先日、見知らぬIDの方から、次のようなメールを頂いた。
別に個人的な内容ではないので、全文公開してしまおう。
「『現代詰将棋』活性化及び未来に届けるに関する一考察」
-「2011パラ11月号、奉納「詰額」を訪ねて漫遊する」に寄せて-
この度、門脇さん努力により「四百人一局集」は詰将棋文化の継承が四百年と謂うのを意識しました
奉納「詰額」を訪ねて漫遊するという案には、後人への継承をより楽しくする切掛けになるでしょう
その奉納作品を決定するに当たり、如何にして候補作を決めればよいか! その決める方法は?
案件については、年間の発表の全ての発表作の中より、各部門ベストテンを順位と共に決め大賞を選別します
手段としては、各支部例会にて全発表作品を年間表彰顕彰の対象とし、全支部投票の按分にて決定します
彩棋会(札幌) 詰とうほく(仙台) 詰工房(東京) 長野会(松本)
駿棋会(静岡) 香龍会(名古屋) 創棋会(大阪) 詰備会・詰陽会(岡山)
詰四会(松山) 九州G (博多) 棋楽会(東大阪) ACT(京都) 他
詰将棋文化を未来永劫に残すのは、他に詰将棋年鑑と云う手元で見えるものとしても、良いのでは!
詰将棋全国大会での承認を得て、「年間ベストテン年鑑」の名を著して毎年、全詰連より臨時発行します
(著作権は全日本詰将棋連盟の権利とし、その売上は全て月刊詰将棋パラダイスに/「詰額」奉納の補助金とします)
全作品の発表が全て整った処で、3月から各支部例会にて候補作を推薦し貰い、各順位付けの決定を5月に取纏め
5・6月に全詰連及び詰将棋全国大会実行役員により全支部の総計を集計します
詰将棋全国大会にて、各部門年間ベストテン10作を発表・表彰(看寿賞とは別に)します
大賞作品を全国大会後、大会近くの神社へ奉納し、順次全国奉納「詰額」していきます
また大賞には例えば「諸兄賞」などと冠して、価値を高め讃額に華を添えると云うのも如何なモノでしょう
著作権については発表紙事前了承を得て置く必要有るでしょう、まぁ作者には年鑑贈与で了承を得うるとして
顕彰及び著作権料としては、年鑑の1部を譲与(都合にて半額とかに為るかもしれない)可能であればします
巻頭或 末尾に各支部例会の推薦人名簿を附記すれば、参画意識として或る程度の部数は事前に見込めるでしょうか
波及効果として各支部の活性化及び増会を促進、若人の参加、亦 多くの発言の機会が設けられれば尚よし
古今 和算家の算額を巡る旅とも併せて「全国讃額マップ」等作成すれば、対象も増え少しは盛り上がるやも
- 年鑑抱えて 諸国漫遊 詰額の旅 -
2011NOV
草案 閑雲野鶴関雲長
一読、なぜこの文章をオイラに?と理解できなかったが、よく見たら「2011パラ11月号、奉納「詰額」を訪ねて漫遊する」に寄せてとちゃんと説明が書いてあった。
そういえば11月号の撰題の言葉で「詰額」って言葉造った記憶がある。
撰題の言葉を書くのは9月の末頃なので、イイカゲンな私は何を書いたかあらかた忘れている。
それでぴんとこなかった。
しかし、刺身のツマのような撰題の言葉でも、このような反応があると嬉しい。
解答の端にちらっと書いてくれる方もいて楽しく読んでいます。
結果稿の中にはなかなか反映できないのですが。
「詰額」の話は、11月号院10深和敬斗さんの【浪漫飛行】の作者感想に触発されて思いついた事です。
これについては2月号の解説まで中身は秘密という事にします。
年間ベストテンとか詰将棋年鑑の話は要望がありますよねぇ。
私も構想は持っていますが、それはまたあとで書こうかな。
この構想が実現化し始めたのは嬉しい限り。
現在、2010年と2011年をまとめた「この詰2012」の編集作業が進んでおり、来年の7月、全国大会で発売予定です。
オイラも1本、原稿を書いても良い事になっているのだけれど、まだ霞のような状況。
「この詰2010」に掲載された「超短編における中合対策の研究」と同様に、このブログでの連載を纏め直して投稿する予定。
来年、がんばろう。