大したこと書いてないんだけど、けっこう時間かかってしまうのですよ。
第6問 風みどり
正解 ☗23角 ☖33玉 ☗34角成 ☖同玉 ☗23飛成
まで5手詰
◇打った駒をすぐ捨てる角ヴァージョン。まぁ、そういうこと。
★
松崎一郎 大駒も省エネで。
まつきち 打って直ぐ成り捨てるのが爽快
占魚亭 ４手かけて玉を34地点へ運ぶ。
ぎょうざパン 角を「打って捨てる」流れが良いですね
negitarou 初手は飛車取りを防ぐ一手。その後の両王手が好きです。
空貴人 飛の横利きを遮る角を打ち、両王手で成捨てるというテーマが明快
第7問 奥鳥羽生
正解 ☗23飛成 ☖同玉 ☗12角 ☖同玉 ☗22金
まで5手詰
◇☗36角☖25合の紛れはすぐに諦めるとしても☗23角☖15玉☗26金☖24玉の紛れが悩ましい。
◇中段が主戦場と見せかけておいて基本の三手詰に持ち込む☗23飛成が切れ味鋭く見事に決まった。一手の捨駒を中心手にした作品に正面から取組む姿勢が頼もしい。解答者からも好評を得た。★★★★
占魚亭 飛成捨て一閃。
中村丈志 初手が意表を突いた。
松崎一郎 痺れた！意外性１２０％。
まつきち 吸い取り紙を連想（古いね 笑）
ぎょうざパン 連続の大駒捨て、気持ち良いです。王道の五手詰ですね。
negitarou 初手は「２三角」が第一感。三手目が好手だと思います。
空貴人 玉を左辺に逃がしてしまいそうで、飛車を捨てがたいが、あっさり捨てる初手が印象に残る。4手目の変化はいずれも好感触で、非常に洗練されている作品と感じました。
第8問 風みどり
正解 ☗32銀 ☖42玉 ☗43銀右成 ☖同飛 ☗32飛
まで5手詰
◇銀を打ってすぐ捨てるお話。初手☗32飛には☖21玉☗22銀☖12玉でぎりぎり逃れる紛れを残したくなって変同に甘んじた。
占魚亭 一石二鳥の銀成。
松崎一郎 銀の弱みを飛がカバー。
まつきち 打って直ぐに邪魔駒になる銀の捌きが鮮やか。
空貴人 銀の配置と持ち駒の飛車から、本作の作意手順の2手目は42玉で、22玉は同手数の変化手順となると思われますが、もし44の玉方の飛車がなければ、2手目22玉が唯一の正解手順となり、面白い作品と感じます。
第9問 シナトラ
正解
☗74角成 \(\cases{☖51銀左 ☗52桂成 ☖同銀 ☗64馬\\
☖51銀右 ☗52桂成 ☖同銀 ☗64龍}\)まで5手詰
◇変同利用のツイン。手順の対称性を楽しむ今までのツインと異なり、二手目の応手によって変化するのは最終手の駒種のみという新しい趣向。
作者 最終手同地点着手の例題。75馬の最終手余詰を消すために1枚置けない自分がいます。
まつきち これは巧い。
松崎一郎 トリを取るのは竜と馬。
negitarou 最終手は「６四馬」か「６四龍」か？
ぎょうざパン ２手目の応手で最終手だけが違うところは面白いですね。
占魚亭 取る銀の違いでトドメ駒が変化。同地点への着手である所も良いですね。
空貴人 2手目は、どちらの銀で飛車を取るか？本作の形であれば馬を活躍させたいと思いましたが、龍で決めるのも捨てがたいとも感じました。
第10問 柳原裕司
正解 ☗53桂不成 ☖51玉 ☗42飛成 ☖同玉 ☗41桂成
まで5手詰
◇フロントが桂、リアが飛車のバッテリー。☗53桂成の両王手があまりに自然で強力。そのため、逆に解答者は考えない。実際☖31玉でこれが詰まないのだ。では逆を突いて☗33桂成か。いや☖53玉でそれはあまりにも無謀。
◇そこで品良く美しく☗53桂不成だ。☖31玉に☗41飛成を用意している。☖46角と飛車を抜けば☗41桂成まで。逃げる☖51玉に呼び戻す☗42飛成が当然とはいえ期待通りの大駒捨て。攻方桂の連続二段跳ねがスマートに表現された。★★★
松崎一郎 目指せ要地４１へ。
占魚亭 31玉に備えて生で入る。
ぎょうざパン 桂成の前の42飛成が気持ち良いですね。
まつきち 両王手をかけないのが粋ですね。そして二段跳。
negitarou 思わず両王手したくなる初形。桂不成は意外性あり！
空貴人 31のとを取られた時のために、53桂不成の発見は容易でしたが、続く42飛成と41桂成の流れは意外な感覚でした。