詰将棋つくってみた(124) 課題26:講評

Judge:石黒誠一

優秀作

第7問 RINTARO

正解
21飛、同馬、同香成、同玉、43角、32香、
同角成、同角、22香、31玉、21飛、同角、
同香成、同玉、43角、32角、同角不成、11玉、
12歩、22玉、21角成、同玉、43角、22玉、
32角成まで25手詰

 前半はやや清算順が目立ってごつごつした印象ではあるものの、43角を繰り返す手順構成は楽しめる内容で、スッキリしたまとまりを評価した。

講評

第1問 松田圭市

正解
23歩成、同桂、24銀、14玉、15歩、同桂、
同銀、13玉、24銀、14玉、26桂まで11手詰

 シンプルな配置からややあっ気ない感じもするが、初形と手順のバランスは取れている。14地点での打歩に誘致するための桂が、15地点での打歩を予防してしまっているというのもユーモラス。

第2問 芹田修

正解
23歩成、54角、同龍、34桂、13銀成、15玉、
24角、同桂、16歩、同桂、26銀、同桂、
24龍まで13手詰

 同工異曲といった感じで、甲乙つけがたい。最終手の非限定が妙に不安にさせる。

第3問 芹田修

正解
23歩成、74角、同龍、44角、13と引、15玉、
24角、同桂、16歩、同桂、26銀、同角、
24龍まで13手詰

 同工異曲といった感じで、甲乙つけがたい。最終手の非限定が妙に不安にさせる。

第4問 negitarou

正解
45桂、同角不成、25桂、43玉、34銀、44玉、
45銀、同玉、54角、44玉、45歩、53玉、
65角、64玉、74銀成まで15手詰

 初手単に25桂は43玉で打歩詰になるので、45同角生は「打歩誘致」したというよりは「打歩存続」とでもいう感じ。最後は43角成と捨てて決めたいようには思った。

第5問 ミーナ

正解
71龍、41歩、同龍、21桂、22銀、同玉、
44角、33桂、13銀成、同玉、14歩、22玉、
23歩、同玉、21龍、22歩、15桂まで17手詰

 41歩の中合で龍を呼んで、21桂を移動合しての打歩誘致は、今回のテーマとしてはいちばん綺麗に感じた。以降が追い詰で、44角もそのまま残ってしまうのは仕方ないとはいえ、もったいない。

第6問 negitarou

正解
63龍、53歩、34歩、43玉、52龍、54玉、
65馬、45玉、43龍、35玉、46龍、25玉、
26龍、34玉、35香、44玉、45歩、同玉、
46龍まで19手詰

 53歩合が打歩誘致の受けだが、以降は手なりで追い回したら詰んでしまって、ちょっと拍子抜け。

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