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昨日は24手進みました。次の局面からスタートです。

持駒に歩があるこの形、馬鋸の形だと知っている方も多いでしょう。念の為説明します。
53馬、21玉、54馬、

ここで32や43に間駒が出来そうですが、金合などをしたら同馬で簡単。
歩合だったら22歩、31玉、53馬、41玉、42馬まで。
つまり馬の王手に対して間駒できず、玉は打歩詰を頼りに左右に逃げ回るしかないのです。
31玉、

攻方の馬は黄色のエリアを自由に移動することが可能だということがわかります。
みるとそのエリア内に75歩が落ちています。これは入手する一手でしょう。
64馬、21玉、65馬、31玉、75馬、

持駒が増えました。これ以上は桂馬に取られてしまいますので、戻ってみましょう。
21玉、65馬、31玉、64馬、21玉、54馬、31玉、
53馬、21玉、

これ以上は近づけません。さて、ここで次のカギを探してみましょう。
盤面を広く眺めると49角が見つかります。この角を活用する手が正解です。
76角、

作意は同桂に間違いないですが、変化から潰していきましょう。
32歩、

まずは32歩と間駒した場合。
(32)同銀成、同銀、同角成、同玉、33銀、21玉、54馬

以下は43歩合に、22歩~53馬で簡単です。
次は43に間駒した場合。
43歩、

こちらの方が簡単でした。同馬、同銀、同角成で持駒に銀が入りますから詰みです。
ということで76角に対する応手は…
(76)同桂、

さて、これで馬の可動域に桂馬を呼び込めました。続きは明日にしますが、是非、入手してその次を考えてみてください。
もう一つ宿題を。53馬まで戻らなくてはいけなかったのは何故でしょう?
例えば75歩を入手した直後、35手目に76角では何故ダメだったのか。考えてみてください。
(答は既に説明してあります)
