それでは昨夜の宿題の解題といこう。
72銀成、同玉、84桂、
桂を取るしか手はないが、その後、飛車を見切って84桂が打てるかどうか。
62玉ともどれば82飛成で終わりだ。
81玉、63馬、
この桂馬と馬の連携が実にいい形。
82玉、72馬、91玉、73馬、
82の合駒は横に利く駒が必要。さもなければ83桂、81玉、72馬まで。
飛車か金だけど、この場合は非限定。どちらでもよいが作意は金合だ。
82金、83桂、81玉、72桂成、同金、
91馬まで29手詰
さて、最初に余詰があると書いたが、具体的には
- 初手から44銀成
- 5手目32金
- 7手目31馬
の3つある。普通余詰筋は難しいだけで退屈なことが多いが、本作の余詰はどれも面白い。下の動く将棋盤に入れてあるので、是非鑑賞していただきたい。
なおタイトルは横の捨追い趣向としたが、2回だけなので趣向とは世間では認められていないようだ。まぁ、別に大したことではないが。