詰将棋入門(213) 清貧図式でもう一マス遠くから

小西逸生『将棋紫雲英図式』第67番 将棋世界1970.11

生の飛車と歩だけのサッパリした初形。
持駒も粘り気無し!

前回と似たタイトル。今回の方が易しい。

まずは手なりに進めてみよう。

53角、22玉、31角打、12玉、14飛、21玉、

【失敗図】

打歩詰。
行き止まりだ。
この局面で53角が邪魔駒になっていることに気づくだろうか。
もし53角なかりせば、22歩から11飛成まで。

初手に打ったこの角を、どう消し去るかが本局の主題。

64角、

まず初手をもう1マス遠くから打つ。
この意味は後で判る。

   22玉、31角打、12玉、

ここで14飛では21玉で打歩詰。
そこで1歩をここで使う。

13歩、11玉、55角、

13歩と打って玉を角のラインに誘導し、55角と捨てる。
これが64角とした理由だ。
53角では44角と捨てることになる。
すると同飛で四段目に飛車が利いてきて14飛ができなくなってしまうのだ。

   同飛、12歩成、同玉、14飛、21玉、

これで解決。
初手の限定打と13歩と1歩使ってまるで粗大ゴミのように有料で角を捨てるのが面白い。

22歩、31玉、11飛成まで15手詰

中合の変化も確認しておこう。
2手目53桂合だと……

64角、53桂、同角成、22玉、31角打、12玉、
14飛、21玉、33桂、

逃げ道を開ける打歩打開手筋が炸裂する。

46歩は2手目42歩合を避ける意味。

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