中編名作選
昨年の「短篇名作選」の続編。あちらは選者として参加していたので,自分の担当分の苦労があったが,今回は純粋に完成を楽しみにしていた。
それにしても,よく間に合ったもの。
しかし角さんが会場到着が遅れるというハプニング。いい落ちでした。
で,驚いたことに拙作が一つ拾っていただいている。
とても名作の名に値しない作品なので恥ずかしいが,正直なところ嬉しい。ありがたいことです。
(読者の皆様には申し訳ないが)
知っている作品もたくさんあるが,知らない作品もたくさんある。
これは盤に並べる必要があるなぁ。
それにしても,林雄一はみんな言っているけど,本当にいい。
藤沢英紀もいいなぁ。
解説文もみなさん気合入っているような気がする。
詰将棋入門
新刊は今年は数少なくて「中編名作選」の1冊だけ。(「詰将棋会解答選手権2018」も間に合わなかった)
で,もう1冊購入したのは石川和彦「詰将棋入門」のリメイク版。
これはヤン詰を担当していた石川さんが詰パラで35年前に連載したもの。
この復刻版はパラのコピーを孔版印刷したもので,ちょっと読みにくい。(A5判で字がちょっと大きいのはうれしい)
それを小林尚樹さんがきれいに編集しなおしたもの。読みやすい。(B6判なので字がちょっと小さいのはつらいが)
詰将棋の普及に大いに役立つ労作だと思う。
pdf版は無料配布,冊子版も300円と安価なのは凄い。(無料版の入手はこちら)
将棋謎工房
今は「みんけんひで」というお名前なのですか。
お元気そうでなによりです。
おいらも頑張らねば!
『中編名作選』、ホント良く間に合ったものです。編集している本人が言うのだから、間違いありません(笑)。
短編と中編の名作選は、詰将棋書籍の編集・出版業を営むことにしたときからの大きな目標でした。選者兼解説者のみなさんのご協力があってこそではありますが、それも自分が40年近く詰将棋に携わってきた、その人脈を全て活用させてもらってのものです。詰研でお世話になった森田銀杏さんにも、これでちょっとは自慢できるのではと自己満足しています。
自分では中編作家だと思っているので、次の『中編Ⅱ』(31手~49手)は自分自身で最も読んでみたいアンソロジーです。今は執筆してもらいたい作家に声掛けしているところですが、来年出せる保証は現在どこにもありません(笑)。
本当にお疲れ様でした。
たくさん売れて欲しいですね。
中篇IIもこの勢いで来年の大会までに完成しちゃってほしいです。
今度は1作1頁のレイアウトになるのかなぁ。
その次の長篇は想像するだに大変な事業。
51〜99手と100〜に分けますか?
長編も出したいのはヤマヤマなんですが、それも中編Ⅱが出てからの話ですね。
まずは、何作を収録するのかの見通しを立てないといけませんから、実際にどれくらい候補作があるのかを調査しないといけません。
ちょうど大学の手数ですから、当該年間の大学入選全作リスト、近代将棋の同等のリスト、それに加え、デパート、特別懸賞等の作品をもらさず、リストアップするところからスタートでしょうね。
たぶん、たま研の際にも、ご協力をお願いすることになるかと思います。