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看寿賞

看寿賞の速報が出たのですね。

平成23年度看寿賞は次の通りです。

選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。

短編部門:谷口源一 作(将棋世界8月号)

中編部門:該当なし

長編部門:若島 正 作(パラ664号、大学院)

(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)

長編部門:真島隆志 作(パラ667号、大学院)

(詳しい解説はパラ平成24年1月号を参照)

長編部門:井上徹也 作(「特異点」、パラ668号、大学院)

(詳しい手順・解説はパラ平成24年2月号を参照)

特別賞:該当なし

 

引用元: 看寿賞.

なんと大学院から3作!
驚きです。
しかもすべて下半期から。

半期賞に選んだ2作が含まれていて、担当者としてはちょっと安心。
半期賞に選べなかった井上作が選ばれたことは本当に有難いと思います。

作者の皆様、おめでとうございます。
そしてあらためてありがとうございます。
是非是非また大学院に作品をお寄せください。
(看寿賞受賞作家は受賞後第1作を大学院に投稿しなくてはならないという規定を設けたらどうだろう)

ところで中篇が「該当無し」は意外でしたね。
中篇はテーマも仕上げ方も豊富だから審査員の票が分かれてしまったのかな。
若島・真島作が中篇的なテーマなので比較されてしまったという可能性もあるなぁ。
(もっとも若島・真島作が中篇手数で纏まったらそれこそ神局です)
いずれにしても7月号が楽しみだ。

選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。

詰パラも商売が上手くなったねぇ。7月号は来年の看寿賞候補作も満載に違いないので絶対にお買い得です。

ところで「(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)」なんかもバックナンバーを売ろうという戦略なのだろうか。
そこまで考えていないだろう思うので、パラ読者でない方の為に大学院の解説ゲラを公開してしまおうか。
いや、どうせここを読んでくださっているのはパラ読者だろうしなぁ、意味ないかな?

結果院1201その3
結果院1110その2
結果院1202その2

Twitter / @propara: 詰将棋の作り方について

twitterで若島正さんがつぶやいた「詰将棋の作り方」。忘れないようにメモメモ。

詰将棋の作り方について、その1。子供のころに初めて読んだ詰将棋本、北村研一の作品集に、詰将棋創作法が書いてあった。そこで憶えているのは、「平行移動法」。真似をして作ろうと思っても、何もできなかった。今思えば当たり前か。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方について、その1。子供のころに初めて読 ….

詰将棋の作り方その2。『盤上のパラダイス』で、詰将棋はどうやって作るんですかという当時中学生だったKくんのお便りを紹介した。そしてつい最近、ある詰将棋ファンと話をしていて、そのKくんは現在朝日新聞社にいることを知った。今でも詰将棋作っているんだろうか……。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その2。『盤上のパラダイス』で、詰将棋 ….

詰将棋の作り方その3。コンピュータに詰将棋を作らせたいと考えている方から質問を受けた。作るときは逆算ですか、それとも正算ですか? 答えようのない質問で、もちろん、どちらでもない。それはどちらも、詰将棋作家なら誰でも持っている技術にすぎないから。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その3。コンピュータに詰将棋を作らせた ….

詰将棋の作り方その4。実は、詰将棋を作ることは難しいことではなく、どんなものだって詰将棋になる。早い話が、頭金まで1手詰でも、定義上は詰将棋である。要するに、作っている人間にとって、それが作っておもろいかおもろくないか、というそのことしかない。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その4。実は、詰将棋を作ることは難しい ….

詰将棋の作り方その5。技術はあくまでも技術でしかない。「推敲」というのも難しいところで、駒を減らす努力とかを強調しすぎると技術論に陥る。それよりも、やりたいことをやりたいようにやるのがいいし、たぶん詰将棋はそういうところがいちばん大切。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その5。技術はあくまでも技術でしかない ….

詰将棋の作り方その6。当然ながら、過去にどのような作品があったかを見ておくことが必要だ。解いてみて、並べてみて、これおもろいなー、と思うかどうか。こんなのを自分でも作ってみたい、というのが、詰将棋を作るようになる最大のきっかけ。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その6。当然ながら、過去にどのような作 ….

詰将棋の作り方その7。つねに高望みをすること。たとえば、飛を捨てる作品を作っているときに、もう1枚角も捨てたい、と考えるとそれだけで跳ぶバーの高さが上がる。こちらからみてつまらない詰将棋というものは、たいてい、何も欲望していないように見える作品である。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その7。つねに高望みをすること。たとえ ….

詰将棋の作り方その8。新しい作品を作るときには、つねに自分の頭をリセットしてチャラにすること。「作風」とかにこだわることほど、自分を狭めるものはない。そういう癖のようなものは、放っておいても、知らないうちに作品のどこかに出てしまうものだから。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その8。新しい作品を作るときには、つね ….

詰将棋の作り方その9。妄想をたくましくすること。結局はこれに尽きるのかもしれない。そんなうまい手順が成立するわけないよ、と思っても、実は理屈として無理なものを除けばたいてい成立するものである。要するに、そういう一見ありえないような夢を見ることができるかどうかだ。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その9。妄想をたくましくすること。結局 ….

詰将棋の作り方その10。作り方が具体的に教えられるのは、前例がたくさんあって、ユニットを組み立てればできるようなものである。わたしは詰パラ会員になった頃、田中至氏の「煙詰の作り方」を読んで、ふーん、こうすれば煙詰が作れるのか、と感心したものだ。作り始めは誰でも人真似がしたくなる。

引用元: Twitter / @propara: 詰将棋の作り方その10。作り方が具体的に教えられるの ….

と、ここまで作業して、こういうのは加藤さんがもうやってくれているかなと思ってみてみたら、ちゃんとまとめてあった。
……せっかく手間かけたので、このままうpします。

この玉手箱にも一応「詰将棋の作り方」についてのテキストはある。
以前は加藤さんトコからもリンクしてもらっていたのだけれど、内容が古くなったり、リンク切れがあるから削除されちゃったみたいだ。
そのうち、書き直そうかな。

詰パラ 1月号

表紙

これは見事な作品。
金子さんでなくても再投稿するでしょう。
可愛くて仕方ない孫娘みたいな作品。

詰将棋学校

1月号は解答者数も増える月だ。でも昨年よりもっと増やして景気よく新年を始めたい。
それに新しい解答者も増やしたい。

そういう担当者の期待を背負った作品がたくさん展示されている。

大学院は不成の第一人者岡本眞一郎さんがトップバッター。
ずいぶん前に投稿頂いたのだが、トップバッターに起用したかったので撰題が遅くなった。
申し訳ありません。
そして、昨年も1月号に登場頂いた山崎健さん。
これはみるからに楽しいカラクリが解答意欲をそそりますね。

お、大学に吉村達也さんが登場している。
懐かしいです。

おぉ、短大の若島正さんの作品は見た事あるぞ。
→これだけで、ヒントになる人にはなってしまうかも。

小学校。
ベテランからすっごく若い人までバラエティに富んだ撰題。いいなぁ。
今年はがんばって解答送りますね>石川先生
(本当は作品送りたいんですけど…)

短期段位認定特別懸賞

「短期」って今回だけでしょ?
ま、いいけど。
毎回、この出題陣は楽しみだ。

今回も、金田秀信!谷川浩司!!岡田敏!!!と豪華。
岡田さんは表4で特別懸賞にもでている。
すごすぎです。

この催し、水上編集長の作品も見られるので好きです。

全邦釘さん結婚祝賀詰

結婚、おめでとうございます。

全さんとは「全詰将棋の杜」の頃から長いおつきあい。
いまもtwitterでもfacebookでもよくお見かけするので身近に感じます。
でも、直接お会いした事はないんだよな。

また鋭い短編をみせて欲しいなぁ。

おや、祝賀詰が盤面曲詰とは親切な。
解かなくてもいいじゃん。

大学院結果稿

「ここ数年でもっとも難解」と評された真島隆志作を解説する為に、いつもより5割増しの6頁。
それでも紛れや変化はほとんど切り捨てざるを得なかった。

解説もメインテーマのところのみ。

実際には解説にも書いたとおり、主題が終わってからの方が難しいのだけれどバッサリ切り捨てた。
変化ハをちらっと見るだけでも片鱗は感じて貰えるはず。

誤解者がでた部分の紛れは記述するようにしているのだけれど、今回は主題を過ぎてからの誤解者はいなかったのです。
(無解者だけ)