百田某の『日本国紀』の間違いを指摘した本。
オイラは『日本国紀』は読んでいないが、こちらを読んで……要はトンデモ本の一種なんだなと理解した。
トンデモ本を世に出して広めた幻冬舎の罪は大きい。まぁ、金が儲かればなんでも出すという方針は一貫している。百田某だったら「国賊」とか言うんだろうけどね。
朝日新聞が嫌いなところとか百田某とは意見が一致するところもあるのだが、『日本国紀』は読まないことにした。
日本史については高校までしか学んでいなかった。(かつ高校で学んだ記憶は事実として何も残っていないので実質中学までか)
大学でも日本史で学んだのは田沼意次のみ。(これは抜群に面白かった)
なので、それから定説が変わっていた話は色々勉強になった。
ただ、ただ、読了して思うのは、やはりこのような批判本—『日本国紀』に寄りかかった本は悲しいなということ。『日本国紀』が絶版になったら、宙に浮いてしまうのではないかなぁ。
–調べてみたら『日本国紀』は文庫にもなっているし、愛蔵版もでているようで……売れているんだなぁ。
この本もすごく面白かったのだが、話の枕として「鬼滅の刃」とか「ポケモン」などが取り上げられているのが気になった。十年もすればなんのことだかわからなくなりそうな話題をなぜ持ち出すのか理解に苦しむ。
本は千年読み継がれるものを目指して書き綴ってほしい。読み捨てられるネットの記事や週刊誌の記事とは違うと思うのだが。
追伸:松田さんがコメント書き込めるように、本のエントリーを書きました。このエントリーのコメント欄に「いっこの積木」のコメントを移動させていただきます。
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『狂気の西洋音楽史』という本が面白かったです。詰将棋の危険性に通じると感じました。
『上達するヒント』
羽生善治著が棋書としては優れていると思います。
『日本国紀』には将軍が詰将棋を作ったという記事があるんですよ。そこだけでも立ち読みして下さい。
私も高校の時になんで日本史の教科書に載っていないんだと憤慨した記憶があります。詰棋ストあるあるですね。
『BIG MAGIC「夢中になる」ことからはじめよう。』
エリザベス・ギルバート著が面白かったです。詰将棋作家のあるべきスタンスとして参考になります。
『あなたを陰謀論者にする言葉』という本が面白かったです。トンデモ本の歴史ともいえる著作です。
『日本の民主主義はなぜ世界一長く続いているのか』
竹田恒泰著。
実は将棋はそんなに日本的ではないと思う。
『パワハラ依存症』
加藤諦三著。
将棋はパワハラ依存症の傾向があると思う。
『誰も書かなかったリベラルの正体』
落合道夫著。
思想的にこれはおさえておきたい。
『やめられない心』は今まで読んだ本の中で一番感心しました。将棋、麻雀はかなり中毒性が高い。
『カルト教団太陽寺院事件』谷川17世名人とかいうけど家元制とは別ですからね。将棋の宗教戦略のカラクリがよく分かる一冊です。
利口な人は、自分の賢さを他人が感心していると思っている。利口な言動で、人の裏をかいたり、人を利用したり、困らせたりする。だが、尊敬の対象となるような知的な人とは、他人を脅かすためでなく、他人の欲求に応えるために知性を使う人である。利口さやこずるさ、抜け目のなさは、尊敬ではなく脅威の対象となることが多い。本当に知的な人ではなく、ペテンや策略を使って、ものごとをかわしてきた人だろうと、相手に人格や知性を疑われる材料になるだけだ。
『この人はなぜ自分の話ばかりするのか 応用編』
ジョーエレン・ディミトリアス著
将棋の人に読んで欲しい一冊だな…。
すごい読書量ですね。
読書メモ2は11月20日(日)の予定です。
最近、少し良い本を読めるようになりました。若いころは『麻雀放浪記』とか酷い本に熱中してました…。
『麻雀放浪記』は傑作だと思います。
1巻の冒頭とか物語に引き込む力の凄いこと。
また何巻だか忘れましたが、蕎麦に七味を一缶全部掛けて食べるシーンとか「リアル感」とは何であるか印象に残っているシーンです。
そうですか。どこに注目するかですね。私は「この世の中にはボスと奴隷と敵しかいない」という台詞に感化されました。ベースには米長邦雄の人生論の悪影響があったのかも知れません。
『GHQは日本人の戦争観を変えたか』この本を読めば阿佐田哲也の小説もより楽しめるかと思います。
百田某の『カエルの楽園』は面白かったですが。まあしかし矢倉37桂46銀戦法がコンピューターによって否定されたから昔の定跡書はすべてトンデモ本なのですが…。
『キリスト教は邪教です!』トンデモ本がトンデモ本を語るという趣がありますが、私はこれくらい言われなければ分からないくらい将棋、麻雀を神聖視していました。
普通の人はそんなにカルト的なものに騙されないのかな。
『ドリアングレイの肖像』若い人は名作古典を読んで欲しい。
『「なりたい自分」になる一番いい方法』この本は名著という評判です。