今日は詰パラが間違いなく届いているなどと考えてはいけない
— goburing (@goburing) July 2, 2012
帰りがけに上のツイートを読んでドキドキしながら帰宅。
届いていました7月号!
第50回看寿賞
読みました。
短編はオイラなら谷本治男作と真島隆志作を推しますね。
解いたからやはり愛着があります。(真島作は解けてませんが銀合には驚いた。)
受賞の谷口源一作は良い作品だと思います。成桂が残るのは気になりますけどね。
思い出した作品を一つ貼ります。
中編はやはり票が分かれてしまった不運としかいいようがありません。
2次投票の結果、「該当無し」も過半数ではないわけですから、相馬、若島、該当無しの3択で3次投票をすれば良かったの思うのですが、どうなのでしょう。
議論の中で若島作の成桂や相馬作の成銀について問題視されているのには違和感を感じました。
それと添川さんの「月夜浜」について「バッカス」と比較している所は疑問です。
オイラの中では「バッカス」も「放れ駒」も「月夜浜」も受賞級。
添川公司だけ受賞基準が高くなってしまうのは仕方ないのかなぁ。
それにしても、看寿賞委員会のみなさん、お疲れ様でした。
いや、これだけの作品を調べるだけでも気が遠くなる作業。
頭が下がります。
オイラなんて月に2題を調べるだけでも気息奄々。
そういえば、いつも看寿賞委員長兼任の柳田会長が全国大会で受賞作の解説をしていますが、今年は大変ですよ。
幸い長篇受賞者は御3方とも大会参加でしょうから、今年は作者による自作解説というのはいかがですか?
「信濃路」
おぉ、昨年の解答選手権のときから話題に上がっていた赤羽守作品集がとうとう正式に発表になったのですね。
そうです。今年の全国大会は
- 「信濃路」を入手して、赤羽さんのサインを貰う。
- 「この詰2012」を入手する。
この2つが目的です。
リレー随筆
大学院も解いてください~>広瀬七段
大学院
念願かなって、下半期は3題出題となりました。
1題は「もっとやさしい大学院」向けの投稿から撰題する予定です。
ただし7月号は気を抜けない作品を3題揃えてしまいました。
どの作品も解いて納得の解後感をお約束できます。
本当に、この3題は解かなきゃソン!
大学院解説
今月はオイラの文章いつもにましてダメダメだな。
説明不足、練り不足、まだシノプシスの段階のような感じ。
両題とも手数は長くはないのだが略記が出来ないため予定以上に棋譜でスペースを喰ってしまった。
そこらへんが言い訳。
両作者には申し訳ない。
こりずにまた投稿をお願いします。
Tweet
看寿賞については、7月号の選考経過を読むと、大きな不都合があるようには思えませんでした。(それこそ、まっつぁんこ氏のHPなども見たけれど、何が問題なのか分からなかったせいもありますが。自分が面白いと思った作品が受賞せず、面白くない作品が受賞した。これは選考方法が悪いからだ、と言っているように読んだせいでしょう。看寿賞の選考方法も数年ごとに変わって、一時期、全く権威が感じられなくなった時代のことを思い出したせいかもしれないけれど)
ただ、確かに中編賞のようなケースは、二次投票で終わるのは不合理かも知れない。できるだけ該当作なしを避けたいと思うなら、三次投票を行うべき、という風さんの案は考慮すべきだとは思いました。
大学院解説は、特に問題ないと思いますが。個人的には、「涓滴」を見てまず思ったのは、これは最初から密集形煙を作るための逆算だったのか、という点でしょうか。この縦追い部分だけであれば、小駒煙を作るつもりだった、という印象も受けたからです。小駒だけで完成出来ず、仕方ないから密集形になった、可能性も感じたのでした。この初形のミニ煙と、小駒煙と、どっちが価値が高いのか、実は分かってないのですが。
当初こんな書き出しだったんです。
「第2作が現れない作品という物がある。
例えば森長宏明「ペガサス」。
例えば伊藤正「月蝕」。
なぜ、第2作が現れないのか。それは…」
と2作の紹介をし、
「この聖域にあえて挑戦したのが今月の2作だ。」
という展開で書いていたのです。
ですが、もう全然どうしようもなく行数が足りなくて、結局「ペガサス」は図面も入れることかなわず。
図面が無くては詳しい説明もしようがなくって、当初の構成は破綻。空中分解。
その結果、なんだかあっちもこっちも不完全燃焼の結果稿になってしまいました。
「涓滴」は創作過程に興味は余りありませんが、ここ数年岡村さんは煙のサブセットを系統的に追いかけてきており、「小駒煙」という目標を設定するというのはあまり想像できません。
この作品に関しては、「月蝕」を意識する余り、大駒も使えるという自由度を得た以上より一層の手順の充実を解答者に要求されるのではという強迫観念というか、要は作者の肩に力が入りすぎている嫌いがあるのはないかという点が気になっています。来年の看寿賞選考会ではそこらへんが議論にあがるのはないかなぁ。
大学院、届いて早々に山崎氏作、いのてつ氏作に手を付けてみました
(摩利氏/鈴川氏作は難しそうなので後回し(^^;)。
んで、両作とも何とか骨子はつかめたようです。
両作ともなんでこんなシンプルな構成でこんなことができるんでしょうか…。
特にいのてつ氏作は、いきなり賞候補!ですね。
残り〆切まで、落とし穴にはまっていないか、ゆっくり確認することにします。
「解いて損はない」という言葉に嘘はありませんでしょう!
長篇はいつも敬遠している皆さんも、是非是非挑戦を!
わかんなかったら全国大会に参加して、いのてつさん本人にヒントを貰いましょう(^^)
大学院クラスのマニアの方々はさておいて、中級者の方は表紙の解答を是非。
太地先生の棋聖逆転奪取と王座挑戦(ただし奪取はご勘弁を)も祈って。
胸に付けてるWマークも空しく敗れてしまいましたねえ。
表紙用に一作投稿してみたんですが、採用されるかなあ。
院3、解けたと思うんですが、解答を書くとなるとゲッソリします。
上手に略記してください。
やさ院の解答でいろいろやってみましたが、
手数だけだと数え間違いや誤記を救済できない等の問題がおきます。
なので解答方法については色々指定せずに解答者にお任せするのが一番としています。
Kifu.exeで入力して手順出力させるのが簡単かと思いますが、逆に採点はうんざりしますなぁ。