近況など雑多に(16)

紅白歌合戦

 大晦日はライジンが無いと思って今年は紅白歌合戦を聞いていた。(あとでABEMAでやっていたと知った)
ここ数10年は紅白で新しい歌手の名前を知って、次の1年は「アレクサ、○○の曲かけて」とお願いするパターンだ。

あいみょんも紅白で知ったんだと思う。その後は緑黄色社会とかAdoとか……、昨年はYOASOBIがお気に入りに入った。今回の紅白でも一人よさげな歌手を見つけたが、名前がローマ字だったので覚えられなかった。
 ゆずがナツメロ枠で登場するようになったんだなぁ。加山雄三も出ていたのは驚いた。歌手界の山田修司と讃えよう。

鶯宿温泉

 正月は温泉でのんびりし尽くした。仕事も持っていったのだが、何もしなかった。温泉に入るか食べるかゴロゴロする。

 初めて泊まる宿。というか盛岡で下車すること自体が初めてだ。

 料理が贅沢でかつ美味かった。左端は長芋の炭火焼き。翌日には大根の炭火焼きもでた。

 花巻の大沢温泉を再訪したいのだが、位置は東京からみて仙台と盛岡の中間ぐらいなのに、盛岡は新幹線が停まるので東京から2時間弱で着くのに花巻は4時間強かかるようだ。地図上の距離と実際の距離の違い。誰か移動時間に基づいた地図を作ってくれないかな。(これが近いのかな?)

佐々木聡さん来訪

 その盛岡から佐々木聡さんが先日つみき書店を訪ねてきてくださった。
 お土産をいただきありがとうございました。

 話の内容は公開して良いのかどうか不明なので書けないが、楽しいひとときを過ごさせていただいた。

 佐々木聡というお名前をきいてもピンとこない読者もいるだろうか。
 筆者がはじめて詰パラを入手し、そのとびきり濃厚な世界に触れたのは1976年4月号。通巻243号だった。その号に結果発表が載っていたのが佐々木聡作「般若」だったのだ。玉座で詰上がる煙詰である。(図は近いうちに詰将棋入門で取り上げるだろうから略)

 ご本人は金成憲雄さんと知り合って影響を受けた所為だとおっしゃっていたが、一流作家特有の強烈なこだわりを持っている方だった。身近な方だったら橋本哲さんと意見があうと思う。「般若」には自陣成駒はもちろん銀桂香の成駒の配置も無い。双玉なんて考えられない。検討に柿木将棋を使用するのも抵抗がある。だって昔の人は柿木将棋を使わずに創作してきた。機械の助けを借りて創作するなんて昔の人に申し訳ない。

 鑑賞にまで柿木将棋の扶けを借りている元二流作家としては、たとえ自陣成香を使っても面白い作品ができたなら発表してほしいと思うので、「上田吉一さんも双玉で余詰を消した作品を発表していますよ」と話したのだが、なかなかその姿勢は揺らぎそうにない。「般若」はなんとしても修正図を残してほしいのだけれどなぁ。

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