著者の綾瀬研とは高坂研さんリスペクトの変名かと思ったら綾瀬研究会ということらしい。
馬屋原さんは足立区から埼玉県に引越したから會場さん主催の研究会ということかな。
斎藤慎太郎八段に「超一流詰将棋作家の方々」と呼ばれているとおり、メンバーが豪華だ。
- 馬屋原剛
看寿賞1回、半期賞3.25回 - 久保紀貴
看寿賞2回、半期賞4.25回 - 太刀岡甫
半期賞2回 - 藤原俊雅
半期賞1回 - 岸本裕真
半期賞0.75回
3人の半期賞取得回数が有理数なのが気になる。4人の合作ということなのだろうか。
3人で合作したらどういう表記になるのだろう。7人だったら……。
このシリーズの前作が『1・3・5手ランダム詰将棋』。
こちらも面白かったが、『3・5・7手』になって内容が格段に良くなった。(難しさはむしろまろやかになったように感じる)
馬屋原さん、久保さんは安定の面白さだし、藤原さんは別格の落ち着きがあるが、太刀岡さんの作品がぐんと面白くなった。新しく参入した岸本さんは、まだ緊張して遠慮している感じ。
オイラのお薦めは
第1章 004,026,027,034
第2章 045,049,059,063,067,075,080
第3章 089,091,115
第4章 133,136
第5章 173,184,197
う~ん、お薦めというより、解くのにひっかかった作品という感じか。
ちょっと多かったな。
いずれにせよ独習指定文献に指定されることは間違いない作品集だ。
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将棋情報局で送料500円を払えば、棋譜データとpdf冊子『打歩詰の世界』が入手できる。
『打歩詰の世界』は久保紀貴さんの論考で、『この詰2019』に掲載した「構想の最前線」の要約版といったところか。(でも新しい図も紹介されていた。リライト版?)
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