詰将棋つくってみた(132) 課題28:結果発表(前)

課題28への解答応募ありがとうございました。
象形図式でかなり難しい14作でしたが、10名の方が回答をお寄せくださいました。
全問解けないと解答する気になれない貴方、もっと肩の力を抜いてご参加ください。

まだ解いていない方はこちらをどうぞ⇒課題28.pdf
a4両面印刷で持ち運びしやすいサイズになります。

課題28:初形象形図式を作ってください。

ヒトケタ

第1問 ミーナ

正解
42角、54玉、45金まで3手詰

松崎一郎 尻金になかなか気づかず!
不透明人間 桂の利きは把握しにくい。
RINTARO 桂のみの初形と初手限定。
占魚亭 44玉/52玉に備えた初手短打。
ぎょうざパン 近づけて打つ角が意外。まさか、3手詰とは!
まつきち 狐につままれたような手順ですが、初手の短打が狙いでしょうか。
松澤成俊 桂の利きは把握が難しく離して打っても詰みかと思った🤣直打ちがポイント
羽毛布団 広いから7手詰くらいかな?と思って探してたらまさかの3手詰で驚きました!
negitarou 初手は、3一角(7一角)が第一感【短手数ですが、悩みました】。二手目は「5二玉」の手順が好きです。

★まさかの3手詰は「!」という初形とピッタリでした。手数順に配置したので離れてしまいましたが、いうまでもなく第9番と組曲です。

第2問 不透明人間 隅ガンマ

正解
83桂、同金、92金、同玉、84桂、同金、
91金、同玉、82金まで9手詰

RINTARO 91金が妙手。
松澤成俊 7手目の尻金が良い手
まつきち 金桂を惜しみなく捨てる。
占魚亭 8手かけて受方金を84へ。
ぎょうざパン 下段へ引き戻す91金が良い手ですね。
松崎一郎 二枚の桂捨てで守りの金がスーッと離れていく。
不透明人間 作者:初形と8手進んだ局面との比較モノ^^;
negitarou 桂 → 金 → 桂 → 金・・ と捨てていく。七手目がハッとする一手!、八手目は「同飛」の手順が好きです。

15手~17手

第3問 小笠原哲也

正解
12歩、同玉、23桂成、同玉、32角、12玉、
24桂、同角、14香、13桂、21角成、同玉、
32歩成、12玉、22とまで15手詰

占魚亭 「24桂~13桂」がポイントですね。
ぎょうざパン 初手、22銀成など、考えすぎました。
RINTARO 収束の変同はちょっと気になりますが、好感は持てる作品。
松崎一郎 スッキリした形から32角の重い攻めが効くとは意外でした。
松澤成俊 駒取とは筋の悪い攻め(笑)22銀成とか筋よくいくと詰まない
まつきち それらしい手は見えるんですが…。きっと正解発表でガッカリするんでしょうね。

★初登場の作者。順番に解いてきて、ここで詰まった方も多かったようです。詰将棋らしくない俗手が難しかったかもしれません。

第4問 ほっと

正解
58銀、同玉、67銀、同香不成、47銀、同香不成、
48金、同銀不成、69金、同香成、94角成、同飛、
76角成、68玉、67馬まで15手詰

RINTARO 初形は何の形だろう。
まつきち 初形と作者名で開戦前に白旗。
ぎょうざパン 2枚の角を世に出す手順、上手いですね。
占魚亭 角の利きを通す手続き。銀生・香生がいいアクセント。
松崎一郎 二枚角の活用に邪魔な香と飛をどける手順に苦労した。
松澤成俊 駒の動きが大きくてダイナミックな感じ。捨て駒の連続で感触良し

★ほっとさんも初登場でしたっけ?詰パラ大学院担当・看寿賞選考委員の降臨です。
★名前と大掛かりな初形で威圧されてしまった方も多いようですが、象形図式でも手順で勝負という作品で、論理的にキッチリできています。ご確認ください。

第5問 本間晨一 桂花III

正解
57銀、58玉、49銀、59玉、48銀上、69玉、
79金、同玉、68銀打、78玉、89銀、同玉、
79金、98玉、88金打、99玉、89金寄まで17手詰

占魚亭 詰上りも象形?
不透明人間 変化を読ませる問題。10手目は変同でなく非限定?
まつきち 本作と次作はまったく解く気が起こらない。申し訳ありません。
松澤成俊 初手は57銀と打つしかない。あとは最長手順探しに終始する感じであまり考える気がしない
RINTARO 収束の変同は気になります。3手目48金では詰まず、49銀が妙手。最後も79銀打ではなく89銀。

★解答者に作者と同じ苦労を要求するタイプですね。作者は当然58玉の形から試行錯誤されたのでしょう。

第6問 本間晨一 桂花IV

正解
47銀、59玉、48銀、68玉、57銀、同玉、
58金、66玉、67香、77玉、87金、78玉、
88金打、79玉、68銀、69玉、59金まで17手詰

占魚亭 57銀の感触がいい。この初形、いいなぁ。
RINTARO 67香限定打。最長手順探しになるので、解後感はよくないです。
松澤成俊 47か67から銀で王手すれば詰んでいる。一番面白いのはきれいな初形と言っては失礼か。

第7問 武田裕貴

正解
53銀成、同玉、63角成、同金、62角成、同金、
54金、42玉、31桂成、同玉、42飛成、同玉、
43金、51玉、63桂不成、同金、52金打まで17手詰

占魚亭 綺麗な捌き。受方金の翻弄が見事。
松崎一郎 初形下向きの矢印が、詰上りは上向きに見える清涼詰。
RINTARO 52玉なら51に成って、42玉なら31に成る。上手い逆算。
ぎょうざパン 8手目の逃げ方、どちらが正解か、ちょっとわかりませんでした。
松澤成俊 5手目の角成捨てが鮮やかな決め手で最後は教科書通りの収束で味よくまとまった
まつきち 62角成が絶好の一手。桂を51に成って冷汗。まさか最後に金頭桂が出てくるとは!

第8問 negitarou ランバージャック・デスマッチ

正解
25と、同玉、36と、同玉、27と、25玉、
26と、14玉、23銀不成、24玉、34銀成、14玉、
13と、同玉、23と、14玉、24とまで17手詰

占魚亭 軽さはあるけど、ちょっと味気ないかな。
ぎょうざパン 駒が捌けないところはちょっと気持ち悪いですね。
RINTARO 「銀桂と」のみの初形は面白いが、手順はイマイチ。
松崎一郎 流れるような手順は気持ち良い。玉様ひとりだけではチョ~寂しい。
まつきち 場外に逃がさない攻めだが、過激な手順は出てこなかった(笑)。名前負け?
松澤成俊 初手と3手目は他に王手が無いし、久しぶりに絶連というテクニカルタームを発動したい(笑)

★本日はここまで。つづきは明日のお楽しみ!

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