詰将棋雑談(43) 銀と玉のダンス

飛車をベースにした、銀と玉のダンスで優秀作を勝ち取ったあとれい作。
岡本さんから同想の作品のご教授があった。
いずれも短編だが、作意を並べられるように動く将棋盤にして読者の便に利したい。

吉田健『嬉遊曲』第39番 詰パラ1972.8

初手は持駒を整える付け足し。
銀2枚で32→12に移動。

角建逸 詰パラ 1978.12

恐らく吉田健作を一段目でできるのではないかと創作したのでは?
同じ方向だと22銀から33銀とする余詰筋が強力なので逆方向に動かすことにしたと想像する。

これだけでは手抜きだと言われかねないので、さらに検索してみた。

中出慶一 詰パラ 1997.6

銀を4枚とも移動に利用したいと考えるのが人間の自然な欲望だ。

坂東仁市 詰パラ 2007.9

移動に使う銀は3枚に抑えて、スッキリと表現。

谷川浩司『月下推敲』第74番 将棋世界 2010.11

谷川名人は欲望に忠実。4枚とも成捨てる。
最後に飛生の筋が出てきてニヤリ。

さらに、つい最近twitterでも、同じ筋を見た。

手順は坂東作を一段上に移動しただけ。
64飛は成れないので、坂東作の余詰防ぎの63飛に当る駒が不要なのがスマート。

堀内真 詰パラ 1998.1

移動とは違うので外していたけど、やはり好きなので追加!

「詰将棋雑談(43) 銀と玉のダンス」への4件のフィードバック

  1. 本作が詰パラ初入選作(短編競作展)。なので、吉田さんの作を含め何も知らない状況で投稿しています。
    解説の清水一男氏にちょっとホメられたのがうれしく、ますますヤル気が上昇したのを覚えています。

    1. そうでしたか。全然私の予想ははずれていますね。
      それにしても「初入選から可愛げのない新人」のはしりだったんですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください