詰将棋つくってみた(123) 課題26:結果発表

課題26への解答ありがとうございました。
8名の方から解答をいただきました。
しかし、まだまだ少ないです。
これでは投稿してくれる作家はますます減る一方。
貴方の参加がこのコーナーを発展が発展するか衰退するのかの鍵を握っているのです。

第1問 松田圭市

正解
23歩成、同桂、24銀、14玉、15歩、同桂、
同銀、13玉、24銀、14玉、26桂まで11手詰

ぎょうざパン 5手詰ではないですね。
まつきち 2手目に「誘致」感が乏しいのでは?
松崎一郎 銀の軽やかなステップにほろ酔い気分。
占魚亭 質駒の桂が二段跳ね。心地よい銀繰り。
RINTARO 2手目同角だと早いので、打歩詰になるよう桂で取る。
詰丸子 打歩詰かと思ったら同桂があって解決しました!多分正解?
ミーナ 14歩をわざと打歩にする歩成。25桂をはずして持駒歩2とペアにしたい。
negitarou 初手は銀の移動場所を確保する手、2手目が打歩詰誘致の一手ですね。桂馬の二段跳ねは良い感触でした。

第2問 芹田修

正解
23歩成、54角、同龍、34桂、13銀成、15玉、
24角、同桂、16歩、同桂、26銀、同桂、
24龍まで13手詰

ぎょうざパン 桂が跳ねまくって気持ちが良いです。
RINTARO 16歩同角26銀の詰みを避けるため、54に捨てて馬筋を通す。
松崎一郎 馬の利きを通す角の移動中合、馬の利きを止める34桂合にシビれた。
占魚亭 打歩詰誘致の桂合への見事な返し技。受方桂2枚を跳ねさす流れが気持ちいい。
negitarou 桂馬(配置駒)の二段跳ねと、合駒で発生した桂馬も跳ねる!、とても綺麗にまとまっていますね。
ミーナ 54角は馬を16に効かせるためなので、打歩誘致は34桂になるが、これは通常の応手でしょう。
まつきち 取歩駒を捨てて打歩詰に誘致するのは2012解答選手権の若島作(現代短編名作選353番)が有名ですね。

第3問 芹田修

正解
23歩成、74角、同龍、44角、13と引、15玉、
24角、同桂、16歩、同桂、26銀、同角、
24龍まで13手詰

ぎょうざパン 姉妹作ですね。こちらは角も活躍しますね。
松崎一郎 受けの妙手角の移動中合、二度目はスルーして竜を釘付けに。
占魚亭 2の別バージョンですね(2の方が好み)。角の連続移動合がいい感触。
まつきち 前問は桂合、こちらは角の移動合でやや演出が高級(笑)。2局セットで楽しめる。
ミーナ 2番と対になる図。こちらは取歩駒を逃がす手筋。66角をはずして、44角打合にもできる。
RINTARO 16歩同角26銀の詰みを避けるため、74に捨てて16の利きをなくす。ゆえに34桂と44角の違いになる。
negitarou 2手目は、4四角 or 3四歩合を検討。2手目・4四角からの九手詰かと思いましたが、あまり自信がなくソフトで解答を確認。「7四角」は全く見えませんでした。

第4問 negitarou

正解
45桂、同角不成、25桂、43玉、34銀、44玉、
45銀、同玉、54角、44玉、45歩、53玉、
65角、64玉、74銀成まで15手詰

松崎一郎 単純明快。
占魚亭 57香の利きを塞いで打歩詰を回避。全体的に重い印象を持ちました。
RINTARO 2手目同角成の変化もいい。収束も43角成ではなく65角。negitarouさんも実力をつけてきていますね。
ミーナ 初手から25桂、43玉、34銀は持駒に桂が残り不詰。45桂は歩を残して質駒をつくる伏線。配置が重いが仕方ないか。
まつきち 2手目不成が定番の誘致手段。続く34銀が好手だが、そこからもう一手欲しかった。総手数の3分の2が追い手順では寂しい。
negitarou 自作(2手目が課題の一手です)。後半が追い詰めになりました・・、14手目・5四合駒には「同銀成」と応じて、6四の香車が活躍します!

第5問 ミーナ

正解
71龍、41歩、同龍、21桂、22銀、同玉、
44角、33桂、13銀成、同玉、14歩、22玉、
23歩、同玉、21龍、22歩、15桂まで17手詰

占魚亭 打歩詰を誘致する33桂が上手い一手。
松崎一郎 合駒21桂の33への移動合が洒落てる。
ぎょうざパン 合駒を跳ねて駒余りを防ぐ手順、上手いですね。
RINTARO 狙いの41歩合から33桂移動合、さらには13銀成が妙手。収束あっけないが面白かったです。
まつきち 41歩の捨合から33桂の移動合という合せ技で誘致するのは面白い。23に捨てる手を読んだ後なので、13銀成と打開するのもチョッピリ意外性あり。

第6問 negitarou

正解
63龍、53歩、34歩、43玉、52龍、54玉、
65馬、45玉、43龍、35玉、46龍、25玉、
26龍、34玉、35香、44玉、45歩、同玉、
46龍まで19手詰

占魚亭 序奏は良かったのだけど……。
松崎一郎 ポイントは二手目の歩の中合、以降は軽快な追い詰め。
まつきち 2手目は妙防なれど、そこから先は追い手順の域を出ず。
ぎょうざパン 2手目の合駒が詰上がりに一役買っているところ、うまく仕上がっていますね。
RINTARO 序の中合を取らずに攻めるところはいいが、龍か馬を捨てて短くまとめたいです。
ミーナ 竜を近づける捨合。取らずに手をつなぐので、打歩にはならない。後半は冗長。妙手がほしい。
negitarou 自作(これも2手目が課題の一手です)。合駒で発生した「歩」を龍がぐるりと迂回するのが気に入ってます。6五は「飛車」でも成立しそうですが、自信なし(初手・6三飛不成は、5三歩合で凌げている気がしますが・・)。

第7問 RINTARO

正解
21飛、同馬、同香成、同玉、43角、32香、
同角成、同角、22香、31玉、21飛、同角、
同香成、同玉、43角、32角、同角不成、11玉、
12歩、22玉、21角成、同玉、43角、22玉、
32角成まで25手詰

占魚亭 軽趣向味のある楽しい手順。角合が上手い延命策。
松崎一郎 焦点43への執拗な角打、2度ならず3度、感動!。
ミーナ 21飛の繰り返しは駒交換ながら、趣向。6手目桂合が難しい。最後の打歩誘致は見覚えのある筋。
まつきち 6手目何を合しても同桂成で簡単と思ったら、11玉で詰まないのですね。21での駒交換が繰り返されるのは趣向的な味わい。また最後に角捨合と不成の応酬があるのも面白い。

総評

占魚亭 出題数は少なかったですが、いい作品が揃っていたと思います。
ぎょうざパン 打歩詰の打開、いろいろなパターンがあって楽しかったです。
RINTARO 出題数は少なかったですが、面白い作品群でした。解答者増を望みます。
negitarou 今回はあまり解けませんでしたが、問題の対比も含めて【第2問】と【第3問】が面白かったです。
まつきち 手頃な出題数に感謝。2,3,5のように「誘致」からキレイな「打開」につながる作品には好感が持てます。
ミーナ 今回は優秀作なしですね。横綱、大関の休場は、できがよすぎて、ここに出すのがもったいなくなったからかな。こんなときこそ、阿奈梅男氏を出さないと。

成績発表

Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 粗品
松崎一郎
RINTARO 当選
占魚亭
negitarou
ぎょうざパン
詰丸子
まつきち
ミーナ

厳正なる抽選の結果、当選者はRINTAROさんに決まりました。
オイラの怪しい記憶によればRINTAROさんは連続当選。豪運ですね!(わかる人にはわかる)

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