まだ解いていない方はこちらから先にお読みください。

第1問　河内勲

正解
42銀、同金、同角成、同玉、43金、51玉、
52銀、62玉、63銀成、61玉、52金、71玉、
72成銀まで13手詰

★角で守備駒の金を剥がしたら、後は押しつぶして寄せる基本の筋。

占魚亭　縁の下を支える54角。
空 貴人　手順を純粋に楽しめました。
松澤成俊　自然と指し手が動き心地よい。
松澤成俊　これをふまえて次の一局へ(笑)
ぎょうざパン　いきなり精算が正解なんですね。
RINTARO　サービス問題。右利きが多いかな。
竹中健一　定番の覚えておくべき詰手順ですね。
坂本栄治郎　殆んど手なりだが成銀と金と角の連係が気持ち良かった。
井上 幸夫　解いた後に２手目△４１玉▲４２銀で詰まなくて焦りましたが▲３２銀で簡単でホッとしました。

第2問　河内勲

正解
42銀、同玉、32金、51玉、42銀、同馬、
同金、同玉、51角、同玉、52歩、61玉、
62歩、52玉、44桂、62玉、63金、61玉、
52桂成、71玉、72金まで21手詰

★初手は42(62)銀が第一感。同馬は62銀、同玉、63金、51玉、52歩以下精算して52玉形で角金桂が残っているので楽勝。同玉と顔面受けになる。以下32金、51玉、42銀と精算するしかなく早くも金銀3枚を消費してしまってよいのかと不安になる。先程と違い42玉形になるだけで随分印象が異なる。43金と押さえ付けたくなるがこれが詰まない。そこで51角が好手で、解答者の心を掴んだようだ。
★1箇所うっかりしがちな陥穽もある。11手目52歩に同玉ととると19手で詰む。作意同様の21手もあるが変別の誤解となるのでご注意を。

松澤成俊　５１角がすべてといったところでしょうか。
占魚亭　54角の睨みが活きた手順。玉を引き戻す51角が決め手。
RINTARO　１は２の伏線だったのですね。43金が62銀合で詰まず、51角を発見したとき、声が出ました。
竹中健一　51角が好手でしたね。この手はあまり見ないので発見に苦労しました。
坂本栄治郎　序盤で金銀２枚角まで捨てて手が続くか心配でしたが、４四桂が強力な押さえで安心しました。
松澤成俊　第２問にはちょっと悩まされました。取った角を、即、下から打ち捨てるとは意表を突かれました。
照沙　先日、貴殿の「特別懸賞ふたつの1」を拝見し、頑張って解いてから「これ応用問題だったのかーい」と気づきましたが、もう1つを解く気力もないのでこちらだけの解答手順を送信します。

成績発表

RINTARO　河内さんの作品集『おくろう記』は持っていますが、『ひより草』は持っていません。いつか入手したいですね。
★現在は古図式の補正図作成に力を入れて既に『象戯大矢数』『象戯舞玉』『象戯勇略』『象戯駒競』の4冊を上梓。まだまだ続刊が編集中のようです。

★第1番の解答を次のように記述してくださった方が

(5∓1)二金　同金　同角成　同玉　(5∓1)三金　5一玉　5二銀　(5±1)二玉　(5±1)三銀成　(5±1)一玉　5二金　(5±2)一玉　(5±2)二成銀　まで13手　(複合同順)　

★左右対称の構図なので正解手順も2通りある。それを両方とも書きたいという努力の結果でした。でも第2番は初手で2通り、12手目で2通りに分岐しますから\(2^2=4\)通りの手順があります。同じように記述するのは難しそうですね。

★それでは当選者発表です。

	1		2
松澤成俊	○		○
山城正樹	○	当選	△
松崎一郎	○		○
坂本栄治郎	○		○	当選
寺村旺恭	○		○
占魚亭	○		○
照沙			○
negitarou	○
井上 幸夫	○
竹中健一	○		○
川石隆志	○
ぎょうざパン	○
RINTARO	○		○
空　貴人	○

★厳正なる抽選の結果、山城正樹さんと坂本栄治郎さんが当選となりました。お二人には『紅樹』を送ります。

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