詰将棋つくってみた(112) 課題25:簡素図式

課題25:簡素図式を作ってください。

注:簡素図式とは盤面5枚以内かつ持駒5枚以内の詰将棋と定義します。

簡素図式の定義は確定されたものはありません。今回は岡田敏氏が1979年に近代将棋誌で『簡素図式精選』を連載されたときの定義を採用しました。

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は12月29日(木)
  • Judgeは榧野香一さんです

年末進行の関係で締切日が例月より早くなっていますので、ご注意を!

弊社刊の『Limit 7』の第2章~第5章は簡素図式傑作集になっています。
例題はここから何作か紹介しましょう。

中野賢 詰パラ1968.9


限定合を動かして詰み。
それが使用駒5枚でできているのですから!
83桂の配置もよく練られています。

坂野孔一 詰パラ1991.9


打った角を捨てて詰み。
それが使用駒5枚でできているのですから!

長谷繁蔵 詰パラ2004.7


捨駒わずか歩1枚!
でもこの成り捨ては気持ちよいですね。

平井康雄 近将1979.6


塚田賞受賞作。
41飛の限定打が美しい。
この筋、若島正も『恋唄』第25番で作品化している。でもこのシンプルな仕上げも魅力的だ。

中本実 風ぐるま1955.3


この作品、ずっと山崎隆作と思っていた。しかし『Limit7』を編集する際に、最初の作者名を知ることができたというわけです。類作も多数。
間駒読みの練習に最適の作品だと思う。

東寺悠紀 近将1984.8


33桂の配置から「あの収束か」と予想する方も多いでしょう。
あの収束の弱点である飛金の非限定はありますが、本作は実に美しい仕上げだと思います。


「未発表作」とあるけれどtwitterで流した作品はダメですかと質問がありました。
昨今はtwitterも既発表とする風潮ですが、つみき書店はそんなに厳しくしても仕方ないのでインプレッション3桁まではOKとします。(1000を超えていたら既発表扱い)

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