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ごめんなさい。昨夜はヤフオク出品の発送作業で全然無理でした。

まずは宿題の解答から。
35手目に76角としたら玉方はどう受けるのでしょうか。
43歩

32歩でもこの場合は詰みませんが43歩が53馬でないとウマくいかないことが分かりやすいでしょう。
(2)で説明したように、43歩合に同馬とするために、75馬を53馬まで近付けておいたわけです。
これで76角は43手目に実行するのが正解で44手目は同桂ということが判明しました。
今日のスタートは次図です。

これで馬の可動域に76桂が入ってきましたから、早速喰っておきましょう。
54馬、31玉、64馬、21玉、
65馬、31玉、75馬、21玉、
76馬、31玉、

これで持駒に桂馬が入りました。
玉は21と31を動くだけですから、桂馬を打つとしたら21玉のときに13桂か、31玉のときに43桂が考えられます。
例えば53馬まで近づけておいて13桂、同香、22歩と攻めることも考えられますが、以下12玉、23と、同銀で続かないようです。
ここらへんで駒配置から作意を予想してみましょう。
収束につなげるための戦力強化の駒が88銀と見受けられます。この88銀を入手すれば詰みが見えるはずです。
しかしそのためには86馬と進むことを阻んでいる74桂が邪魔です。また88銀を馬を維持したままで喰おうとするならば、96桂も邪魔です。つまり、ここから三枚の桂馬を消去して、88銀を入手するというストーリーが見えてきました。
三枚の桂馬を剥がすためには緑のラインに玉を呼び込むことが必要です。持駒の桂馬はそのために使うことが予想できます。
75馬、21玉、65馬、31玉、
64馬、21玉、54馬、31玉、43桂、

まずは54馬まで近付いて、43桂と打ちます。
近付いた理由は43桂を同銀と取られないようにするためです。同銀ならば53馬、21玉、43馬で簡単。
21玉、51桂成、31玉、

51成桂を作ることに成功しました。これで次に狙うのは74桂です。74桂を狙える位置まで馬を動かします。
64馬、21玉、65馬、31玉、41成桂、

これで緑のラインに玉を呼び込むことに成功しました。
同玉、74馬、31玉、64馬、21玉

これで74桂を消去することが出来ました。
今日はここまで、同じ調子で残り二枚の桂馬も剥がしておいてください。
(つづきます)