販売していたT-Baseとは違いますので間違えませんように。
立ち上げると次の画面になります。
ここに柿木将棋の棋譜ファイル(kif|ki2)を登録していきます。
登録は単独追加とフォルダ指定追加がありますが、あとから1つずつ追加する場合が単独追加で、最初はフォルダ指定追加になるでしょう。
【表操作】→【フォルダ指定追加】
今回は「詰将棋入門」と「詰将棋雑談」で取り上げた作品を登録してみます。
記憶力が最近みるみる衰えているので、同じ作品を取り上げて「おじいちゃん、その話こないだも聞いたよ」といわれないように確認しますか。(面倒なのでしないと思うけど……)
【サブフォルダも追加】がありがたいですね。チェックを入れておきます。
種類はつみき書店では基本的にki2を使っていますが、念の為kifも登録するように種類を選んでおきました。
忘れないうちに保存しておきましょう。
【ファイル】→【名前をつけて保存】
今回はデスクトップに「入門・雑談.ktk」と保存しておきました。
さて、これからどうやって使うかですが……
鑑賞に
上の画像は【作者】タブを2回クリックして作者名逆順にソートしたものですが、ここから【→】【←】で順に柿木ファイルが開いていきます。
プレゼンなどにも便利かもしれません。
ただその場合は作品番号などにプレゼンする順番を入力しておく必要がありますが。
同一図検索
筆者が使うとしたら【局面検索】でしょうか。
左側が【条件検索】、赤く印をつけた右側が【局面検索】です。
例えば上の図、柏川悦夫氏の桂香図式から「一の字」になる作品ですが、「これ、つみき書店で紹介したかな?」と思ったとします。
まずはこの図をコピーします。
何度も使っているですね。
するとTumeBaseの先程の【局面検索】が使用可能になります。
右側の虫眼鏡のアイコンをクリックします。
実行すると……
1件ヒットしました。
もう既に紹介済みのようですね。
次回は条件検索についての予定です。
Tweet
待ってました。リクエストに応えていただき、ありがとうございます。解説が分かり易く、ためになります。次の「条件検索」も楽しみに待ちます。