風みどり 将棋世界1976.11
上図はオイラの将棋世界初入選作。
作意は易しい9手詰なので省略。
それにしてもよくぞ勝浦修先生はこの図を採用してくれたもの。
恩人です。
後で、いきなり狙いの飛車打ではしょうもないだろうと頭2手を追加。
捨駒が一つも出てこないのでは情けないと、歩合ではなく角合にして、その角を歩に交換する順を入れた。
その改良図を「風みどりの玉手箱」で公開した。
そのまま静かにしていれば幸せでいられたのかも知れない。
ある日、詰パラから原稿依頼が届いた。
700号記念号に「私の初入選」という特集を組むので、おまえも書けという。
9手詰をそのまま出すのはあまりにも恥ずかしいので、改良図の方を出した。
それから2年後、突然こんなtweetが流れてきた。
パラ700号掲載「私の初入選」にある風先生の将棋世界初入選作(1976年11月号、9手詰)の改良図は、将棋世界1984年12月号宿利誠17手詰と同一ってどこかで指摘されていましたっけ? pic.twitter.com/mKrDxPw2Nr
— EOG (@EOG10) May 6, 2016
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
宿利誠 将棋世界 1984.12
せめて……もう少し早く教えてくれたら記念号で恥ずかしいことをしなくてすんだのに……と心が折れそうになったときは、次の呪文を唱えよう。
それでも、私は改良する
なお、この話は6年前にも書いたはずです。
暇な人は探してみてください。